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サンシャインシティで働く人々が助け合える環境づくりを目指して~綱引き大会~

サンシャインシティに入居するテナントの皆さんが参加する綱引き大会。このイベントは2022年に始まり、単なるスポーツイベントにとどまらず、社内外のコミュニケーションを促進する大切な場として定着しつつあります。今年で3回目を迎え、参加チーム数も年々増加し、働く場の枠を超えた交流の場として広がっています。今回は、この大会を担当するサンシャインシティ オフィス事業部の猪瀬さんにお話を伺いました。

サンシャインシティ綱引き大会の背景と目的

――サンシャインシティでの綱引き大会はどのような経緯で始まったのでしょうか?

猪瀬
綱引き大会は2022年にスタートしました。コロナ禍が少し落ち着き、テナント様の出社率が増えるタイミングでしたが、依然として社内外のコミュニケーションの機会が少ないといった相談を受けていました。そこで、転勤してきた方や新しく入った社員同士が自然に交流できる場を提供できたらと思い、この大会を企画しました。もともとは、グループ企業である三菱地所が丸の内で開催している綱引き大会を見学したことがきっかけで、サンシャインシティでも開催しようという話になったんです。

――会社の枠を超えた交流の場としての意義は大きいですね。

猪瀬
そうですね、テナントの皆さん同士、そして社員同士が気軽に交流できる場を提供することが目的です。綱引きというシンプルで参加しやすい競技を通じて、自然と協力し合い、絆を深めていただければと思っています。また、こうした日常的な交流が防災面でも大きなメリットをもたらします。災害時には顔見知りの関係があることで、迅速な協力体制が取れ、緊急時にお互いに助け合える基盤が築けるのは非常に重要です。特に大規模なビルでは、このような信頼関係が命を守る場面でも役立ちます。

大会の外での交流にも発展

――初回の大会から、どのように成長してきましたか?

猪瀬
初年度は8チームの参加から始まりましたが、昨年は16チーム、今年は24チームと年々参加者が増加しています。協賛もテナント様から提供いただいており、大会の知名度が高まるにつれて「ぜひ参加したい」といった声も増えてきました。チーム数が増えたことで、今後は2日間に分けて開催するなど、スケジュール調整も必要になるかもしれません。嬉しい悩みですね。

2024年5月開催時の様子

――綱引き大会以外にも、コミュニケーションの機会が生まれているそうですね。

猪瀬
そうなんです。試合後には懇親会も行っており、そこでさらに深い交流が生まれています。例えば、懇親会で知り合った野球部を持つ企業同士で、その後、野球の試合を行ったり、情報交換をしたりする交流が生まれたという報告も受けています。この大会をきっかけに、さまざまな新たなつながりが生まれているのは非常に嬉しいですね。イベントが単なるスポーツの場を超え、コミュニケーション促進に大いに貢献していると実感しています。

サンシャインシティの特長とコミュニケーションの重視

――サンシャインシティがテナント企業との関係において特に大切にしていることは何ですか?

猪瀬
サンシャインシティのオフィス事業部として、私たちはテナントの皆さんとの「距離感」を非常に大切にしています。サンシャインシティの特徴として、私たちオーナーとテナント様が同じビル内にいるため、直接顔を合わせてお話しする機会が多く、テナント様の声をダイレクトに伺うことができます。
最近では、『My Sunshinecity』というサンシャインシティで働く方々とつながりを持てるアプリを用いて定期的にアンケートを実施し、いただいた声を施設運営に反映させたりもしています。

――綱引き大会も、この「距離感」があってこそ実現するイベントなのですね。

猪瀬
はい、その通りです。同じビルで働く同士が日頃から顔を合わせることで、災害時などの緊急時にもお互いに助け合える関係が築けます。私たちは、サンシャインシティにオフィスを構えるテナントの皆さんが「ここで働いていて本当に良かった」と感じていただける環境作りを目指しています。今後も、コミュニケーションを大切にし、働きやすい職場環境を提供していきたいと考えています。

地域との連携をしながら、ビルの価値を発展拡大

ーー今後の大会の展望はありますか?

猪瀬
現在はサンシャインシティ内のテナント様を中心に開催していますが、将来的には地域全体、例えば豊島区や地域の企業も巻き込んだイベントに発展させたいと考えています。この綱引き大会を通じて、地域全体のつながりを強め、サンシャインシティの価値をさらに高めることができれば嬉しいですね。テナントの皆さんが日々の業務の中で感じた声を大切にし、それを基にイベントや取り組みを進化させていきたいと思っています。今後も、綱引き大会を含むさまざまなコミュニケーションの機会を通じて、サンシャインシティの魅力を発信し続けていきます。