スマートフォン再起動してますか??
スマホを再起動すれば安全!?
皆さんスマートフォンのセキュリティについて考えたことはありますか?
気になる記事があったので自分でも調べてみました!
スマートフォンの安全対策:NSAが教えるシンプルで効果的な方法
アメリカの国家安全保障局(NSA)から興味深いアドバイスが発表されていたそうです。
内容はスマートフォンのセキュリティ対策として、「週に一度電源をオフにして再起動することを推奨」しているのです。とても簡単な方法ですが、実は大きな効果が期待出来るようです。このアドバイスの背景と具体的な方法について説明します。
どうしてスマートフォンを再起動するの?
NSAのアドバイスによると、スマートフォンを週に一度完全にオフにして再起動することで、「ゼロクリック攻撃」という非常に巧妙な攻撃から守ることが出来ると言われています。
ゼロクリック攻撃とは、ユーザーが何も操作しなくても、悪意のあるプログラムがスマートフォンに侵入し、データを盗む手法のことです。再起動することで、一時的にメモリに保存されている悪意のあるコードが消去されるため、これらの攻撃の一部を防ぐことができます。
スマートフォンのセキュリティ対策
再起動以外にも、NSAはさまざまなセキュリティ対策を推奨しています。以下に、その具体的な方法をまとめました。
・Bluetoothを使わないときはオフにする
Bluetoothを有効にしていると、攻撃者が近距離からスマートフォンにアクセスするリスクが高まります。必要なとき以外はオフにしておきましょう。
※個人的にはこの作業はかなり手間に感じます。
・最新のアップデートをインストールする
スマートフォンのオペレーティングシステムやアプリケーションのアップデートは、セキュリティホールを修正するために重要です。アップデートの通知が来たら、すぐにインストールするようにしましょう。
・位置情報サービスを必要なときだけ有効にする
位置情報サービスを常に有効にしていると、プライバシーのリスクが高まります。必要なときだけ有効にし、不要なときはオフにしましょう。
※これは実施している方が多い印象を持っています。
・公共のWi-Fiネットワークを避ける
公共のWi-Fiは便利ですが、セキュリティリスクも高いです。可能であれば、自分の携帯電話のデータ通信を使用するか、信頼できるVPNを利用しましょう。
※日本ではそこまで公共のWi-Fiが広まっていないので、これから先の問題になってくる可能性が高いと思いました。のちほどVPNに関して説明します。
・強力なロック画面のPINコードやパスワードを使用する
最低でも6桁のPINコードを設定し、間違った入力が10回続くとデータが消去される設定にすることをお勧めします。
※設定はしてますが、データの消去まではないですね。
・アプリの権限を慎重に管理する
アプリが要求する権限をよく確認し、必要ない権限は与えないようにしましょう。特に個人情報やデバイスの機能にアクセスする権限には注意が必要です。
・フィッシング詐欺に注意する
不審なメールやリンクを開かないようにしましょう。送信者のアドレスやウェブサイトのURLを確認し、不自然な点があれば無視することが重要です。
公共Wi-Fiのリスクと対策
これから迎えるであろう公共のWi-Fiを利用する際のリスクについて更に触れていきます。
NSAによると、攻撃者は不正なWi-Fiホットスポットを設置し、ユーザーを騙して接続させることで情報を盗むことがあります。これを防ぐためには、信頼できる提供者のネットワークを使用し、VPNを活用することが推奨されます。また、イギリスのサイバーセキュリティセンターも、特に重要な情報を扱う場合には、携帯電話のデータ通信を利用することを推奨しています。
VPNとは?
VPNはVirtual Private Networkの略で、インターネット上で安全にデータを送受信するための技術です。VPNを利用することで、インターネット接続を暗号化し、プライバシーを保護することができます。
メリット
データの暗号化
VPNを使用すると、送受信されるデータが暗号化されるため、第三者がその内容を読み取ることが難しくなります。
匿名性の向上
VPNを通じてインターネットに接続することで、自分のIPアドレスが隠され、オンラインでの行動が追跡されにくくなります。
地域制限の回避
地理的な制限がかけられているコンテンツにアクセスできるようになります。例えば、海外から日本の動画サービスを利用する際に役立ちます。
デメリット
信頼性の問題
信頼できるVPNプロバイダーを選ばないと、逆に個人情報が漏洩するリスクがあります。
速度の低下
VPNを使用すると、通信速度が低下することがあります。特に無料のVPNサービスでは顕著に表れます。
スマートフォンのセキュリティ設定を変更しない
また、連邦通信委員会(FCC)もスマートフォンのセキュリティに関するアドバイスを提供しています。
特に、スマートフォンの工場出荷時の設定を変更しないことが重要です。いわゆる「ジェイルブレイク」や「ルート化」は、デバイスのセキュリティ機能を無効にし、攻撃のリスクを高める可能性があります。
※ジェイルブレイクとは、iOSデバイス(iPhoneやiPad)の制限を解除し、Appleが提供していないアプリケーションやカスタマイズを可能にする事を指します。
※ルート化(root化)とは、Androidデバイスにおいて、システムの最高権限(root権限)を取得する行為です。これにより、通常ではアクセスできないシステム領域に対して変更を加えることができます。
まとめ
日常生活でスマートフォンを使わない事がない日々。セキュリティ対策は欠かせません。
NSAが推奨するように、週に一度の再起動を習慣にすることで、ゼロクリック攻撃やフィッシング詐欺のリスクを減らすことが出来る可能性が高まります。
また、Bluetoothや位置情報サービスの管理、公共Wi-Fiの使用時の注意点など、他のセキュリティ対策も併せて実施することで、より安全にスマートフォンを利用することができます。
スマートフォンのセキュリティ対策は手間に感じるかもしれませんが、一つ一つの対策を日常生活に取り入れることで、大切な情報を守ることができます。今日から実践してみてはいかがでしょうか?