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事業創造デザインプログラム Basic in十日町 開催レポート

こんにちは!SSDCデザイナーの北田です。
 
この記事では、2024年5月21日に新潟県十日町市の十日町市中央公民館「段十ろう」で開催された「事業創造デザインプログラム Basic in十日町」のレポートをお伝えします!

はじめに

一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)は、十日町市のご後援を得て「事業創造デザインプログラム Basic in十日町」を開催いたしました。

↓事業創造デザインプログラムについて

↓昨年十日町市で開催したワークショップのレポートはこちら


プログラム概要

「事業創造デザインプログラム Basic in十日町」は、社会や地域の課題解決をテーマに、事業創造の基本的流れ、フレームワーク、思考法を体験しながら学ぶプログラムです!

今回のプログラムには十日町市にゆかりのある社会人4名が参加し、地域の課題を解決する新しいアイデアを考案しました。デザイン思考やジョブ理論などの手法を用いて、ユーザーが直面する課題の本質に迫り、具体的なアイデアを創出します。

プログラムの会場は、十日町駅から近い十日町市中央公民館「段十ろう」にて開催いたしました。「段十ろう」は、芸術・文化の振興を目的に造られ、「まち」と「ひと」を文化でつなぐ拠点となっています!

十日町市中央公民館「段十ろう」にて開催しました!


十日町市の後援のもと開催された本プログラムは、十日町市産業観光部産業政策課の齋藤様からご挨拶をいただき、スタートしました。
十日町市としての本プログラムに対する想いをお話しいただきました。

十日町市 産業観光部 産業政策課 齋藤様


プログラムの内容

アジェンダ

1.事業創造の概要を理解する
2.デザイン思考のプロセスを概観する
3.解くべき問題を発散・収束する
4.ペルソナ・CustomerJourneyMapで課題当事者にフォーカスする
5.ジョブの視点で課題定義する
6.ソリューションアイデアを発想する/選定する
7.ソリューションアイデアを具体化する/発表する
8.振り返り/クロージング


プログラム前半:「困りごと」を選定する、深堀する

▼まずは、普段の生活で抱えている困りごとを洗い出す
自分が普段の生活などで感じている困りごとを見つけていきます。
誰が」、「いつ」、「どのような場所」で困りごとを感じているか、『困りごとリスト』を使いながら、具体的に洗い出していきます。


▼困りごとの状況を可視化
困りごとに直面している当事者とその状況に対する理解を深めるために、『ペルソナ』『Customer Journey Map』を用いて可視化していきます!

漠然とした困りごとを、行動や感情などを分解し、整理して捉えることで、困りごとに対する解像度を高めます。

ワークでは受講者の率直な意見が多数出され、会場が活気づきました!

ペルソナやCustomer Journey Mapを使って課題を深掘りしていきます。


▼ジョブの視点で課題を定義する
ここでいきなり解決策を考えるのではなく、「人はなぜ、商品やサービスを買うのか?」という人の購買行動のメカニズムをお伝えしました。

シンプルな問いですが、参加者の皆さんも興味津々。普段の自分の購買行動を思い出しながら、困りごとを抱えている人はどんな欲求を抱いているのかを分析していきます!

ユーザーの本当の欲求を見つけるには、機能的な側面だけではなく、感情的、社会的な側面もしっかりと捉える必要があります。
それをジョブ理論をもとにお伝えしました。

人の購買行動を紐解きなが課題を定義していきます


プログラム後半:ソリューションアイデアを発想し、コンセプトシートに落とし込む

▼ソリューションアイデアを考える
いよいよ、これまで深堀してきた課題に対してソリューションアイデアを発想する段階です!

ソリューションの提供価値とは何か?そしてアイデアはどのようにして生み出すのか?これらの重要なポイントをお伝えしながら、ソリューションアイデアを考えていきます。

課題を解決するアイデアはどんなものがあるか?を洗い出していきました。


▼ソリューションコンセプトシートに落とし込む

ここまでに課題を定義し、その解決策となるソリューションアイデアを考えてきました。最後のワークでは、抽象的なソリューションアイデアをより具体的に落とし込みます!

「誰の」「どんな課題を」「どのように解決するか」『ソリューションコンセプトシート』に具体的にまとめ、最後に全体で発表し、受講生同士でフィードバックを行いました!
地域の生活で抱えるリアルな困りごとに対して、様々なアイデアが生まれました!

発表終了後は、気づきや今後に活かせそうなことをお互いにシェアして、本日のプログラムは終了です!

最後は、自分が考えたアイデアを全体に発表しました!


プログラム受講者の声

今回の「事業創造デザインプログラムBasic in十日町」は、地域おこし協力隊の方を始めとする地域に対する想いを持った方々に参加いただきました!

修了アンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
受講者の皆さん、ありがとうございました!

▼学びや気づきの活用可能性
・もっと自分のやりたいことを徹底的に深掘りしていきたい。
・うっすらとやりたいと思っていることがあったが、本当に抱えている課題に対する解決策がこれでよいのか、ほかにも考え方があるかもと悶々としていた。他人の話を聞いたり、自分の状況を整理したりすることで自信にも繋がったし、整理するやり方自体が大変勉強になった。

▼プログラムの感想
・2度目の受講だから気付けた点もたくさんありました。カスタマージャーニーマップや、ソリューションコンセプトなど、前回は自分事として落とし込めてないままに終わってしまっていたと思います。ただ脳裏に残ってはいたから、自分に本当にやりたいことができたタイミングで、そこが繋がってくると思いました。今回改めて受講の機会をいただけたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。
・参加させていただき、ありがとうございました。やりたいことに突っ走りそうな自分に、もう一度改めて考える機会がほしいと思って参加したのですが、大正解でした。


重ねて、今回のプログラム開催にあたり多大なるご支援を賜りました十日町市、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!!


SSDCの活動~事業創造デザインプログラム~

SSDCでは、AIをはじめとするテクノロジーを活用し、地域や社会の課題解決に繋がる事業を創りだすことを目的として「事業創造デザインプログラム」を運営しています。

2024年5月~7月にかけて、開港5都市(神戸・横浜・長崎・新潟・函館)にて「事業創造デザインプログラムBasic」を開催しております!


SSDCについて

SSDCは「人と社会の幸せな未来のために」を理念に、社会課題解決や夢の実現のための事業創出を目指して2019年に設立された一般社団法人です。


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