【名前】を呼んで貰える幸せ
🐈⬛わんわんと鳴く蝉の声、大合唱が暑さを喚き立てる。爽やかな青空も夏の風物詩か。とうとう七月も最後。遷り変りが早すぎて、着いていけてるのだろうか? 主様に逢いたいな・・・これはもう持病だけど、いつもふとした仕草なんかを思い出しては、貴方に溺れる。妄想は偉大で無限に続く幸せ。
今年は、パリオリンピックが開催された。見たい種目がありすぎて、時間が全く足りない。同様に「主様オリンピック」などを勝手に妄想開催して、楽しむ。選手は主様ただ一人。チーム戦は、主様クローンが活躍する。様々な種目を淡々とこなし、成功するも失敗するも ひたすらに見守って楽しむのみという・・・想像が暴走気味ではある。
眩しい程のピカピカお天気に、昼間はもう吸い込む空気で喉が火傷しそうな毎日だけど「今、自分が本当にしたい事って 何だろう?」と、ふと考える事がある。何に喜怒哀楽を感じて、何を選択してきたんだろうか・・・?でも、選択する 優先順位は決まっていて、その原動力は主様から貰えているから、私は好きなままに好きなだけ、を手に取るだけでいい。
早くも八月に入り、主様の体調が思わしくなくて心配になる。一週間が、一日が・・・過ぎ去るのがあまりにも早すぎる。夏は年を越える度に酷暑になり続け、人間はそれに対応していけているのだろうか?その変化にすらも、何らかの形で 進化を遂げ、乗り越えていくんだろうか?ぁぁ、コピーロボット・・・早く欲しいなぁ、などと思う毎日。
🐈⬛そんな中”夏”を満喫したくて、隣町のお祭りへ。昨年から、ようやく復活したようで、初めて出向いた。海上の交通安全・大漁・商売繁盛を祈願する夏の伝統行事。川の河口付近で行われる行事は初めて見る。ぼんぼりの灯りが 水面に映り込み、風情を醸し出す。篝火舟からの火柱が何度も吹き上がり、男たちが川面に飛び込む勇姿。熱くて儚い夏を感じた。
この時期は、各地のお祭りや花火大会の様子が沢山TLに流れていて、少しだけ色んな場所に出掛けている気分を爽快に味わえてる。素敵な光景を見ていると、ほっこりしながらも、いつか主様と並んで見たいなぁ・・・と、想いを馳せる。
もうすぐやってくる、夏休みは何しようかな?朝早く起きて、誰もいない海をお散歩するのもアリかな?太陽が照りつける前の透明な時間に。主様と手を繋いで、静かに水際を歩く妄想にも浸る。それくらいには、穏やかな気持ちで居られる今の自分が大好き。
🐈⬛「動物の数え方は死んだ後に何が残るかで決まる」という少し興味を惹かれる話を見た。これは、その単位を現すものだけれど、食べられない・残る部位で呼ぶらしい・・・との事。牛豚は「一頭」、鳥は「一羽」、魚は「一尾」・・・人間は死んでから「名前」が残るから「一名」だとも。しかしこれらは、近年生まれた俗説の可能性が高い内容らしいが、ちょっと納得してしまった。
ただ動物の数え方として「頭」「匹」をどう使い分けるかというと、現代の日本語では、原則として人間の大人より小さい生物類を「匹」、大きな生物類を「頭」と数え、基本的には”人間に恐怖を抱かせる大きさかどうか”が基準になっているらしい。(ネット引用)
人を数える時も「名」や「人」を使い分けると思うけど、私は「名前が残るから」という理由がとても刺さってしまったので、これからは「名」で数えようと思っている。いやいや「骨だろう!」と言われれば、否定も出来ないけれど、名前が残る方に浪漫を感じるので、こちらを選択する。
主様に呼ばれる自分の名前は、とっても特別に感じてしまうから、本当に不思議。メッセージでも「〇〇~」と呼ばれると耳がピーン!と、それこそ猫耳のように立ち上がっている気がする。私は自分の本名をしっかりと呼ばれているので、余計に嬉しい。「誰か」を演じなくていい。私はわたし。
🐈⬛大好きな人に名前を呼んで貰える幸せ。とってもくすぐったくなるような感覚に陥る。主様が酔っ払った時、疲れた時、眠そうな時・・・それぞれの状況に合ったトーンで、私を呼ぶ瞬間。私を思い出してくれる事が嬉しい。毎日眺める爪先にも少しの楽しみを。水彩画風の施しで 『S』の文字は忘れず刻む。早く逢いたいなぁ・・・などと嘆きつつ。
ゲリラ豪雨のお陰か・・・少しだけ 冷んやりな空気が漂いながらも、すぐに陽射しが強くなり、毎日 汗だくになる。シャワーを浴びても まだ ベタベタしてる気がして・・・。こんな時、人間も自由に脱皮出来たらいいのにな、などと考える。逢瀬前につるりと脱皮して、生まれたての様なピカピカになった全身を、貴方のその手で隅々まで穢されたい。
私の目には、主様の視線や仕草が優しく、艶を添えて色っぽく映る。閉じた瞼も長い睫毛も愛おしくて、何度も触れたいと思わせてくれる。その体温や声、貴方を構成する全ての器官で包み込まれ、縛られていたくなる。安寧の場所。決して離れないと誓ったあの日からずっと、変わらず今も此処に。
🐈⬛be continued🐈⬛