【二人でも】物足りない位が丁度いい
🐈⬛待ちに待った夏休み、大型連休に突入。蝉のわしゃわしゃと鳴く、お盆休みのワンシーン、夏の一欠片。主様が最近唐突に、写真を送ってくれる(嬉しい) !いつも突然だし意図しない タイミングなんだけど(嬉しい)! 何気無い会話に挟んで 全く関係ないと思わせた その瞬間に届く(嬉しい) !
・・・この人 私を知ってるな!と思う瞬間で、全部嬉しい。
或る日の夜はなかなか眠れず、夏の風物詩…ペルセウス座流星群を見ようと 未明より早く外に出てみた。ひんやりとした風がとても心地好くて、こんなに綺麗な星空を見たのは 久しぶりかも。時折流れる白い尻尾の 1つ1つに願いを掛けるには 早すぎて、流れた星全部に纏めてお願いしてみる。「どうか貴方は そのままの貴方でいて」と。
夏休み 4日目は、MRI検査の日。私は普段から元旦那さんのDVのトラウマがあって、大きな音がとても苦手…検査中は、 ヘッドホンを着けているけど、その大きすぎるその音に、身体がいちいちビクつく…何とかならないのかな? 結果はまた後日。さぁ どうだろうか… 。帰りに頑張ったご褒美と称して、スタバのスイカフラぺを手に帰路に着く。そして庭で摘んだブルーベリーを、低糖質マフィンに。独り時間も満喫する術を身に着けた。
🐈⬛この長い夏休み「どこかで呼びつけるかも?」と言う主様の言葉に、一日でも逢える日があるといいな、と少しの期待を胸に過ごす。しかし、なんと残念な事に、主様の家族がコロナ陽性…一日中慣れない子守りにかなりお疲れの様子。お休みなのに休めない休日で「また鬱になりそうだ…」と言う主様が、不謹慎だけど…可愛い。普段の主婦業には頭が下がるでしょう?笑 そんな中で、少し疲れ気味な自撮りの写真を送ってくれたけれど、くたびれた顔も身体も主様の一部、その疲れさえも愛おしく思うから、安定の狂気。
曇り空で早朝の空気は、もうひんやりとした秋の気配が漂う。毎日、主様の事が好きすぎるのだが「癒してあげたい・癒されたい」と思えるのは 貴方だから。基本的に尽くしたい性質ではあるけれど、誰にでも出来る訳では無いし、貴方以外の人には 冷静でもあり厳しい。その切替は我ながら上手なの。
実は、この期間に主様に出逢う以前に登録していた、一般的な出会い系アプリで知り合った男性から、メッセージが送られてきていた。奇跡的な出逢いを経てからは、アプリも即削除して、知り合った数々の男性とも一切の連絡を一方的に断ち切っていたから、驚いた。そして、軽いノリで久々に話せたから、ご飯にでも行こう!とお誘いがあったのだが、一応主様にも経緯を話し確認を取る事にした。
その返事を返すのが、一応の予定をしていた日の直前となってしまった為か、彼からも催促のメッセージもなかったし、安心していたが、私の返事を待たないまま、そのご飯予定は流れてしまった。私よりも歳上、自分で独立してお店を持つような裕福な経営者ではあったけれど…やっぱり、彼とは合わないなぁと、久々に話してみてもつくづくそう思った。アプリでやり取りをして、顔も知ってはいる。悪くはない…けれど、私の好みでもなかったので、お友達止まりにしかなれなかった。その当時も、ご飯に行くチャンスは何度となくあったが、結局一度も会えなかった。これが、彼と私のタイミングのズレと運命なんだと思う。「合わない理由」とでも言うべきか。
🐈⬛そして、その予定もなくなり残り二日となった夏休み。晴れてきたので、 私は夏の1人遊びを満喫する事にした。そう 海!楽しい!!陽射しは痛いけど 海風があるからとっても気持ちイイ!海辺のハンバーガー屋さんの 桃ソフトも美味しかったし、少し海辺をドライブしながら、誰も居ない海岸を発見して、開放感と共に露出癖がチラリ。こんな場所で、主様と全裸で思いっきり誰にも邪魔されずにじゃれ合いたい。
せっかくの長期連休だったけど、主様には残念ながら逢えなかったから。独り遊びにも限界はあるけど、自分なりに沢山遊んで、お仕事中の主様へと報告写真や動画を送り付ける意地悪をする。これは、私なりの反抗だ。何に対してとかではないけど、なんだか少し悔しいから主様へぶつけてしまう。遊んでいる私より、お仕事している主様の方が幾らも大変なのに…。
その海辺には、遠くに釣りをしている人がいたけれど、見えなさそうな角度を考慮して、露出写真を撮ってみる。自然光なので、身体に自信はないけど少し綺麗に映してくれたみたい。「くそう…仕事中の身には、刺激が強すぎるな」と言う主様にニンマリする私。青い空、青い海!気持ちのイイ波音と共に、開放感が半端ない!見られているかも…という、若干のドキドキと熱い陽射しに肌を露出するという、少しの背徳感も交じえながらその場を楽しんだ。そして、数枚の恥ずかしい写真を主様へと送る。夏の記憶。
🐈⬛夏遊びの締めは、地元の花火大会へ。今年の夏は、娘ちゃんがいないので花火やお祭り、イベントへ出かける頻度も減った。けれど、この花火大会だけは絶対に行こうと決めていたので、立ち並ぶ数々の屋台に惹かれつつ、横目に見ながら良く見えそうな場所へ。規制されていた訳でもないのに、人がほとんどいない場所があって、しかも見上げると首が痛くなる程、真上に上がる花火を堪能できた。
主様に、今見ている花火をせっせと送り、夏遊びを報告する。「お前の住む町は本当に良い所だなぁ」と言ってくれて、嬉しくなる。自然しかないような田舎だけど、私は大好きな場所だから。
そうして、長かったと思われる 7日間の夏休みも終わり、またいつもの日常が始まる。主様は、お休み明け早々だけどお疲れ様なので、早く隅々まで ご奉仕して癒してあげたいなぁと思いつつ。貴方はいつも私の核であり、軸である…だからこそ、あまり頑張りすぎないでも欲しい。そのままの貴方を 私も心の中でこっそり飼っているのだから。その素敵な外見と強さだけに惹かれた訳じゃない。その裏に眠っていた弱さや、闇に触れた時補ってあげたい、守ってあげたいと思えたから。
🐈⬛それを感じて、情けないとか不甲斐ない等ではなく、素直に人間味があって愛おしいと感じた。だからこそ、私の全ても貴方になら委ねられると思った。私が完璧な訳でも、貴方が完璧な訳でもない。二人併せても、少し何かが足りないくらいの方が、その先の未来は楽しい。築く、創っていく、繋いでいく楽しみが大いにあって嬉しいと思うから。照れ屋で不器用な愛情表現も、私には丁度いい。人間という、不格好で汚くも美しい生き物だからこそ、二人で補い合えばいい。滅茶苦茶に潰し合って、とことんまでぶつかり合ってみればいい。それでダメなら、そこまでだったという事。
絶対に離れない。この身が果てるまで…と誓った覚悟も然りだけど、その誓いに縛られている訳でもない。心から「この人だ!」という、直感に従っているだけだけど、間違ってはいない。柔らかくゆるゆると漂うような雰囲気の主様、だけど決して心は簡単には許さないぞ!とバリアも張り巡らしている。そのバリアがふっと緩む時、いや緩ませられたらとびっきりに嬉しい。
難しく考えている事でもなく、今までの積み重ねが自然にそうさせてくれる。主様の無防備な姿を目の当たりにできる喜びが、また私を奮い立たせる。どこまでもこの人に囚われたまま、生きていけるのが今は本当に嬉しいし、この先も期待してしまう。過度の期待をかけている訳でもないが、未来に対するワクワクやドキドキは、私達二人の糧にもなっているから、少しでも多く実らせておきたい。だからこそ、アンテナは高く!物事を柔軟に!前向きに!楽しく!可笑しく!穏やかに!・・・過ごしたいね。
🐈⬛be continued🐈⬛
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