【逢瀬が延期】入院生活へ
🐈⬛三月最後の休日。のんびりまったりと過ごす朝。お天気も良いので、お庭散歩を決め込む。最近は界隈の騷つきを他所に、主様ともまったりやり取りできている。 あれこれ難しく考え込む事もなく、その日その場の感情だけを想うままに伝える。思考を止める事はないけれど、思考する事で迷うぐらいなら、刹那の感情だけを届ける。
忙しい主様の迷惑にならないように、嫌われたくないから邪魔しないように…などと、勝手に自分だけで考え込み、言葉を選んだり口にするのを諦めてしまうのは、本当に勿体ない。それは、伝えてみなければその反応を見る事すら叶わないのだから。何も理解できるはずがない。そんな時は、迷わず口にしてみる。思ったまま、感じたままを伝えてみる。先ずはそこで反応を見るべし。確かに伝えるタイミングはあると思う。でも、伝えたところで、忙しければ後で応えてくれるかもしれないし、それは受け取った側の問題。
送る(伝える)側にもそれなりのタイミングがあり「あ、今!今言いたい」という事は多々ある。だから、そんな時はもうあれこれ考えずに、文字にして伝えておく。私はよく、お仕事が忙しい主様に自分のタイミングで読んで貰えればいいや!と思い、独り言のように文面を送る。もしくは、面白い画像や動画、情報などを。忙しい中でも、画面を開いたら「くすっ」と笑えるような。または、想いを綴ってみたり。でもそれは、そんな私をきちんと認めて、受け止めてくれている今の主様だから出来る事。
だけど、勿論初めからこんな風に何でも話せる間柄ではなかった。でも、私を自由に使いこなしてくれるのは彼しかいないと思わせて貰えてるし、私も彼にしか使われたくないと思う。日々の積み重ねで、ここまで来れた。不思議な事に、普通なら面倒な事でも、主様との事になるととことんまで納得せずにはいられなくなった。見て見ぬフリとやらもしない(出来ない)、どう思われても良いから、先ずは「伝える」事が大事だと解ったから。
🐈⬛「主従」である以上、主様に意見など出来ない…そうなると、自分の意思表示する事すら危うくなる。単に人権を奪われたい、家畜以下の存在になりたい、道具としての扱いを受けたい、奴隷という立場を弁えていたい…などの関係性をお求めの方には関係ない話かもしれないが、私はそういう類の関係性は求めていないし、ただの人形では居られないので、自分の意見もしっかりと言うし、聞く。押し付けになりはしないかと、気を付ける程度だ。
きっと、この辺のお互いが求める関係性の理想や目的、癖の一致具合など、これらが初めから食い違っている、又は合っていない(相性が良くない)…などが出てくるのであれば、安易に関係を結ぶのはどうかと思う。結局、後々になって「私は全てを捧げたのに、労っても貰えなかった。ただの都合のいいオナホだ。ただ、やりたいようにモノのように扱われ、傷付けられ感情はいらないと言われた。それでも、見返りは求めず全てを受け入れた」というような呟きを見た。けれども、この方のお相手は…初めから甘い恋愛感情などは一切持ち合わせておらず、プレイ相手としてしか見ていなかったようなので「食事したい」とか「ただ逢いたい」という健全な自分の意思はスルーされていたというのは、至極当たり前のような気もする。
お互いの求めるモノが噛み合ってもいないのに、一方的に縋る…依存なのだろうけど、途中で「嫌だ」と、声を上げなければお相手も、そういう相手なんだと勝手に認識して、声を上げるまでは良いように使われてしまうだけだろうと予測する。依存させるように仕向けておいて(洗脳?)…と言うのもわからなくはないが、自分を守れるのは自分だけだと、私は思っているのでこの考え方には共感出来ない。本当に嫌なら私は平気で捨てるから。
🐈⬛私の個人的な観測だけど、もう「嫌だ!」と思わせられている時点で、きっと主従とは呼べないと思っている。主様は、私と関係を結ぶ前にそういった様々な話をする中でこう言った。
「主人に絶対服従というのはね、嫌だ…と思わされる事がないって事なんだ。全てを自然にただ、受け入れられる事。ありのままを受け止める事。嫌という思考など端から持っていなかったようにね」と。
ゆっくりと穏やかな、でもしっかりとした強くブレないその口調が、私の全身を柔らかく包み撫でていくのがわかる。「そうか…嫌ってなくなるのか…」と、少し感心してしまった。というのも、私は、好き嫌いもはっきりしているし、嫌なら手はつけない、切り替えも早いので本当に嫌になったら手離す事に躊躇もしない。そんな私の耳を傾けさせる、一気に釘付けにして捕らえ、囚われる事になってしまうのだけど、そこに至るまでのスピードが尋常ではなかったから、自分でも驚いた。きっと、もうこの時点で「私は、この人には絶対に敵わない」と思わされていたんだと思う。ガーンとした衝撃が全身に走って、ふわふわとよろめく。そんな出逢いだったから。
そしてもう暦は四月。エイプリルフールに、食品業界の皆様の素敵なアイデアと夢が詰まった"嘘" がとっても楽しかった。嘘はウソでも、幸せを感じられるモノが良いな。主様が、桜の写真を送ってくれた。夕景に馴染む様が綺麗だった。貴方がその目で見ている、そのままの風景を私にももっと見せて。主様が桜の写真を送ってくれた事に触発され、お仕事帰りに寄り道。一気に咲いて一気に散りそうな桜たち。少し緑が芽吹いて葉桜な様子も、微かに舞い散る花びらが、また儚くて良き!と話す。桜の季節は愛でるタイミングも重要だね。ただ、早く貴方に逢いたい。
🐈⬛今年の秋のお楽しみが、また一つ増えた。少し先に楽しむ予定があると そこまでの過程をワクワク過ごせるから嬉しい。主様との予定も然り。少しずつ前に進む感じが良き。焦らず奢らず丁寧にそして大事に生きよう。
エイプリルフールきっかけで販売に至った商品(ハッピーターンの辛いバージョン)を、仕事帰りにコンビニで見つけてウキウキ。でもこれは…結構な辛さ! 嬉しくて主様に報告すると 「俺は最近ツイてないから つらターン!」と ダジャレみたいな返事が来て、つらいのに爆可愛いという 不思議な現象が起こる、とある日。そんなつら話の愚痴が聞けるのも幸せ。
週末はお掃除と庭周りに励む。F1日本GPに熱を挙げつつ、近付く主様との予定を楽しみに待つ。平静を装った風に返事をしたい。「別に貴方の事なんか考えてないよ? ドキドキしてなんかしないんだよ? 」と少し見栄を張って強がってもみたい。それでもきっと見透かされているし、抑えられない。だって、貴方以上に熱は上がらないんだもの。
家の用事と F1の予選に歓喜していたのに、夕方から何か身体が不調を訴える。痛みはないのにお腹がモヤモヤと気持ち悪くて、悪寒と吐き気が続く。文字を見るのも疲れてしまったので、暫しデジタルデトックス。翌朝はモヤモヤが少し残る程度。逢瀬が近付いているので…必ず治す!…と言いつついまいちスッキリしない。「体調不良は、代謝が低下気味なのかな?」と主様に言うと「体力付けなさい」と返されたので「強くなる!」と虎の被り物をした猫のスタンプを送ったら…危うく"虎子"と 改名されそうになった週末。自分の名前をね、主様に呼ばれるのが痺れる位好きなんです。
🐈⬛午前中まで仕事をこなし、身体が限界そうだったので早退して病院へ。採血をした結果…やはり前回同様 恐ろしい数値となり、即入院の運びとなりました。若干"入院するかも?"が 頭を過ぎってはいたので、仕事も前倒しで終わらせていた。今週は主様にも 逢える予定だったのになぁ…悔しい。
突如の入院で、予定していた主様との逢瀬も延期になった。沢山揉み揉みしたかったのに…。「ネイルが可愛いですね」と、検温や血圧などのデータを取りに代わる代わるやってくる 看護師さんが、褒めてくれて嬉しい限り。痛みも徐々に落ち着きつつある。早く色々気にせず ぶんぶん動きたくなるね。 "違和感"という重しが 早々に取れますように。
毎日飲んでいる、痛み止めの薬を変えた。途端に違和感だらけだった身体から 痛みがスッと消えて行く。以前は効かなかったから避けていたのに、今の身体には効果があった。とても不思議だけれど、自分の身体も日々変化してるんだな。心も同様にきっと成長してるはず。学びと同時に反省もあり、拒否だけが道じゃないよね。
入院生活 五日目で、痛みもほぼ落ち着き、来週には退院予定を決められそう かな?あと少し… 。主様の素敵部分を見つける度に「私の主 最高!」だと再認識するのだけど、きっと私にしか当て嵌らないし、私しか気付かない。私にだから刺さる事であって、他の誰かには代用出来ないのが主従の醍醐味。「主様が全て」と言い切れる唯一無二の最高な人。
🐈⬛入院生活 六日目。穏やかな青空が広がってる。出来る事が限られるから 、映画などを立て続けに観ている毎日。主様と映画談義の中で "若さっていいな"という話になり「確かに毎日走れてたあの頃の身体が欲しいなぁ」と笑う。けれど私は、過去も未来にも興味は無く、今の自分を精一杯生きる事が幸せだなと感じる日々だよ、と伝えた。
入院生活 七日目の朝は採血。その結果を見て、退院予定を決めるはず。何事も 身体の健康は前提。弱れば、主様への気持ちも途切れはしないけど、想うチカラが弱く感じる。徐々に痛みが引き落ち着くと、その欲深さも比例して戻る。何がしたいという訳でもなく…ただ貴方を感じたいだけ。
入院生活 九日目 。余りにも帰りたすぎて、看護師さんに強く要望を伝えると、担当医が来てくれてやっと帰れる事になりました。言ってみるモノですね。一旦は退院ですが、また近く次は手術に…。この症状は完治する事がないので、またいつ来るか…という 不安を抱えながらでは、何事にも集中出来ないから。早目にタイミングを合わせられたらいいな。無事に退院!今後の事もまだまだあるけど、一旦は また日常を楽しむ。"年齢はただの記号"だと 私は思い続けているけれど。年相応の振る舞いは身に付けたい。とはいえ、歳を重ねる度…気持ちは純粋に幼くなっている気がする。変に勘ぐらず、素直に真っ直ぐでいられるのは、きっと相手が貴方だからだね。
🐈⬛be continued🐈⬛
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