見出し画像

【バトスピ】叩き込め、清めの音!仮面ライダー響鬼デッキ

─ぼくたちには、ヒーローがいる。

 こんにちは、ジョーカー使い兼紫バトラーのサクラです。
 夏も終わり、日に日に涼しくなってきましたね。…なってきましたね。なってたらいいな。おかしくないですか?9月も終わりましたけど。10月ですけど。秋すっ飛ばして冬がやってくるんでしょうか。勘弁していただきたい。
 ある意味まだ夏も終わっていないような今日この頃ですが、夏といえばなんでしょうか。そう、夏の魔化魍です。なんの事か分からんって?今すぐHuluで無料体験申し込んで【仮面ライダー響鬼】履修してこい。

 …話が脱線したと見せかけて、こちら本題です。今回はバトルスピリッツのコラボブースター、【仮面ライダー】シリーズから参戦している、【仮面ライダー響鬼】のデッキについてつらつらと綴っていこうかと思います。

『響鬼昔見てたから組んでみたいかも』『何かコラボ組んでみたいけど、どれ組もうか悩んでる』って人は是非読んでって下さい。

 断言しますが、このデッキをきちんと回せるようになれば、バトスピの基礎は固まってきたと思ってもらって大丈夫です。このゲームの基本であるコアの数を強く意識するデッキなので、嫌でもプレイングは上達します。

 まぁそんなに堅くならなくて大丈夫です。SB未経験の初期勢とかいう化石プレイヤーでも回せますから、こんな記事でも開いて読むような熱心なバトラーなら余裕で回せます。

 それでは早速いってみましょう!!

【仮面ライダー響鬼ってどんな作品?】

 いきなり本題からは逸れますが、軽く作品についてのお話から始めていきますね?大好きなんです、喋らせろ。
 まず、「変身!」って言いません。変身する代わりに身体が燃え上がり、服が弾け飛びます。キャストオフするのは次の年のライダーですよヒビキさん。

 また、ライダーなら必須と言える「変身ベルト」、「ライダーキック」、全部無いです。コレはコラボのカードでも言えることで、タイプ:ドライバーに該当するマジックは「変身」ベルトではありません。

 また、ライダーキックもしません。代わりに『音撃』と呼ばれる武術を用いて、清めの音と呼ばれる特殊な音波を流し込み、『魔化魍』と呼ばれる敵を倒します。魔化魍は大きな妖怪の姿であることがほとんどですが、夏になると人型になり、数が増えます。最初の夏といえば〜、で出てくるのがこいつらです。

 まとめると、「音を用いて戦う鬼と呼ばれる戦士」が仮面ライダー響鬼です。シリーズを通して「鍛える」ことをテーマにしているのも特徴で、心、身体共に強い人が沢山出てきます。

 バトスピでも「コアを1個外し、1個になれば破壊する」=清めの音/音撃、「鍛えてますから」=紫とは思えないBPの高さなどなど、随所に再現が見られます。また、彼ら『鬼』は、『ディスクアニマル』と呼ばれる、CD形態から動物に変化する使い魔のようなものを使役します。

 さらに詳しくどんな作品か知りたい方は、是非ご自分の目で確かめてみてください。前置きが長くなりましたが、【仮面ライダー響鬼】、解説していきましょう!

【デッキレシピ】


 まず大前提として、「コラボ限定杯に対応している」といったデッキではありません。汎用性の高いカードも組み込んで、きちんと勝つことを目標としたレシピです。とは言っても、今回入れたのは汎用ネクサスのみなので、組み変えればコラボ限定なんかも対応できます。もちろん、他に汎用性の高いスピリットを入れるのもアリですね。

【採用カード/解説】
・スピリット

・仮面ライダー響鬼

『変身音叉・音角』により変身する『音撃戦士』

 ヒビキ/仮面ライダー響鬼の基本形態です。このデッキにおけるゴッドシーカー枠です。『響鬼』名称持ちを手札に加えるので、『変身!仮面ライダー響鬼』も拾えるのがグッド。
 少し維持コストは嵩みますが、Lv2からはコア2個以下のスピリットであれば破壊することが出来ます。【無魔】のデュオニュソスにLvを操作された、コア0個のスピリットは破壊できないので注意してください。
 『音撃増幅剣・装甲声刃』を合体すれば、『仮面ライダー装甲響鬼【2】』の煌臨元に慣れる最軽量のスピリットでもあります。序盤から終盤にかけて、腐ることの無いスピリットです。

・仮面ライダー響鬼/仮面ライダー響鬼紅

普段より強力な音撃を放てる。
『鬼棒術・烈火弾』を打ち出す響鬼。

 ドローソース兼ネクサス除去を行うこのデッキの用心棒。召喚時にワンドローと、トラッシュの『ディスクアニマル』を手元に置くことが出来ます。手元に『ディスクアニマル』があることが転醒条件なので、自分で条件を満たすことが出来ます。
 転醒時はネクサス2つの除去か、創界神ネクサス1つのコア全てをボイドに置くかを選択できます。状況に応じてネクサスを焼いていきましょう。また、アタック時のフラッシュで、BP12000「以上」のスピリットを上限無しで破壊します。以前はあまりこうした高BPのスピリットは見られませんでしたが、【OC】というギミックの登場で、割と色んなデッキに刺さるようになっています。

・仮面ライダー響鬼紅

『夏の魔化魍』に備えて毎年鍛え直している。

 このデッキのバースト枠です。バースト条件は今の環境で最も踏みやすいと言える『召喚、煌臨時』なので、開きやすいバーストです。最もコストの高い相手スピリットからコア3個を除去し、その後コア1個以下のスピリットを破壊します。運が良ければこのバースト1枚で相手のスピリット2体を除去できます。紅は強い相手を殴ることが得意な様子。
 召喚してからも、維持コア2個でBP8000とサイズも大きく、アタック時には、『ディスクアニマル』のアクセルを、実質アタック時効果として使用できます。とにかく相手のスピリットを除去する力が強いので、耐性を持たない相手であれば一気に盤面を更地にしてくれることも。コストも6と『音撃増幅剣・装甲声刃』に頼らず煌臨元になれるため、全体的に優秀なスピリットです。

・仮面ライダー斬鬼

弟子の轟鬼と共に『音撃斬・雷電斬震』を掻き鳴らす斬鬼。

 日曜朝のお茶の間に全裸及びケツを晒した男。このデッキのバースト枠2つ目です。
 バースト発動時はトラッシュの『響鬼ライダー』か『ディスクアニマル』を回収できます。召喚後は『響鬼ライダー』のアタックを通しやすくする効果を持っています。が、斬鬼の本当の仕事はそこではありません。
 響鬼デッキにおけるバーストは、ほぼ『仮面ライダー響鬼紅』であることが多いです。その強力な効果から、相手も警戒しやすく、あえて召喚時を切らずにアタックしてくることもあります。
 そうしたアタックを受け止めつつ、トラッシュから落ちてしまったカードも回収できる、言ってしまえば奇襲目的で入れているカードのため、採用数は2枚です。何か入れ替えたいな〜、となった時、一番最初に候補に挙がるカードと言えるでしょう。一応補足ですが、弱い訳ではありません。

・仮面ライダー装甲響鬼

極限まで鍛え抜いた響鬼最強の姿。

 このデッキのフィニッシャーその1です。9コスト2軽減という非常識なコスパの悪さに見えますが、実際は手元の『ディスクアニマル』の分、最大コストを5軽減できるので、2コストで召喚することが可能です。
 最強の鬼の名に違わず、『出せたら勝ち』と言っても過言では無い強力なスピリットです。ダブルシンボル持ちで、アタックすれば無色化+コア3個トラッシュ+コア2個以下破壊を一気に発動します。
 また、バトル終了時には手元の『ディスクアニマル』を踏み倒し、回復までやってのけます。【ゼロカウンター】を踏んでしまうのは欠点ですが、現環境だとあまり気にする必要はありません。
 以前は響鬼デッキ唯一のフィニッシャーであり、「いかに装甲響鬼を早く投げるか」が勝利の鍵でした。しかし、後述のスピリットの登場により、出番は少し減ったため、今回は2枚採用としました。人によっては採用していない方もいますが、にっくき【装甲】に対する回答になるので入れてます。コラボ内でも【装甲】は厄介ですからね。

・仮面ライダー装甲響鬼【2】

最強の音撃『鬼神覚声』を放ち、あらゆる魔化魍を倒す。

 このデッキのフィニッシャーその2です。響鬼デッキの弱点でもあった速度の遅さをカバーする【煌臨】持ちであり、その時点で十分強力です。
 もちろんその程度で終わるはずもなく、煌臨時、アタック時効果どちらも強烈です。煌臨時は『魔界七将デスペラード』を彷彿とさせるコア1個ずつのシュート+2個以下のスピリットを全て破壊します。この効果で一体でも消滅/破壊が出来ていれば、2枚ドローまでついてきます。
 アタック時は、バトル中の『ディスクアニマル』使用したぶんだけ、紫シンボルが追加されていきます。ターンに回数制限がないので、足りない打点をこのスピリットだけで補うことが出来てしまいます。仮面ライダー響鬼スーパータトバコンボじゃん。
 煌臨条件は『仮面&呪鬼&コスト6』以上と一見厳しく見えますが、後述の『装甲声刃』が解決してくれるので、上振れると先行2ターン目でコイツが飛んできたりします。

・黄檗蟹

蟹の魂を宿したディスクアニマル。

 このデッキほぼ唯一の防御札です。大事に大事に取り扱ってください。簡単に言うと、1度『アクセル』として使うと、同じカードはそのゲーム中『アクセル』として使用できなくなります。なので、本当に、マジで大切に扱ってください。お願いですから。
 コア3個以上の相手のスピリットのアタックではライフを減らせなくなります。このコア3個以上と言うのが絶妙な個数であり、響鬼デッキのあらゆる除去の即死ラインが『コア3個以下』なんです。つまり、安全に殴ろうとすれば、耐性をつけるか、コア4個以上にしないといけない訳です。
 そうして安心した相手のアタックを阻んでくれる超優秀なスピリット。一応召喚すれば手元保護も出来ますが、あんまり使いません。というか召喚はマジで勿体ない。
 効果ダメージには無力なので、そこはライフで受ける計算を丁寧に行うなどして、しっかりプレイングで補いましょう。

・鋼鷹

『茜鷹』を強化したアームドディスクアニマル。

 『ディスクアニマル』その2。スピリットの数に指定なくコア3個を除去できる器用さが売りです。相手を消滅させると、トラッシュの『ディスクアニマル』を手元に置くおまけまでついてくるので、『装甲響鬼』の召喚が早まります。
 特筆すべきは手元にある時の効果で、自身の『装甲響鬼』全てにアンブロッカブルを施します。2種類の『装甲響鬼』はどちらも『装甲声刃』をつけていればワンパンできるスピリットなので、このアンブロッカブルは非常に強力です。

・鎧蟹

『黄檗蟹』を強化したアームドディスクアニマル。

 『ディスクアニマル』その3。疲労状態の相手スピリットを破壊する、シンプルながら強力な効果。どれだけ大きくて強いスピリットでも、耐性さえ無ければ破壊してしまえるのは偉い。
 こちらもアームドディスクアニマルとして『装甲響鬼』をサポートする効果を持っており、手元にある間『装甲響鬼』全てにスピリット耐性を常時付与する効果を持ちます。
 以前から問題だった、「出したはいいけど『装甲響鬼』が除去されてしまう」といった弱点を見事にカバーしています。特に『装甲響鬼【2】』を煌臨した時にパなされる『EVANGELION Mk6-カシウスの槍-』で除去されにくくなるのはかなり大きいです。なるべく『鎧蟹』を手元に置いてから出すように意識しましょう。

・ブレイヴ

・音撃増幅剣・装甲声刃

現代技術を結集した最新兵器。

 このデッキ唯一のブレイヴにして、文字通りのリーサルウェポン。まず合体条件が、『ディケイド響鬼』を除いた全ての『響鬼』が対象になるという異次元の容易さを誇ります。オマケにキッチリコストは参照してくるので、コレを持った『響鬼』はもれなく『装甲響鬼』となる準備が整います。原作再現も大概にしろ。
 特にヤバいのが2種類の合体時効果。1つ目はアタック/ブロック時のフラッシュタイミングで『ディスクアニマル』のアクセルを踏み倒せる効果。『装甲響鬼【2】』のアタック時効果とバッチリ噛み合います。
 もうひとつは『装甲響鬼』との合体中、常にシンボルが2つ増えます。もう一度言います。シンボルが2つ増えます。『装甲響鬼』と合体すれば、手元の『ディスクアニマル』の数だけ4打点持ちが殴りに来るし、『装甲響鬼【2】』と合体すれば、『ディスクアニマル』を2度使用するだけで5打点に変身します。やっぱり仮面ライダー響鬼スーパータトバコンボじゃん。

・ネクサス

・変身!仮面ライダー響鬼

ヒビキの癖である「シュッ!」ポーズ。

 響鬼デッキの創界神ネクサスです。コアチャージ条件は『響鬼ライダー』か『ディスクアニマル』です。
 1つ目の『神技』は『仮面ライダー響鬼』Lv2のアタック時効果と同じ効果。きっちり音撃してくれます。
2つ目の『神技』は『ディスクアニマル』の再利用が可能になる効果です。使う機会はあまりありませんが、『鋼鷹』と『鎧蟹』の強力なアクセルをもう一度使えるのは美味しいです。なんで『黄檗蟹』は使えないんだ畜生…。

・紫の世界/紫の悪魔神

紫の世界を統べるお人。
何回見ただろうねキミ…。

 言わずと知れた最強紫ネクサスです。ワンドロー+遅延はデカ過ぎる。このネクサスを配置すれば、相手はスピリット上のコアの管理に大忙しになります。耐性がばらまけないデッキだと途端に動きが鈍ります。
 転醒はそこまで使う機会はありません。が、手札に『装甲響鬼【2】』が2枚ある時、煌臨効果連パンしたいな〜って時は活躍するかもしれません。

・旅団の摩天楼

星座編以来紫デッキの常連です。

 2軽減持ちであり、配置時ワンドローできるシンプルな効果。Lv2効果は使いません。ここは『アイランドルート』にして、Lv2も活用したい!って方は入れ替えて構いません。ただ、このデッキではソウルコアの優先度は『装甲響鬼【2】』が圧倒的に上なので、摩天楼でいいと思います。

・No.3ロックハンド

文字通りの岩手。

 手札の呪鬼を破棄することで一気に3枚ドローできるようになる爆アドネクサスです。『響鬼ライダー』達はみんな呪鬼を持っているので、序盤では腐りやすい『装甲響鬼』などを手札リソースに変えるのが主な仕事です。
 ただしトラッシュを活用するデッキタイプでは無いため、考え無しにトラッシュ送りにしてしまうのは考えもの。一応Lv2効果でソウルコアを使えば蘇生出来ますが、油断は禁物です。
 今回は採用を1枚のみとしています。主に序盤で腐る呪鬼が『装甲響鬼』ぐらいなためです。

・マジック

・音撃鼓装備帯

『音撃鼓・火炎鼓』を装備する帯であり、変身ベルトではない。

 フラッシュ効果でトラッシュへカードを2枚落とし、『響鬼』名称のスピリット/ネクサスをコストを支払わず召喚/設置できます。フラッシュ効果発揮後か、『響鬼ライダー』、『ディスクアニマル』で捲られた時にフィールドへ配置します。このデッキでは『仮面ライダー響鬼』のみ対象と言えます。
 設置するとお互いのアタックステップ中、『ディスクアニマル』のアクセルをノーコストで使用できます。前述の『ディスクアニマル』達のアクセルは強力な分コストが高いですが、それを気にせず使えるこのマジックはこのデッキの心臓と言えます。1度配置してしまえば現状除去する手段は皆無です。
 『変身!仮面ライダー響鬼』で落としてしまった場合は回収できません。自分の手札と相談し、配置時神託をするか決めましょう。

【不採用/入れ替え候補】


 ここからは不採用とした『コラボ』カードに焦点を絞り解説していきます。全て『響鬼』内のものです。汎用性の高いコラボカードなどは説明しません。


・スピリット

・50th 仮面ライダー響鬼

イラスト最高レベル。

 なんか画像がデカい。コラボブースター『僕らの希望』で収録された『響鬼』です。
 召喚時効果は『仮面ライダー響鬼』の物を50thデッキでも使用できるように控えめにしたものになっています。軽減シンボルが多いことを考えると悪くない効果ですが、『黄檗蟹』を落としてしまう可能性があるため今回は不採用としました。Lv2コストが2個なら強かった。
 パラレルイラストがめちゃくちゃにカッコイイので、個人的には入れてもいいカードだと思っています。

・仮面ライダー威吹鬼

『音撃射・疾風一閃』を放つ威吹鬼。

 召喚時にトラッシュの『響鬼ライダー』か『ディスクアニマル』を回収してくれます。Lv2からはターンに一度、音撃を放ってくれます。
 割と汎用性の高い効果に見えますが、本人が2コスト支払う必要があること、ターンに一度のみであることなどなど制約が多く、『響鬼』を回収するなら同じコストかつ踏み倒しが可能な『音撃鼓装備帯』の方が優先度が高いです。
 総じて控えめな効果なので、不採用としています。

・50th 仮面ライダー威吹鬼

『音撃管』を扱い、空を飛ぶ魔化魍との戦いを得意とする。

 『ディケイド響鬼』と並んで最軽量の『響鬼ライダー』です。
 1コストに紫軽減がついているので、実質タダで『変身!仮面ライダー響鬼』にコアチャージすることが可能です。破壊時効果も悪くありません。
 ただ、『変身!仮面ライダー響鬼』の【神技】の優先度が、『装甲響鬼【2】』の登場によってデッキ速度が上がったため、低くなりました。それを理由で今回は採用を見送っています。
 破壊時にドローも備えているので、序盤の壁としてなら有用です。『仮面ライダー斬鬼』などと入れ替えてみるのもいいでしょう。

・仮面ライダー轟鬼

ザンキから受け継いだ音撃棒を振るう轟鬼。

 召喚時にデッキを上から4枚オープンし、『ディスクアニマル』を手元に並べます。また、アタック時には疲労状態のスピリットも破壊してくれます。以前の響鬼デッキでは、『装甲響鬼』の召喚スピードを早めるために採用されていることもありました。
 まず、コイツは召喚時にフィニッシャーである『装甲響鬼』達をデッキボトムに送ってしまうことが問題です。『装甲響鬼【2】』がボトムに送られた暁には戦犯間違いなしです。また、『黄檗蟹』も手元に置いてしまうため、不安が残る防御面が更に脆くなる結果に繋がります。
 割と面白い効果なのですが、強化内容と噛み合わなかったため、不採用としました。ごめんねトドロキ。

・仮面ライダー轟鬼【2】

師匠である斬鬼と共に、最期のセッションを行う。

 『仮面ライダー斬鬼』の破壊に応じて手札から踏み倒すことの出来るスピリットです。アタック時はトラッシュの『ディスクアニマル』を手元に置き、コア2個をシュートできます。
 コストを支払わずに踏み倒せるのは悪くありませんが、如何せん条件が厳しすぎます。また、普通に召喚しようとするとかなりコストが重くなる上に、そもそもコイツを採用する余裕がありません。
 誘発条件、イラストから、これは二度と鬼として復帰できないと言われたトドロキが、ザンキさんの励ましに応えて奇跡の復活を遂げたシーンの再現です。めちゃくちゃいいカードなのですが、再現度が高すぎて組み込めませんでした。

・50th 仮面ライダー轟鬼/50th 仮面ライダー斬鬼

イラストは
マジでいい。

 説明するまでもなく、この2種類は響鬼デッキとシナジーがありません。50thデッキを組むなら、そこそこ採用する余地はあるぐらいです。イラストは凄くいいんですけどね。

・茜鷹

鷹の魂を宿したディスクアニマル。

 アクセルはコア2個をシュートするシンプルな物。また、フィールドに『響鬼ライダー』か『変身!仮面ライダー響鬼』がいる時にフラッシュで召喚できます。
 除去効果もそこそこで、いざと言う時には壁にもなれる器用なスピリットですが、悪く言えば器用貧乏です。『鋼鷹』と役割も被るため、不採用としました。
 召喚がターン1でもいいので、ノーコストなら強かった。正直このサイズだとフラッシュで出しても返しのフラッシュで除去されたりするので安心感はあまりありません。

・緑大猿

猿の魂を宿したディスクアニマル。他のものより知能が高い。

 コア3個以下の相手スピリットを破壊するアクセルを持ちます。他の『ディスクアニマル』に比べBPが高く、スピリットとしてフィールドに残っていれば、『響鬼ライダー』のアタック中はアタックステップメタも発揮してくれます。以前はレギュラーカードでした。
 まず今の『響鬼デッキ』は基本ワンパンを狙うデッキです。なので、アタックステップメタが役立つ場面は少ないです。また、コア3個以下の破壊は『破壊耐性』に阻まれることがありますが、同じ除去範囲の『鋼鷹』はコアシュートなので、そこをすり抜けることが出来ます。役割が被ってしまうことと、メタが生きない2点から不採用としています。

・鈍色蛇

蛇の魂を宿したディスクアニマル。

 アクセルと召喚時がそれぞれ手札の補充に役立つスピリットです。正直1番の入れ替え候補かなと思います。コラボ限定杯では間違いなく2種のドローネクサスと入れ替わるでしょう。
 欠点は『変身!仮面ライダー響鬼』が拾えないことと、ワンドローは手元から召喚しなければ発揮しない点です。特に召喚時に制約がある割には3コスト1軽減の紫ドロソの法則に則っているので、コアがカツカツになってしまいます。
 不採用のディスクアニマルの中では1番使いやすく強力なカードです。

・ブレイヴ

・音撃棒・烈火

『音撃鼓』を叩くことで清めの音を発する。

 『響鬼ライダー』であれば、『ディケイド響鬼』を除き全て合体できます。『ディケイド響鬼』のイラストには書かれてるのに。
 最軽量のスピリット達に合体できるので、『装甲響鬼』が来なかった時のサブプランとして、低コストビートをかける時に打点を加えられるのは有能でした。
 しかしサーチ手段で引っかかってしまうと問答無用でトラッシュに落ちる上、回収手段も無いので割と使いにくかったです。オマケにそれらの弱点を解消した『音撃増幅剣・装甲声刃』が出てきたこともあり、不採用に。
 『ディスクアニマル』を増やした低コストビートデッキ『前半響鬼』を組む時にはいいかもしれません。

・ネクサス

・甘味処たちばな

猛士関東支部の拠点である甘味処。

 配置時に条件付きのワンドローがある『旅団の摩天楼』です。欠点は先行一ターン目では使えないことぐらいです。
 Lv2からはコストの支払いを必要としますが、『響鬼ライダー』を守ることが出来ます。
 これもコラボ限定杯ならネクサス組と入れ替える候補です。上記の『鈍色蛇』とこのネクサスを差し替え、『ロックハンド』を抜けばコラボ限定構築にできます。

・マジック

・鬼幻術・鬼火

口から火を噴く響鬼。雑魚敵なら一撃で倒す強さ。

余りにも地味すぎる。

 現状の響鬼デッキにおける『必殺技』マジックです。やる気あるんでしょうか。
 除去範囲が特別広いとは言いにくく、条件を満たしても1コストは支払わなければいけません。トラッシュに『ディスクアニマル』がいれば使い回せますが、これもターンに一度のみです。
 これを入れる余裕が無いこと、そもそも2種類の『装甲響鬼』の除去効果が強力すぎて、このマジックの入り込む隙がありません。今後『音撃打・○○の型』といった、2種類目の必殺技マジックが出ることを期待しています。マジで出して。

【このデッキの基本的な動かし方】

 まずは『紫の世界』や『旅団の摩天楼』などの優秀なドローソースネクサスでリソースを稼ぎ、『装甲響鬼【2】』と『音撃増幅剣・装甲声刃』を引きに行きます。その最中で各種『ディスクアニマル』や『音撃鼓装備帯』を引いているはずなので、適宜使用していきます。優先順位は

ドロー系ネクサス>サーチ枠>装備帯

でプレイしていきましょう。ドローしたカードに応じて、その次に切るカードを変えていく、って感じです。このデッキに限らず、手札に複数のサーチカードがある場合は、まずはドローするカードから優先してプレイする癖を付けましょう。

 相手の攻撃は各種『ディスクアニマル』のアクセルで凌いでください。各種『響鬼』は『装甲響鬼【2】』の元になれるので、なるべく残しておきましょう。『紫の世界』を配置出来ていれば、格段に攻撃を凌ぎやすくなります。コア2個以下であれば『ディスクアニマル』、ブロックで対処、3個以上のスピリットが複数、又は高打点の場合は『黄檗蟹』を切りましょう。

 手札に『装甲響鬼【2】』と『装甲声刃』が揃えば仕掛けにいきましょう。足りない打点は『ディスクアニマル』で補うと良しです。

 長期戦にもつれ込んだ場合は、なるべく『ディスクアニマル』を並べて『装甲響鬼』の召喚を目指してください。

【このデッキの強み/弱み】

 まず、『装甲響鬼【2】』と『音撃増幅剣・装甲声刃』のコンボが強烈で、手札が上振れた場合はかなり素早い段階で決着を着けられます。『絶甲氷盾』や『氷刃血解/ミブロック・バラガン・オリジン』をほぼ無効化できる高打点を叩き出せるのも魅力です。
 除去手段も豊富にあり、低コスト帯を並べ立ててくるデッキに対しても強気に出られます。

 欠点は各種メタに引っかかりやすいことです。各バースト、【ゼロカウンター】、召喚時無効化、果ては効果召喚の縛りまで受けてしまいます。特に『月鬼城』は天敵です。『装甲響鬼』が無効化されると言ってもいいでしょう。
 また、除去手段の全てをスピリット/ネクサスに頼っているため、これらの耐性をばら撒くデッキとはとことん相性が悪いです。『仮面ライダー斬鬼』で逆手に取る手段もありますが、基本は不利と見ていいでしょう。
 防御マジックについても、上記2種類には強気に出られますが、その他マジックのケアは苦手です。特に『白晶防壁』は天敵です。

【まとめ】 

 仮面ライダー響鬼好きすぎるな自分。

 1万文字超えてしまいました。こんなつもりでは無かったのですが…。

 魅力が伝わったかどうかは分かりませんが、この記事を読んで組んでみたくなった人、是非鬼の力、音の力を体感してみてください!

 ここまで読んでいただければ問題なく組めるようになっていますが、いずれ『有料』の練習代わりに、各ライダーデッキとの相性を自分なりに解釈したものを投稿してしみようかなと思っています。期待せず待っててください。

 読んでいただき、ありがとうございました!よきバトスピライフを!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?