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【知りたい】が全ての始まり

🐈‍⬛職場での一幕だったけど、ちょっと思わずにいられなかった事があった。上司・部下関係なく、人へと発する言葉の使い方や言い方が「心無い」と感じさせてしまう人がいる。その人の事を知ってても知らなくても、そんな一幕を見てしまっただけで、本当に嫌になる。いい大人なのに…自分の事しか考えられないから、見ているこちらが、恐ろしく恥ずかしくなってしまう。

それを見て、自分も気を付けよう!と、反面教師になってはいるが、もうそんな言い方をする人が、異動で突然自分の上司になり一緒に仕事をしているなんて、ストレスでしかない。例え、この人がどうであろうが私には直接の関係は何もないし、この人がこのような性格であっても、それ自体は彼自身の課題であって、私が気に病む事ではない。十分に解ってはいるけれど、毎回そういう場面を目の当たりにしてしまうと、本当に切ない。自分自身が「避けよう!」と勝手に反応して、必要最低限しか会話もしないし、干渉もしなくなることは必須だ。ここから不和は生まれる。

そんな場面に遭遇はするけれど、それは私自身に直接起こるわけではなく、目の前で繰り広げられる、私以外の他の第三者と彼との会話である。特に、上下問わず社内の人間との会話が聞こえてしまう状態だから、気になってしまう。誰かと会話する度に、横で平静を装いながら、ひやひやしながら聞いている。年齢は私よりも10程年下ではあるが、製造工場から私のいる事務所へと部署異動願いを出してきて、約一年が経つ。異動したての頃から、生理的に合わない人種だと思ってはいたが、一向にその溝は埋まらないし埋めたいとも思わない。気に病むだけ時間の無駄だとも思う。

🐈‍⬛生理的に合わない人種🐈‍⬛

🐈‍⬛ここで主様と比べても意味はないが、比較する対象は、やはり「主様」を基準としてしまうから、これも仕方ない。主様より歳上にも関わらず、落ち着きもなく、一人でジタバタと忙しいアピールだけが酷い。生活音も無駄に大きいから、何かしら目に着いて気になるのがもう嫌だ。申し訳ないけれど…主様にも、時々この彼の愚痴を聞いて頂いている。有難いことだ。

八月に突入して、こんなストレスからか…唇にヘルペスの前兆も現れたので、休診日だった掛かりつけの病院を諦め、オンライン診療でお薬を貰いに行く…便利な世の中だ。そして八月八日は「世界猫の日」という事で、写真を猫仕様に加工して主様に有無を言わさず送り付ける。貴方の雌猫ですよ?と、ここはツンデレ猫の”デレ”を発揮してみる。

母の通院に付き添い待ち時間の長さに疲れ倒し、やっと帰って来ると、今度は緊急速報が鳴り響き…地震が発生!そんな奔走した一日になったある日の休日。 でもその後は…そう!待ちに待った夏休み! 帰り道、疲れたメンタルに、爽やかに弾けたスタバのパイナップルが、見た目も綺麗で癒されました。後は、飼い猫らしくご主人様に寄り添い、癒し合いたいね。

🐈‍⬛S様の雌猫は私です🐈‍⬛

🐈‍⬛そして、連日の地震が発生していた事もあり、以前に備蓄していた持ち出し用の防災グッズを、改めて点検してみた。食料は、賞味期限があった分は処分済み。割と詰め込んではいるけど、本当に必要なモノが入っていないかもしれないと思い、Xでの情報なども集めて再度確認してみる。主様とも、避難経路の確保や、避難行動についても話しつつ。備えは大事だね。

主様は、いざとなったらどんな行動を取るのだろうか?日々、過酷で様々な人間模様を体験している職種だとは思うから、案外冷静で居られるのかな?こういう災害時などの、緊急時に人間の本性が現れそうだな、とは思う。誰しもが心細い時、しっかりと導いてくれる人が傍にいたら嬉しいよね。色々と考えていざという時の為の備蓄品だけど、使わずに過ごせますように。

さて、夏休みの始まり!早起きしようと思っていたのに、何だか疲れて眠り込んでしまっていた。蝉の鳴き声が響く朝。この長い休暇中、どこかで主様に逢えたら嬉しいな、と思っていたけど、なかなか上手い具合に主様との予定が合わず、休暇明けになりそうだ。早く逢いたいには違いないけど、せっかくのその時間は大切だから、何かを気にしながらでは楽しめない。だから、予定は未定の夏休みになった。ともあれ、この夏を満喫したいな。

🐈‍⬛この夏も大事な人の側に🐈‍⬛

🐈‍⬛夏休み二日目の夜は、ペルセウス座流星群が降り注ぐ。何度となく空を見上げ、白く光る星座たちを満喫する。今回は長く大きな尾を引くものが多く見えた気がする。主様は、バタンキューで意識を失い眠っていたようなので、しっかり私が二人分のお願いをしておく。願い事は、ただ一つ『主様の傍で これからもずっと生きられますように 』夜空を眺め、貴方を想う。

夏休み三日目は、色々あって何度か縁を切った歳上異性のお友達(元セフレさん)から、久々にランチへのお誘いを受けたので出かける。主様にもきちんと報告して、お許しを頂いた。お相手は私に「恋愛感情は抜きで!」と前置きしていたが・・・さて どうなる事やら?約一年ぶりに会う彼とのランチ。行きたかったお店に付き合って貰えて、ランチ後も以前から気になっていた名所を色々と巡ってみる。

本当は主様と巡りたいけれど、これは叶いそうにないので、開き直って楽しむ。嫌味でも試している訳でもなく、単純に行きたい場所があるけれど、一人では行きずらい場所なので付き合って貰ったというのが近い。主様に都度報告していたけれど、帰って来てから「デートしてきたね?」と言われたので、う~ん・・・デート・・・とは少し違うんだよなぁ。などと思う。

🐈‍⬛社会科見学巡り🐈‍⬛

🐈‍⬛私自身としては、久々に彼に会ってみても、やっぱりときめいたりはしないんだけど、大らかで物腰の柔らかい雰囲気があるので、人として「良い人」だとは感じる。でも「好きな人」とは思えない。本当に、良い人止まりなのだ。だから、健全で気兼ねなく色んな話も出来るし、デートというよりは…社会科見学みたいな感覚だった。趣味の方向性も気になる程違ってはいないから、どこへ行っても楽しめたし、せっかくの夏休みだから、ここはもう楽しもう!という気持ちが大きかった。

以前から気になっていた場所を巡り思う。地元だけど、地元だから近すぎて 行かない場所は結構ある。でもそんな所にも新しさはあって、好奇心が勝つ私には「知らない事を知る」という事が、自分の殻を一枚脱ぐ作業の様に感じる。そうやって "私"は創られるんだなとしみじみ思ってしまった。主様の手も然りで、彼に出逢えた事で、私は自分も知らない自分の一面を知ってしまったし、彼に従属する事でこれからもそんな場面にまだまだ遭遇していくだろうと思う。

「この人を知りたい」と思う事から全ては始まった。奥深くに潜む、知らない魅力に溢れた貴方に惹きつけられ、もっと!もっと知りたい!と思ったから、此処にいるんだろう。そして今に至ってもそれは、尽きる事なく私の中で溢れ続ける。更に、そんな彼を知る為には先ず、私自らが飛び込んで行かないと何一つ掴めない気がした。この人は大丈夫、預けて良いと思えるまでに勿論、それなりの時間はかかる。だからこそ、日々のやり取りの積み重ねが、見極めに影響してくる。妥協はしない。自分の目で見て感じて考えて選択する。だから私は、今のこの選択に自信を持っていられる。もうすぐ出逢って三年が経過する。溢れ続ける想いがその確かな証拠となるから。

🐈‍⬛be continued🐈‍⬛

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