【連休中の】逢瀬
🐈⬛いよいよ5月、長期連休のスタート。空は雨模様での出だしだったけど、連休前のバタバタに押され過ごしたから、全身のチカラを抜きながらまったりな休日を過ごす。最近仲良くさせて頂いている 素敵なS女様から 素敵な画像を頂いたので、主様へと送ってみる。「ふふ」と笑う貴方の胸で安心に包まれる私は、こんな気持ち。おはようもおやすみも 全部 貴方が与えてくれる。安心で護られてるから 私は幸せなの。
連休3日目で、やっと晴れ間が射したある日。通常運転の主様が「なんか寒いなぁ~」と言いつつ お仕事へ。早く癒してあげたいなと 願う。今年に入ってから日々、断捨離に励んでいるけれど 大事な物 そうでない物を 見極められるようになった。主様と出逢えた事で発見出来た事の一つ。
そう考えながら、お掃除がてら自分の周りに在るモノ達を見て、とても古く自分の記憶にないようなモノなんかもあり、不思議でしょうがない。なんと、無駄にしてきたことか…ちょっと申し訳ない気持ちにもなるのだけれど、娘ちゃんが小学生の小さな時分に書いてくれた私への作文なども出てきたりして…じんわりと読み返してみたりする。主様に「こんなの出てきて可愛くて進まないよう!」と、メッセージを送ると…「おぉ!それは、本物のお宝見つけたね」と、優しい言葉をくれる。
そんなこんなの休日のお片付けを楽しみながら、いよいよ逢瀬の時が近付いてくる嬉しさ。連休4日目にして、大好きな貴方に包まれる日は、全身全霊を込めて丁寧に預けたい。しっかりと受け止めて欲しい。人って考えてるより全然強い。どれだけ絶望を味わっても、乗越える力は備えてるし、幸せも 手繰り寄せる事が出来る。自分さえ諦めなければ いつか求める場所へと辿り着く。
🐈⬛18回目。お天気は絶好調 心も絶幸調。今回も間違いなく 私の貴方だと確認出来た。完璧でない貴方だから良い。お互いが自然である、私達だから出来ること。毎回 逢う度に思う事は、私が知っている様で知らない顔が見えてくる不思議。 惹かれない理由が 何処にも見当たらず 堕ちる原因ばかりで溢れるの。
今回は、なかなか入手困難らしい主様の大好きなウイスキーを、ひょんな事から私が手に入れたので、お土産にと用意した。いつも、忙しいながらもちゃんと時間を作ってくれる。喜ぶ貴方の顔を想像しながら、気持ちは逸るばかり。ウキウキしながら、準備する前夜…「お通夜に行って来たよ」と、喪服姿の写真が送られてきた。とっても不謹慎だけれど…私が倒れそうになった事は言うまでもない。
いつも、カジュアルな主様…でもそのカジュアルさの中にセンスと色気がたっぷりと詰め込まれていて、私はスーツにも興味がなくなった。若い頃は、スーツを品良く着こなし、小物使いにキラリと光るセンスを纏う知的な方に惹かれたものだけど、ここ数年は素敵だな…とその小物自体に目を向ける事はあっても、その人自体は敬遠するようになってしまった。スーツを着るとどんな人でも外見だけは、6割増しには見えると思っている(中身はまた別の話)。界隈にいると目にする、スーツ=ご主人様…みたいな構図がとても嫌で、ただ、もう外側だけで中身が伴わない人を多く見て来たからか…スーツ着てる人=素敵!という関心はなくなった。
とはいえ、スーツ姿に萌えるのも理解はできる。それはあくまでも、それに着られているのではなく、自分で洋服一枚すら支配して身に着けている事が醸し出される雰囲気から感じ取れる事で惹かれていくんだろう。そして、普段スーツ姿ではない主様だからこそ、余計にそれが強く反映されている。さりげなく色っぽく着こなし、こちらを見つめている姿などを見てしまっては…そのネクタイで絞め上げられたいなどと、思わずにはいられない。知的さと色気を兼ね備え、そんな雰囲気を纏いながらお通夜…淫靡な妄想しかできない私を許してください…と、逢瀬前夜に独り懺悔した。
そんなスーツ談義を交わしていると、私達の逢瀬は主様のお仕事終わりだから「いつも同じでごめんね」と笑う主様が更に愛おしさを引き摺って来る。いつもではなく、ここぞとばかりに刺激をくれる主様が、私の恋心を尽きさせてはくれない。(きっと失わない!)心の底から疼くから、もし私の頭の両端に触覚が生えていたら、間違いなくピーン!と張り詰めて、その艶気を感じ取ってブルブルと震えているだろう。
🐈⬛絡み合い物理的な繋がりの後、私をがっちりと抱いたまま 貴方は秒で意識を休ませる。その刹那 全身の力は抜け じわじわと貴方の重さが 私にのしかかる瞬間が好き。ぎゅうと包まれたまま 押し潰されそうに埋もれる感覚 その重みが幸せ。
大好きな人が大好きなモノを手にして笑う。「本当にありがとう」と何度も何度も言葉をくれる。言葉は確かに嬉しい、伝えて貰える幸せだ。でも、それ以上に、私は貴方が喜んでくれるその姿を見られる事が、自分にとっての最大のご褒美のように思える。その姿を見たいから、私は叶えられる様に努力する。努力と言っても、無理する努力ではなく自然に出来る事をやっているだけの感覚ではあるけれど「やろう!」と前向きな気持ちに変換される事が一番のチカラになっていると思う。
逢瀬の度に、主様のアナル開発も徐々に進めているし、まだまだわからない事だらけだから、色々と勉強したりもしている。どこからどういう快感に繋がっていくのか…男性の身体を持たない私には、本当に難しい。だけど、こういう過程があって初めて理解できるものが多くある。どんな経験からこういう快楽を欲するようになったとか、過去の主様にも触れる事ができる。
よく、主様の過去を怖くて聞けないと目にするけれど、私は可能ならば色々聞かせて欲しいと思う。その時をどう思って過ごしていたのか、どんな経験をしてきたのか、何が好きで何が嫌だったのか…。それは、過去の女性経験であったとしても…多少のもやもや(自分から聞いておいて)にはなるかもしれないけれど、その過去があったから今がある、とも思っているし、私も自分の過去は大概、主様には包み隠さず話している。色んな意味で初めてを知る事は、問答無用で楽しいし、主様が悦んでくれるなら尚更だ。結果、ますます深まっていく、嵌って抜け出せない…願ったり叶ったり。
🐈⬛連休もない主様を癒す為に、お風呂とベッドでのマッサージは毎回欠かさない。単純に主様の身体を好きに扱える事が嬉しいのだけど、力が抜けて半開きなウトウトした眼差しを見られるのも嬉しい。時折洩れる「はぁ~気持ちいい~」と、眠そうな甘い声がまた私をゾクゾクさせる。
主様自身、普段の日常は本当に心を抑え、張り詰めながら頑張っているから、この時ばかりは全身を癒してあげたいと思う。何も考えず、何にも邪魔されず、ただ素のそのままの主様で居て欲しい。眠ってしまってもいいのに「寝てはいけない!」と、今にもくっつきそうな瞼を一生懸命少しだけ開けて、おもむろに話しかけてくれながら頑張っている姿が、また愛おしさへと繋がる。
そのマッサージを終えると、ぎゅうっと身体ごと引き寄せ、大好きな腕の中に収めてくれる。その瞬間とその心地よさが堪らない。ぴたりと全身が混ざり合うように絡まりくっつき合い、一つの繭となって眠る。その腕の中が一番安心できる私の居場所。これからも、それが変わる事はないし、永遠にこの腕の中だけで操られ漂っていたい。きっと、明日はもっと貴方が欲しくて、恋しくなる。
🐈⬛be continued🐈⬛