事業創造デザインプログラム2024Advancedスプリント3 (9/27, 10/11)開催レポート
こんにちは。今回はSSDC 企画運営メンバーの田上(たがみ)から開催レポートをお届けします。
この記事では、2024 年9 月27 日(金)および10月11 日(金)に開催されたSSDC 事業創造デザインプログラム2024 Advanced スプリント3(Day5,Day6)の開催レポートをお伝えしていきます。
少しでも、当日の熱量を感じていただけますと幸いです!
【この記事はこんな方におすすめ】
社会や地域をより良いものに変える事業を創造したい方
新しいことを自ら考えるのが好きで、それをカタチにしたい方
地域に根ざした具体的な課題をお持ちの方
はじめに
事業創造デザインプログラムとは、産・学・地域のイノベーターが、社会や地域の課題を解決するビジネスアイデアを構想し、実現するためのプログラム。
SSDC 主催で2019 年から開催しており、今年で6 年目を迎えるプログラムです。
2024 年度のAdvanced では、7月から11 月までの約4 ヶ月間をかけ、受講生たちは社会課題・地域課題解決のビジネスコンセプトの構築に取り組んでいく予定となっています。
2024年度事業創造デザインプログラムに関する詳細については、SSDCホームページにある特設サイトをご覧ください!
Advanced スプリント3の概要
Advanced スプリント3 では、これまでの学びを活かし、事業アイデアをさらに発展させることを目的としています。このスプリントでは、事業アイデアのソリューション仮説を再検証し、MVP(Minimum Viable Product)の作成やピッチ資料の作成に取り組むことで、最終ピッチへ向けての準備を進めていきます。
これにより、受講生は実際のビジネス化に向けたステップを踏み出すことを目指しています。これまで自分が考えてきたアイデアとその背景にある自身の熱意をピッチという形にして他者に伝えフィードバックを得ることにより、アイデアと自分を見つめなおし完成度を高める機会を得るチャレンジです。
Day5(9月27日(金))
Day5 は「中間ピッチ」としての役割を果たし、これまでの取り組みの成果を他の参加者やメンターに向けて発表する機会となりました。参加者は、自分たちの事業アイデアの中核を再確認し、誰がどのような課題を抱えているのか、そしてどのように解決しようとしているのかを端的に伝えることを目指しました。これは最終的なピッチの練習の場でもあり、練習の場を通じて発表者が感じたことや他者から得られたフィードバックを基に事業アイデアを洗練させる重要な機会でした。
17:00 - 18:30 オープニングおよび中間ピッチ(前半)
4 つのルームに分かれて、各チームが約4 分のプレゼンテーションを行い、他の参加者とメンターからフィードバックを受けました。緊張感と期待が入り混じった雰囲気の中、各発表者は自らのアイデアを精一杯伝える努力をしました。誰のどんな課題を解決したいのか?なぜ、あなたが取り組
むのか? 各参加者が検討を続けるテーマの本質を問う質問が投げかけられます。
18:35 - 19:45 中間ピッチ(後半)とフィードバック
休憩を挟み、異なる参加者・メンターに対して2 回目のピッチを行いました。前半で得たフィードバックを反映し、より良い形でアイデアを伝えることに挑戦しました。異なるメンターから新たな気づきを得るだけでなく、改善点を取り入れた発表によりメッセージの伝え方に関する気づきにも
つながりました。
20:05 - 20:45 スプリント2 の振り返りと相互フィードバック
各チームがこれまでの活動を振り返り、スプリント2 の自己評価とともに他のチームとのアイデアの共有とフィードバックが行われました。特に、Day4 からDay5 の流れを確認し、事業アイデアの進化を確認するプロセスが強調されました。
20:45 - 21:00 クロージング
セッションの締めくくりとして、次回に向けての予定とQ&A セッションが設けられ、最後に参加者全員で記念撮影が行われました。チーム全員の笑顔が、この日の達成感と次に向けた高揚感を物語っていました。
Day6 — 10月11日(金)
Day6 では、主に中間ピッチの振り返りと最終ピッチに向けた課題・アクション共有がテーマとなりました。誰の何の課題をどのように解決するかの絞り込みを続けるとともに、事業アイデアをビジネスに昇華するためのビジネスモデルおよび収益計画を議論しました。新たな挑戦に向けた準備が進む中、各チームのエネルギーと団結力が一層高まる様子が感じられました。
18:00 - 18:30 中間ピッチの振り返り
Day5 の中間ピッチでの経験を振り返り、得られたフィードバックを元にどのように事業アイデアを改善できるかを話し合いました。特に、ピッチの中で不明確だった点や、改善の余地があるプレゼンテーションの方法について意見交換が行われました。この振り返りは、他人の視点を通して自分の姿を見つめ、次に進むべき道を確認するような時間でした。
18:30 - 20:30 チームディスカッション
各チーム・各メンバーがスプリント3 で達成すべき具体的な目標を設定し、メンターからの助言を受けながら、今後のアクションプランを明確にしました。このセッションでは、MVP の具体的な内容や最終ピッチに向けての準備についても話し合われました。新しい目標を設定することは、まるで新たな山の頂上を見定め、そこに至る道が見えない中でも一歩ずつ登り続けるチャレンジに満ちていました。
20:30 - 21:00 フィードバックセッションとクロージング
各チーム・各メンバーが設定した目標について他者からフィードバックを受ける中でアイデアが研ぎ澄まされる可能性が見え始め次回への期待が膨らむ瞬間でした。
振り返り
Day5 とDay6 を通して、参加者たちは自らの事業アイデアをより明確にし、他者からのフィードバックを元に改良を重ねる重要な時間を過ごしました。以下にKPT(Keep, Problem, Try)の観点から、受講生の振り返りをいくつか抜粋します。
このように、受講生たちは中間ピッチを通じて多くの学びと気づきを得ており、この学びを基にMVP の作成や最終ピッチに向けた準備を進めることで、より具体的な成果を目指します。
Day5/Day6 のワークショップに加えて、各参加者は自主的なチームミーティングや壁打ち会を行い自らのアイデアのブラッシュアップを続けています。
参加者同士は成果を競うライバルであるとともに、共通する意思を持つ仲間でもあります。誰の何の課題をどのように解決したいか、あなたはなぜその解決に強い情熱を持っているのかを真剣に問い続けることにより最終ピッチにてアイデアが形になることを信じています。
今後のAdvancedの様子もレポートしていきますので、引き続き開催報告もお楽しみに!
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