World Bicycle Day
今日は6月3日、そう、「世界自転車デー」です。
正直私はここ10年ぐらい自転車に乗っていませんが・・・
シェアサイクルも増えてきて自転車に乗る機会が増えた方もいらっしゃると思います。
自転車を祝う本日。
成り立ちや今後の課題なども含めて書いていきます!!
世界自転車デーって何?
まず、世界自転車デーがどのように始まったのかについてお話しします。この記念日は、2018年に国連総会によって制定されました。自転車が持つ「ユニークさ、長寿性、多用途性」を認識し、それを「シンプルで、手頃で、信頼でき、環境に適した持続可能な交通手段」としています。
自転車は、環境保護、健康促進、社会的包摂など、さまざまな面で貢献していることなどから多くの国で指示され決議で採択されました。
※自転車に関連する記念日として、日本では5月5日が「自転車の日」、5月22日が「サイクリングの日」となっています。
自転車の健康への影響
次に、自転車が私たちの健康にどれだけ良い影響を与えるかについてお話しします。
定期的なサイクリングは筋力を強化し、心血管の健康を向上させ、持久力を高めます。また、体重管理や肥満、心臓病、糖尿病などの慢性疾患のリスクを減少させる効果もあります。さらに、サイクリングはストレスを軽減し、気分を改善することで、精神的な健康にも大きく寄与します。
環境への貢献
自転車は、環境に優しい交通手段としても非常に重要です。
自転車の使用は、CO2排出量を削減し、大気汚染を減少させます。都市部での自転車の利用が増えることで、車の交通量が減り、その結果、温室効果ガスの排出が削減されます。これは、気候変動対策としても大きな役割を果たします。
誰でも利用できる交通手段
自転車は、年齢や身体能力に関係なく、誰もが利用できる交通手段です。
自転車インフラの整備が進むことで、バリアフリーの自転車道や公共の自転車シェアリングプログラムが導入され、多くの人が自転車を利用しやすくなります。さらに、障害を持つ人々のための自転車等も提供されており、誰もが自転車を楽しめるようになっています。
安全性の確保
安全な自転車利用を促進するためには、適切なインフラの整備が不可欠です。
専用の自転車道や共有道、適切なサイクリングサインや交通信号の設置が重要です。また、ヘルメットの着用や交通ルールの遵守、自転車と車の共存に関する教育も必要です。こうした安全対策により、サイクリストの安全が確保され、より多くの人々が安心して自転車を利用できる環境が整います。
世界中でのイベント
世界自転車デーは、世界中の多くの国で様々なイベントも行われるようです。
これには、サイクリングイベントやワークショップ、教育キャンペーン等も含まれていて、特に都市部では、自転車の普及を促進するためのイベントが多く開催され、自転車の利便性と重要性を広くアピールしています。
自転車と持続可能な開発目標(SDGs)
自転車は、持続可能な開発目標(SDGs)の多くに貢献します。
例えば、健康の増進(SDG 3)、質の高い教育(SDG 4)、ジェンダー平等(SDG 5)、エネルギー効率(SDG 7)、持続可能な都市(SDG 11)、そして気候変動対策(SDG 13)などです。自転車の普及は、これらの目標の達成に向けた具体的な手段の一つとされています。
日本における自転車の利用
日本でも自転車は日常生活に欠かせない交通手段として広く利用されています。特に都市部では、自転車通勤や通学が一般的で、多くの人々が健康的な移動手段として自転車を選んでいます。
日本の自転車インフラ
日本の自転車インフラは非常に整備されています。
多くの都市には専用の自転車道や駐輪場が設置されており、自転車利用者が安全かつ便利に移動できる環境が整っています。例えば、東京や大阪などの大都市では、自転車シェアリングサービスも普及しており、誰でも手軽に自転車を利用することができます。
環境への配慮
日本政府は、環境保護の観点からも自転車の利用を推奨しています。
自転車の普及は、交通渋滞の緩和や大気汚染の削減に寄与し、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となっています。例えば、自治体レベルでの自転車利用促進キャンペーンや、企業による自転車通勤の奨励など、さまざまな取り組みが行われています。
自転車の未来と我々の役割
自転車の利点は、健康、環境、経済、社会のすべてにわたります。これらの利点を最大限に活用するためには、各国政府、地方自治体、そして市民一人一人が協力し、自転車の利用を推進するための政策やインフラを整備することが必要です。さらに、技術の進歩により、電動自転車やスマートバイクの導入が進んでいます。これにより、より多くの人々が自転車を利用しやすくなり、持続可能な交通手段としての自転車の普及が加速することが期待されています。
【法改正】自転車の交通違反に反則金が導入される見通し
導入背景と経緯
・警察庁の有識者検討会が自転車の交通違反に反則金を導入する提言を中間報告書でまとめた。
・2024年の通常国会で道路交通法改正案を提出し、2026年にも反則金が導入される見通し。
反則金の詳細
・反則金は16歳以上の運転者が対象で、信号無視などの違反は原動機付き自転車と同様に5千~6千円。
・反則金制度は、1967年に創設された交通反則通告制度に基づき、自動車や原付と同様に運用される。
取り締まり方法の変更
・新制度では赤切符の代わりに青切符を交付し、違反処理を迅速化。
・反則行為は約115種類、特に信号無視や一時不停止など約10種類の重大違反行為を重点的に取り締まる。
・取り締まりはまず「指導警告」を行い、繰り返される場合に青切符を交付。
反則金の金額
・改正道交法成立後、政令で定める予定で、原付と同程度の5千~6千円となる見込み。
・米国や英国、イタリアなどでも同様の金銭的制裁が導入されている。
その他の改正内容
・酒酔い運転などの危険な違反行為は引き続き赤切符で取り締まる。
・新たに自転車の酒気帯び運転や運転中の携帯電話使用に関する罰則を設ける方針。
・官民連携の協議会を立ち上げ、交通安全教育に関する指針を作成し、世代別の安全教育を推進。
・改正法案では、自動車側が自転車と安全な距離を保って走行する義務も盛り込む予定。
まとめ
世界自転車デーは、自転車の多様な利点を認識し、普及を促進するために設けられた国際的な記念日です。自転車は、健康、環境、社会的包摂の観点から多くの利点を持ち、持続可能な開発の重要な要素として位置付けられています。各国政府や市民は、この日を通じて自転車の利用を奨励し、持続可能で健康的な未来に向けた取り組みを進めています。
自転車の危険な運転や事故のニュースも多い昨今です。法改正を行われる予定となっています。皆さんも、ぜひこの機会にルールを守って自転車に乗ってみて、自転車ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか!