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誠実さをはかる

こんばんは。
夜更けにふと気づきがあったので忘れないうちにまとめようと思う。

先日、夏休み前の最終講義で教授が「最後に」と言った言葉を思い出す。
「人間関係を築く上で一番大切なものは何か」という議題だった。
これは人それぞれであろうが、その教授が出した答えは「誠実さ」だった。

誠実さというものはどうしてはかろうか。
人間関係において、その人物が誠実であるとする物差しはどこにあるのか。

例えるならば、人間関係はマラソンだろう。
短距離走ではない、長距離走だ。
信頼関係は短期間で得られるものではない。
長い時間をかけて少しずつお互いのことを理解し、時には支え合い、初めて生まれるものだ。

私がたどり着いた「誠実さをはかる物差し」の答えのひとつは、とことん向き合い続ける、要は「継続」だ。
好きなことでも、一番難しいのは「続けていくこと」だと思う。
趣味のブログでも、日々のダイエットでも、なんでもそうだ。
たとえ好きで始めた物事でも、上を目指して真剣に取り組めば取り組むほど、その過程で何かしらの壁にぶつかり迷走する時間も生まれるだろう。
続けることは、誠実さのひとつの指標になると思う。
時に、それが惰性の継続であっても。

「継続は力なり」「コツコツは勝つコツ」というように、続けることに意味があるとする言葉も存在する。
就職活動の最終面接での部長の言葉を思い出す。
「仕事も、人生も、ジャンピングチャンスはない。目の前にあるものをひとつひとつ誠実にひたむきに一所懸命取り組むことが、やがて大きなものを成し遂げる唯一の方法なんだよ。」
これが、私の中でとてもしっくりきた。

正直なところ、私は「努力」という言葉があまり好きではない。得意ではない、と言った方が近いかもしれない。努力という言葉には忍耐や我慢のようなニュアンスがどうも見え隠れしてならないからだ。
さらに、私は三日坊主である。
意味を持って、自分が好きで楽しんでやる以外に方法がない。どうせならば、頑張ってやってるなんて思わずに好きで取り組んでいたことがいつのまにか武器に、これが理想だ。

23歳。まだまだ、やりたいことがある。出会う人がいる。幸せにしたい人がいる。
自分自身の人生をより充実させるため、彩り豊かなものにするため、これからも色々なことにチャレンジしていくつもりだ。
そしてそんな中で、もしもつまづいた時、投げ出したくなった時、この真夜中の戯言を思い出して踏ん張ることができれば幸いだ。


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