【26回目の逢瀬】と関係性
🐈⬛「早く私の身体を撫で回せ！」と言わんばかりに、そっとその身を擦り寄せて来る我が家の猫たち。その身の一部分だけを軽く触れさせ、撫でてくれると分かれば、その身体ごと翻し全体を預ける。貴方から見た私も、こんな風に見えるのだろうか？付かず離れずの距離だけど、常に傍に居る気では在る。新しい2月と共に。
早く逢いたいなぁ…触れたいなぁ…もしゃもしゃしたいなぁ…なんて、それしか出てこない。一緒に入るお風呂が格別で、まだかまだかと首を長～くして 待っている。そんな逢瀬前の落ち着かない感情達。目覚めた時に届いた主様からのメッセージを見て微笑む。
自分が「従者」として良いのか悪いのか、全く判断もつかないけれど、主様に対しては「人として」素直に誠実で在りたい。自分の役割や立場はその時々で変化もするし、何か一つには収まらない。ただ、私が主様の「モノ」で在るという事実が揺らがないだけ。
🐈⬛一緒の時間を隣で過ごせている時は勿論だけれども、離れて居る時程 繋がる事が大切だと思える。主と呼べる人と過ごせるなら、お互いが少しずつでも 向上出来る関係性が私の理想で、最も望む関係性。二人で居るのに、どちらも満たし合えないなら要らない。自分だけの欲を相手にばかり押付ける事では、私は満足出来ないから。
二月が始まったばかりのある日、ちょっぴり早目の バレンタインを兼ねて、 今年初めての主様との逢瀬。先月は結局逢えなかったから、長かったなぁ…。でも、最近よく思うのだけど、性欲とやらが失くなっても、一緒に在る時間さえあれば 満たされるのかも。とは言え、逢えばそれなりに お強請りはする。
🐈⬛26回目🐈⬛
今年初めての主様との逢瀬。先月逢えなかったから 凄く久しい気がした。未だにほんのり緊張もするし。でも、そのお顔を見るとやっぱり安心する。少しお疲れ気味だから、沢山 癒しを捧げたいな。ちょっぴり早目のバレンタインとして渡したガトーショコラを齧る姿が愛おしくて…その姿を映す私の目も喜びに溢れる。此処には愛しかないな。
🐈⬛久々の嬉しい逢瀬には違いなかったけれど、途中 主様のお仕事でトラブルがあり、意気消沈…。いつも冷静でクールな主様だけど、予測不可能な事態とはいえ、少なからず自分がその原因に起因しているかも？という焦燥感からか、本当に弱っていた。起きてしまった事はやり直せないから、これから起こり得る事への対処と拡散しないように手を打つ事しか出来ない。
関係各所に電話をしながら、時折「M～～～」と、私の名前を呼ぶので、「おいで！」とばかりに腕を伸ばすと、大きな身体をするりと摺り寄せ、胸に頭を埋めてくれる。きっと、心配で堪らないだろうけど、どうする事もできないもどかしさ…。その気持ちも痛い程理解できるから、とても切ないのに、堪らなく 愛おしくなる。いつでも腕を広げて、貴方を包む準備は出来ています。痛みや哀しみ虚しささえもすべて私に。
こんな時は、私達のお互いの立場など一切関係なくなる。どちらがどうでも、何でもいい。何がどうあれ、目の前のこの人だけが大事だという事以外は、どうであっても気にしない。それは、今までの二人がそうだったように、曝け出せる関係だから。カッコ悪いなんて微塵も思わないし、寧ろ、そんな姿を見せて貰えて不謹慎だけど嬉しく思っているんだから。
大好きな人をこの胸に掻き抱き、髪を撫で、背中をスリスリしてゆったりとリズムを取る。慌てない、ゆっくり、穏やかに。息が肌に触れる度、その部分から熱を帯び、全身を隈なく巡り深みに嵌る。男だから、女だから、トップだから、ボトムだから…そんな拘りは私達には必要ない。その時々に合った役割をこなせばいいだけ。無理する必要だってない。そのままの貴方だから、私は愛おしいと思える。
🐈⬛いつかはあたしも骨になるけど
かわいい翼 神様にもらうの
あなたを優しく抱きしめるの
寂しくさせない
あなたがもし 白い骨になっても大好きだよ
あたしはあなたの事 何千年後だって越えたっていい
来世もあなたを愛してるよ
SIX LOUNGE "骨"
https://youtube.com/watch?v=bhigNiMeUi8…
🐈⬛逢えたばかりだというのに…もう恋しい、もう触れたい、もう声を聞きたい 。いつもながらだけど…逢瀬後の「すぐ逢いたい欲」は、とどまるところを知らない。我慢出来ていても、突如として崩壊する。性格が違っていたとしても…何千年後を越えたとしても…私は貴方を見つけられるだろうか。いや、見つけたいと心から願う。何度、生まれ変わっても貴方に逢いたいと願い続けるだろう。
そんな事を考えつつ…定期的な私の婦人科検診もサクサクと終わり、美味しいご飯と甘味を補給。こんな私の独り時間もとても大事。ゆったりと過ごす中にあると、どんな小さな事も有難いなとか、嬉しいなとか…感謝できる感情たちに出逢える。それらは、主様に出逢った事で明確に覚えた事柄。今までだって、感謝を忘れた事はないはずなんだけど「感謝」に値するモノが至る所に増えた気がする。そう、まるで崇拝する宗教のように。
今、「生きている」事が、既に「生かされている」事のような、その毎日もきっと「当たり前」などではなく、それこそ感謝すべき事由な気がする。だから、目に見える全てのモノが以前に比べて、愛おしく感じるし丁寧に扱いたいと思うようになった。こういう部分で、少しづつ心にも余裕が出来たりして、優しくなれているのではないだろうか。好き嫌いはハッキリしているけれど「これは何故だろう？どうしてこうなっているのだろう？」と、端から消去する前に、考えるようになった。そしてその原因を理解した上で、選択できるようになったと思う。
そう考えられるようになったのも、主様とじっくりと向き合った成果だと思うし、これが二人お互いにいいループを作っていると実感できている。私は、主様に囚われ搾取され続ける人々も見て来たけれど、そもそもそんなに辛い想いをする為にこの関係があるのではないと思う。お互いがお互いに満たし合える、気持ち良く幸せになれる関係性であると思っているので、苦しいだけの沼に嵌っているなら、今すぐ抜け出して欲しいと思う。時間は有限。過ぎた事は返ってこない。ならば、今後の人生を豊かに、幸せにする事を考える方がよっぽど建設的で楽しいはずだから。
🐈⬛此処に辿り着いた時からずっと見ていた、相互さんのお別れがとても切ない。様々な要因やタイミング、環境、それらを経ての決断だとは思うけれど 「自分達にその姿を重ねないで、大丈夫」 という最後の言葉がとても刺さった。何かあった時、つい自分に当て嵌めて考えてしまいがちなこの界隈の人々に向けたモノだと思った。「誰一人として全く同じ関係性など無いから、自分達と同じ様に考える必要はないよ」と言ってくれているようで、歳も若いのに「素敵な人だな」と改めて思った。
こんな風に言える人もいる傍ら、男女問わず…自分の欲望ばかりをぶつけたくて嘆く人々も多くいる。押し付けるばかりなのに、見返りはがっつり期待する。そんな相手に自分を預けたい、飼いたいと思う人が居るんだろうか？この関係性の醍醐味は、時間の経過に伴い、少しずつ お互いを浸蝕していける事だと個人的には思う。出逢えて、結べて…でも、そこがゴールじゃない。ほんの 始まりに過ぎない位置。そこから徐々に関係性を築く楽しさ、駆け引きなど必要としない、刺激に満ちたやり取り。触れる、感じる…お互いの悦びが全てだと思える心地好さ。
なかなか平坦な道程ではない日常も、主様のお陰で乗り越えていける。赤い糸が緩む事があるならば、何度でも 結び直して、その都度 強く深く長く、繋がれるように 貴方に寄添う。時にはわざと緩めてみたり…だけどそれを見破られ、強く激しく引っ張られる。呼吸も切れ切れになる程に。やっぱり貴方には敵わないなぁ…と思わせられながらも、その広く深い懐で息をつく。少し甘い香りを鼻腔に感じながら、その温かい胸の内で永遠に眠りたい。
主様が「今日は、風が強い」と言うのだけど、うちは寒いながらも穏やかで 、地域が違うと 天候も変わる。同じ日々を過ごしているようで、若干の違いを感じたり…。でも何故かそれも楽しみの一つ。風が強い日は、貴方の背中にしがみつく。雨が降る日は、貴方の腕の中で包まれて。そんな妄想で毎日を生きてるの。
🐈⬛そしてそして！6連勤！頑張った今週のご褒美は…最高な感動と素敵な甘味！どちらも私には欠かせない栄養素。公開2日目にして、パンフレットが売切れていたのには驚いたけれど…。 （娘ちゃんが手に入れていたから、問題ないのだけど…笑） 見終わった後「直ぐに もう一度！」と求めたくなる映画だった！… 主様に逢えた後みたいにね。
小学3年生でバレーを始めた。練習は厳しかったけれど、本当に大好きなスポーツだった。今でも「なんだか飛べそうな気がする！」この漫画は、そう想わせてくれるし、最高の感動と興奮をくれる。自分が経験者なのもあると思うけれど、細かな描写がじわじわと迫りくるから、終始震えている。漫画本に収録されていた一番好きな「番外編」。「何度読んでも笑ってしまう」と、主様にも送ってみる。きっと、関西人の心は主様にも伝わるはず。笑
🐈⬛こんな他愛のないやり取りが、毎日を彩ってくれているし、お互いに好きなモノを見せ合える。逆に話の流れから、好きなモノばかりではなく、嫌いなモノまで見えてくる場合もあるから面白い。主従とはいえ、こんな小さなやり取りを積み上げていく事で、後々の関係性に大きく影響してくるから不思議。うちは、本当に精神的な繋がりが全て。SMありきの主従ではないし、肉体的加虐行為が全ての主従に繋がるわけではない。
やたらと、繋げて考える方々も多く見られるけれど「主従」とは、その二人の関係性を指すモノであり「行為」を意味するモノではないと心得ている。だから、私の栄養素はつくづく 主様で構成されているんだな、と改めて自覚出来る事が多々あるし、主様の元気がないと、チューブにでも繋がれて いるかのように 私も同じ様に萎んでしまう。気持ちに、制限は掛けたくないけれど、主と従のバランスはとても大事だなぁと最近は思う。
かといって、勿論、この愛溢れる気持ちは伝え続けるんだけども。
🐈⬛be continued🐈⬛