【N高政治部】三浦瑠麗特別講師 - オリエンテーション講義で出たGoToの公平性について思ったことほか
はじめまして。SSです。
※この記事は政治部オリエンテーション講義(2020.10.22)に関するものです。また、一部講義で話されていないものが含まれます。ご注意ください。
オリエンテーション講義を見ていない方は以下リンクよりご視聴ください。
https://youtu.be/YfFr6Nv9wMg (YouTubeに移動します)
講義の内容について
この講義では以下4つのキーワードについて触れられていました。
「平等」「実力主義」「秩序」「自助努力」
これら全てのものに触れると長くなりそうなので・・・
今回はそのうち「平等」- 講義で出ていたものでいうと「GoToは不公平?」というものについて、自分の考えを書きました。
まずは、GoToキャンペーン事業の概要・目的を再確認しておきましょう。
GoToキャンペーン事業
事業目的・概要
・新型コロナウイルスの感染拡大は、観光需要の低迷や、外出の自粛等の影響により、地域の多様な産業に対し甚大な被害を与えている。
・このため、新型コロナウイルス感染症の流行収束後には、日本国内における人の流れと街のにぎわいを創り出し、地域を再活性化するための需要喚起が必要。
・(まずは、感染防止を徹底し、雇用の維持と事業の継続を最優先に取り組むとともに、)今回の感染症の流行収束後において、甚大な影響を受けている観光・運輸業、飲食業、イベント・エンターテイメント業などを対象とし、期間を限定した官民一体型の需要喚起キャンペーンを講じる。
成果目標
・新型コロナウイルスの影響を受けた地域における需要喚起と地域の再活性化を目指す。
出典
令和2年4月7日|国土交通省
令和2年度国土交通省関係補正予算の概要|3ページ目左
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001339698.pdf
・・・というものです。
利用額に応じて割引額も上がっていくので、普段行かないようなところだとか、そういったことに使う人が多いのではないでしょうか。
ここで、ある問題が浮上します。
『比較的安く利用できるところにあまり恩恵が行き届かないのではないか』
『割引額が減っているじゃないか』
まとめると、GoToは不公平なのではないかということです。
GoToの公平性について
たくさん消費すると割引額が大きくなるので消費者にとってはもちろん、消費活動の活性化に繋がり、事業者もありがたいと思います。
ただ、利用者が想定以上に多く一部の旅行会社では、国から割り当てられた予算枠が不足したことにより、割引額を縮小するという事態が発生してしまいました。これに関しては言うまでもありませんが、誰がどう考えても不公平だと感じますよね。(この問題はすでに解決されているため、これ以上は触れません)
また、高い宿泊施設に需要が偏り、恩恵があまり受けられないところが出てくるというのはご指摘の通りだとは思いますが、それはGoTo終了までの間ずっと続くのでしょうか。
GoToは今後も不公平な状態が続くのか
GoToキャンペーンに利用回数の制限はないので、使おうと思えば何回でも利用することができます。ですが、高い方を何度も利用する訳にはいきません。お金が尽きてしまいます。したがって、後々安い方にも使っていく可能性が出てきますよね。
また、GoTo終了によって普段利用していたところに戻る動きが出てくるので、GoToの恩恵をあまり受けられなかったところでも利用者が増えていくことが予想されます。
あなたの意見は・・・?
ここまででGoToの公平性についてどう感じたでしょうか。
やっぱり不公平だ。意外と良いな。などいろいろな意見があると思います。
最終的に僕が思ったこと
あれだけ不公平じゃないかと叩かれていたGoToですが・・・
この講義の後、いろいろ調べてみました。短期的に考えればそうなのかもしれませんが、中・長期的に考えればその差は縮小してくのではないかと思いました。(GoTo終了直前は駆け込み需要によって差がやや開く可能性はあります)
全てに共通して言えることは、不公平をなくすことは極めて困難であるということです。
講義前→講義後のGoToに対する印象の変化
講義前は、GoToそのものは(タイミング的な問題除いて)厳しい経済において鈍化した消費の活性化を図るもので、経営状況の厳しい飲食・観光関連業界を助けるのにかなり良いので賛同できるものでした。
講義後、GoToそのものへの賛成の立場が完全にひっくり返ることはなかったものの、一時的に恩恵の差がかなり開いてしまうことを考えれば、完全に賛成できるものかと言われればそうでもないような気もしました。
講義全体を通しての感想
三浦先生の話は高度な内容でしたが、プラスアルファで視覚情報(グラフ)もあったのである程度理解できました。
学んだことは
「自助努力そのものも大切であるが、最終的な解決策として自助努力ではダメ」
「若者は現状肯定感は低いものの、変化を求めない(安定感、現状維持を求める)」
「発言は切り取られる。生の情報もしっかり確認する」
「政治家の発言において、力点の置き方を変えているだけで言っていることはさほど変わらない」
「不公平をなくすことは極めて困難である」
ということです。
一番印象に残った言葉は、「発言は切り取られる」ということです。
各メディアによって編集され、それが視聴者に公開されるので視聴者にとっては「簡単に分かるから良い」かもしれないですが、メディアの都合の良いように切り取られるので、視聴者を煽るようなものも簡単にできてしまうので、あなたも煽りに乗ってしまっている可能性があるということです。これはかなり危険だなと改めて感じました。
政治に興味を持つと政党が絡んでくるので、メディアの中でも好みとそうでないものに分かれてしまう可能性が高くなり、中立的にものごとを考えることが難しくなります。このようなときのために中立的な思考を少しでも良いから養っていくことが必要だと思いました。ニュースの比較読みを忘れないようにしたいです。
政治部員としての意気込み
最後となってしまいましたが、政治部員としての意気込みを語りたいと思います。
僕はかなり前から政治に興味があり、中学の卒業文集には「高校生になっても政治に関わり、同世代に政治に興味を持ってもらえるよう努力する」というようなことを書いていましたが、まさか政治部(高校の部活で政治部というものを聞いたことがなかった)の部員にまでなって、あの三浦瑠麗先生や著名な政治家の方々等の講義を受けられるなんて思いもしませんでした。
まだ始まりに過ぎませんが、今後とも積極的に政治に関わっていく決意です。よろしくお願いします。
以上でこの記事は終わりです。ありがとうございました!
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