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YOXO 事業創造デザインワークショップ開催レポート

こんにちは!SSDCデザイナーの山下です。

この記事では、2022年11月10~11日の2日間わたりに開催された「YOXO 事業創造デザインワークショップ」のレポートをお伝えします。




はじめに

一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)は、横浜市様・横浜未来機構様主催の「YOXO 事業アイデア創出ワークショップ」において、「事業創造デザインワークショップ」を運営致しました。

YOXO事業アイデア創出ワークショップは、横浜市にイノベーションを起こすアイデアを持った人を増やすことを目的に、横浜市と横浜未来機構が運営するワークショップ群です。

↓YOXO 事業アイデア創出ワークショップ

↓SSDCリリース文



ワークショップ概要

事業創造デザインワークショップ」は、困りごとを起点として新たな価値を創出する手法を体感して頂くもので、SSDC「事業創造デザインプログラム」のBasicに相当するワークショップを受講いただきました。

11名の参加者が2日間にわたり、事業アイデアを創出するためにデザイン思考ジョブ理論などの手法を活用し、ユーザーの抱える課題の本質に迫っていきます。

横浜未来機構様よりご縁を頂いた富士フイルムビジネスイノベーション様の素敵なセミナー会場をお借りして、フルオンサイトで開催しました。

Day1の様子
富士フイルムビジネスイノベーション様の会場にて

ワークショップ1日目

1日目は下記項目に沿って、座学と個人ワークを中心に進めていきました。

まずは本ワークショップ内でアイデアを考える対象の「困りごと」を選定。その後、フレームワークを活用して困りごとが発生する時にどのような状況に置かれているのか?ユーザー視点で課題当事者の状況にフォーカスを当てていきました。

■1日目のAgenda
・デザイン思考のプロセスを概観する
・解くべき問題を発散・収束する
・ペルソナ・Customer Journey Mapで課題当事者にフォーカスする


発散⇒収束」はワークの際に何度も体験してもらうことで、発散と収束を意識的に使い分ける重要性を実感して頂きました。

発散と収束はふだんの会議でも意識的になることで、グッと生産性が高まります!


初期段階では特定の一人にしっかりと価値を感じてもらうサービスを作ることが重要。困りごとの当事者の特徴をペルソナを活用して可視化しました。


困りごとはどのような状況で発生しているのか?Customer Jounery Mapを使いながら、困りごとの当事者が置かれている状況を4つの視点(ステージ・接点・行動・感情/思考)で具体化しました。


また1日目の最後にグループを作り、個人で深堀した「困りごと」を共有し、Day2にアイデアを検討する「困りごと」をグループで1つ選定頂きました。

みなさん真剣な眼差し

ワークショップ2日目

2日目には、下記の項目に沿ってグループワークを行いました。
1日目に選定した「困りごと」をもとに、どのような課題を抱えているのか?ジョブの視点を使い課題を定義します。
最後に課題を解決するアイデアを考え、全体フィードバックを行いました。

■2日目のAgenda
・ジョブの視点で課題定義する
・ソリューションアイデアを考える


ユーザーの本当の欲求を見つけるには、機能的な側面だけではなく、感情的な側面もしっかりと捉える必要があります。これをジョブ理論をもとにお伝えしました。

発散したジョブを整理しながら、ソリューションアイデアを作り込んでいきます

最後にグループでアイデアを発散し、収束する際は「ユーザーにとって役に立つか(価値を生み出せるか)」を軸にアイデアを選定しました。
選定頂いたアイデアをその場でスケッチにまとめて、全体でフィードバック。みなさんの熱量が冷めやらぬ中、2日間のワークショップが終了しました。


ワークショップの終わりには、事業創造デザインプログラムAdvancedの卒業生で、HSP(高感受性)の方の困りごとを解決する事業「HAPPY相談室」を横浜で構想中の土井優里花さんから、事業アイデアのショートピッチを行って頂きました。

「3か月で100人はインタビューしました」という土井さんの静かな熱量が、
受講されたみなさんに大いに刺激となりました。


終了後の交流タイムでも、みなさんの熱量は冷めず。退館時間ギリギリまで情報交換が行われていました。



受講頂いた方からのレビュー

今回のワークショップを受講頂いた方の属性内訳は、以下の通りです。

参加者の属性


事後アンケートでは、以下のようなコメントを頂きました。
受講頂いたみなさん、ありがとうございました!!

■学びや気づきの活用可能性
・今まではマーケット規模などから新規サービスの企画を行ってきたが、今後はもっと「誰かひとり」に寄り添った視点を企画の段階で組み込みたいと思います。また、発散→収束は事業創出以外でも意識すべきことなので、日頃のミーティングなどから意識して活用させていただきます。

・今後の社内新規事業運営や自分の新規事業検討の際のフレームとして活用したい。

・インタビュー100!(イノベーターとしての熱意)

・複数人でのワークはもちろん、一人での設計作業にも収束発散やジョブペルソナなどは活躍できそうです

■本日の感想
・すごくわかりやすかったです!!
新規事業って樹海の中を地図なく進む...みたいなイメージがあったのですが、こんなふうにフレームがあるとすごくわかりやすくなるなと感じました!雰囲気づくりから、何から何までありがとうございました!!

・講座内容も良かったですが、一個人の質問にたくさんお答えいただき、大変良い勉強の場となりました。ありがとうございました。

・素敵なメンバーと出会える機会をいただけたことに感謝しています。事業創出全体について学びたいのでSSDCのイベントなどにも参加させていただきたいと思います。



SSDCの活動について

SSDCは「人と社会の幸せな未来のために」を理念に、社会課題解決や夢の実現のための事業創出を目指して2019年に設立された一般社団法人です。


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