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意外と知らない!?「防犯ブザー」の正しい使い方

皆さんもきっと聞き馴染みがあるであろう、防犯グッズの台頭ともいえる
「防犯ブザー」。小学校に通っているときに学校から配布され、ランドセルにぶら下げていたという方もいるのではないでしょうか🤔

防犯ブザー自体に、危険時に身を守るための「護身力」はありませんが、犯罪者の多くは大きな音が鳴るなどの目立つことを避ける傾向にあるため、老若男女問わず持っているだけでも効果的な防犯グッズといえます。

さらに、周囲に非常事態であることを大音量で知らせることができるので、犯罪はもちろん急に体調が悪くなった場合などにも有効的です。

本記事では、そんな知っている様で知らない防犯ブザーの有効的な使い方を紹介していきます。


1.防犯ブザーはこうやって持ち歩こう

持っているだけでも効果的とは言いましたが、本当にただ持っているだけだと、実際に使用したい時に「どこにしまったっけ?」となってしまうことも考えられます😨

そうならないように、携帯の際に意識してほしいポイントが二つあります。

①いざという時にすぐに引っ張って音を鳴らせる場所に取り付ける
②常に携帯している物(バッグなど)と一緒に携帯する

これら二つのポイントを踏まえつつ、実際におすすめな携帯例を紹介します。

①家や車の鍵

家や車の鍵といった、常に持ち歩き、大体の収納場所も決まっている物のキーホルダーとして取り付けることれば、いざという時すぐに見つけ出せるようになります。
特におしゃれにこだわっている方はバッグを複数持つということも多いのではないでしょうか。
そういった方でも確実に持ち歩いている鍵などに取り付けておけば、バッグごとに付け替えたり、複数個防犯ブザーを用意しなくて済むのでおすすめです。

かぎに防犯ブザーをつけている写真

②ランドセルやリュックの肩ベルト

ランドセルやリュックなどの場合は、肩ベルトに取り付けて携帯するのがおすすめです。
犯罪者に対し防犯ブザーを持っているアピールになりますし、いざという時すぐにピンを引き抜くことが出来るので、慌てていても確実に使うことが出来ます。
利き手とは反対側に取り付けておくことでさらに使用しやすくなるのでおすすめです。ショルダーバックでも同様の携帯の仕方をすればいざという時に使用しやすくなります!

ショルダーバッグに防犯ブザーをつけている写真

③カラビナなどを用いて用途に応じて脱着する

カラビナなど簡単に脱着できるものを利用して、その都度取り付けるのもおすすめです。自分のファッションやカバンに合わせて防犯ブザーを持ち運ぶことが出来ます。

カラビナを使用して防犯ブザーをつけている写真

2.ここがポイント!防犯ブザーの使い方

次は、有事の際にどう使えばより効果を発揮できるかについて紹介していきます。

いざという時に防犯ブザーを使用する際、意識してほしいポイントは以下の三つです。


①怪しさを感じたら防犯ブザーを握る

いざという時に意外とてこずりがちなのが防犯ブザーを探して握ること。
慌てていると普段当たり前にできることも急にできなくなるので、常に防犯ブザーを握る癖さえつけておけば、いざという時もてこずることなく危険を知らせることが出来ます。普段からのイメージトレーニングが重要です。

②防犯ブザーを鳴らしたら、本体もしくはピンを投げる

「防犯ブザーは相手を激昂させるから意味がない」という人もいますが、それは多くの場合犯罪者がバレるのを恐れ、音を止めたい、この場から逃げたいと考える、心理からくるものです。

つまり、「音を止めたい」という犯罪者の心理を逆に利用し、防犯ブザーを遠くへ投げることでそちらに注意を引き付けることが出来ます。

とはいえ、防犯ブザーの多くはプラスチック製でなおかつ機械ですので、ボールや手りゅう弾のように投げてしまえば壊れてしまう可能性も考えられます。投げる際は下手投げで投げる、植え込みなど衝撃で壊れにくい場所に投げるということを意識しましょう。
生活圏内の暗い夜道などではどこに投げるか、定期的に意識して考えながら帰宅してみるのもいいかもしれません。

③投げつけられないものは音を出しながら逃げる。

防犯ブザーの中にはピンを完全に引き抜かないタイプもあります。そのようなブザーでも大きな音を鳴らしながら逃げることで、その緊急性を周りに知らせつつ、犯人から距離を取ることで、防犯ブザーとしての効力を高めることが出来ます。


しかし、これらのポイントは知っているだけでは意味がありません。
これらを踏まえ、いざという時に使えるようにシミュレーションし、練習する事が重要です。
「防犯ブザーなんてピンを抜いて鳴らすだけじゃん」と甘く見るのではなく、数ヶ月に1回程度でいいので練習をすることで、いざという時の生存率を上げることが出来ます。

3.防犯ブザーの効果を上げるのは周りの意識

皆さんは防犯ブザーを鳴らしている子供をみたり、防犯ブザーがどこかで鳴っているのを聞いたりしたとき、「またイタズラで鳴らしてるよ」、「自分には関係ないしな」などと思ったことはありませんか?

実際に子供がイタズラで鳴らしている事例もあるかもしれませんが、このようなオオカミ少年状態になってしまっては、いくら防犯ブザーを鳴らしても意味がありません。
このように受け手側がそもそもイタズラと決めつけてしまっては、防犯ブザーの効力そのものを失ってしまいかねないのです。

全部が全部とは限りませんが、防犯ブザーの音が聞こえてきたら誰かが危険に巻き込まれているのかもしれないという意識を常に周りが持つことが、防犯ブザーの効果を高めるためには最も重要です。

4.防犯ブザーの選び方

警察庁の示す防犯ブザーの規定として下記のようなものがあります。

 ○ 音色:高い周波数と低い周波数を繰り返す変動周期を持つこと。
 ○ 音量:85dB以上とすること。
 ○ 連続吹鳴時間:連続して吹鳴させた場合に、表示音量の90%以上の音量が20分間以上保てること。
 ○ 操作性:引き紐あるいは押しボタン等の操作は児童が容易に操作できること。

平成19年11月  生活安全企画課 
『性能基準に適合する防犯ブザーのサンプル音について』より引用

これらの基準に加え、さらに投げるという使用方法から1m程度の高さから落としても壊れない耐久性のある防犯ブザーが理想です。

下記に弊社取り扱いの防犯ブザーの中で特におすすめな物を紹介していきます。

・ライト付き防犯ブザーL002

130dBの大音量で、手元や足元を照らすのにちょうどいい明るいライトがついた防犯ブザーです。

・たまご型防犯ブザー

たまご型の可愛い見た目の防犯ブザーです。音量は120dBと見た目からは想像できない大音量です。

・カラビナ式防犯ブザー

充電式のカラビナ付き防犯ブザーです。
130dBの大音量で、振動センサーやライトなど嬉しい機能が付いています。