レンダリングソフト紹介
みなさまこんばんは!
インテリアデザイナーのSHOKOです。
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今回は最近使ってみたレンダリングソフトの紹介をしたいと思います。
①レンダリングの定義
この記事で扱うレンダリングの定義は、SketchUpなどのモデリングソフトで検討した3Dを、完成イメージとしてよりリアルな画像や動画化をすることです。
②最近のレンダリングソフトの傾向
最近はどのソフトもモデリングソフトを更新するとすぐにレンダリング結果の確認が可能な、リアルタイムレンダリングが多くなりました。
レンダリングソフトでモデルデータを開くのではなく、モデリングソフト上にレンダリングの項目が追加される為データの更新によるモデルデータの差し替え等が不要となり、時間のロスが少なくなりました。
特にインテリアは家具データで容量が重くなりやすいため、データ差し替え時のコピペで時間を取られたりします。
この作業がなくなるのはありがたいです。
③インテリアのレンダリングで重要な点
ここでは、普段CGを作る際に注意している点を紹介します。
①内装照明の設定
照明をリアルに設定できるか否かでCGのクオリティに差が出るため、最も調整に時間をかけています。私がCGを作る際は、実際にどんな照明を入れるのか、灯数、配灯間隔、配光角度、照明の向き、光の強さ、色温度などを考慮して設定をしています。
②自然光の設定
昼間ならば自然光がどこから入るか、また用途によって夜のシーンを作ることもあります。
③マテリアル調整
インテリアは扱う素材の量が多い為、細かいマテリアルの設定が必要になります。反射率や凹凸感、色味などマテリアルごとに設定を行っていきます。
④最終調整はPhotoshopで行う
ある程度レンダリングソフトで調整を終えた後は、Photoshopで最終的に調整を行います。これは、レンダリングソフトの設定では限界があるためです。
また、レンダリングの書き出しだけでは全体的に暗く見えたりコントラストが弱い、またのっぺりしすぎる場合があります。
このような問題をPhotoshopで調整しています。
④レンダリングソフト比較
レンダリングソフトを購入するにあたり、試用版を使って色々と比較をしました。
私はPCとの相性や価格などを考慮し、Enscapeというソフトにしましたが、
これから購入される方は参考にしてみてください。
◇Lumion
[基本情報]
価格 : Lumion Pro 275,000円(税込)/年払い
GPUメモリ:16GB以上
RAM:64GB
ハードドライブの空き容量:75GB以上
[メリット]
①エフェクトを使って自然な雰囲気を簡単に作れる
エフェクト設定を選ぶことで自然なレンダリングをすることが可能です
②高精度のレンダリングが可能
[デメリット]
①高スペックの動作環境が必要
今回比較したレンダリングソフトの中で最も容量が重いです。
②ほかのソフトより高価
③スペックの高い動作環境とメモリを確保しないと他のソフトにも影響が出る
[使った感想]
エフェクト機能が便利でとてもよかったのですが、残念ながら手持ちPCのGPUスペックと本体メモリが足らず使用を断念。
快適な動作環境が確保できれば3分以内でレンダリングできるものが、私のPCでは6時間かけて失敗するということが起きました。
ハードドライブの空き容量がないと動作環境に影響が出るため、レンダリング専用の高スペックなPCが別にある方が良いと思います。
◇Enscape
[基本情報]
価格 : ¥84,000~/年払い
VRAM:4GB
[メリット]
①高精度のレンダリングが可能
②操作が簡単
[デメリット]
①ユーザー数が他ソフトより少ないので、不明点が出た場合は海外ユーザーのサイトや動画配信等で情報を得る必要がある
→基本操作を日本語で紹介している方もいるので、導入のハードルは低い
[使った感想]
基本操作や環境設定をマスターすれば誰でも簡単に覚えることが出来ると思います。
V-rayと同じChaosのレンダリングソフトですが、V-rayよりも操作が楽なため導入がしやすいと思います。
◇Twinmotion
[基本情報]
価格 : ¥67,460/年払い
GPUメモリ:12GB以上
RAM:64GB
ハードドライブの空き容量:30GBの空き容量
[メリット]
①高精度のレンダリングが可能
②価格が他のソフトより安価
→今まで買い切りでしたが、2024年4月後半よりサブスクに変更となりました。
③UIが良く、操作がしやすい
[デメリット]
個人的感想ですが、他のソフトよりパキッとしたCGとなるためあまり好みではなかった
→YouTubeで他ソフトの比較動画が上がっているので気になる方は調べてみてください
[使ってみた感想]
UIが他ソフトと比べて一番良い為、直感的に操作がしやすいと感じました。
⑤まとめ
今回は実際に使用したレンダリングソフトに関して紹介を致しました。
PCのスペックやモデリングソフトとの相性もある為、これからレンダリングソフトを購入される方は試用版で試されることをお勧めします。
また、Youtyubeでそれぞれのレンダリングソフトの比較をしている動画もあるので、求める完成度がどれなのかを見ると選びやすいと思います。
今回は以上です。
ではまた!
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