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青白マーシャルループ

皆さんどうも、こたつ(@ss_kotatsu)です。
今回はおやつCS2024summer festival北海道大会(2024/7/28)で知人に使用してもらった新規カードを採用した青白マーシャルループを紹介します。


1.想定環境

まず、2024年7月20日に発売された「緒感謝ファンタジーBEST」からファイアーバードが環境上位に登場しました。20日以降の多くのCSで上位に入賞しTier1となっています。

2日間で入賞しすぎ

そのため、今回の北海道おやつCSの環境はファイアーバードがメタゲームの中心となることが予想されます。そんな環境で特に母数が多そうな対面として私があげたのが
・ファイアーバード
・天門(巨大 or 青白)
・アビス(黒単 or 黒緑)
・青黒complex
・赤青マジック
でした。それらの対面についてプレイ方針等を4項で詳しく解説しています。

2.構築

2-1.提供デッキリスト

今回作製した転生スイッチ型青白マーシャルループです。
マーシャルループは大まかに転生スイッチ型とクール・ビューティー型の2つがあります。近年多く見る型はクール・ビューティー型なのですが、提供デッキであるのとマーシャル歌劇団を強く使えると考えたため転生スイッチ型を選択した。

2-2.採用カード

カシス・オレンジ/♡応援してくれるみんなが元気をくれ~る×4

このデッキの初動兼ルーター

極力手札に抱えてマーシャルクイーンからリソースを稼ぐときに使いたい。

エメラルド・クーラー×4

このデッキの最強の上振れ初動

基本的に動きを通せるなら2ターン目に出したいカード。2クーラー3マーシャルクイーンはさすがに強い。手札が減らないので先行でもコンボに入る要求値が低下した。強カードです。

キール・ロワイヤル×3

このデッキの最強の進化元スプラッシュ・クイーン
ジャストダイバー、盾入れ替え or 手札補充で手札が減らない、ハイパー化するとメクレイドができるなど相当強い。マーシャルにおいて1ターン確実に場に残る進化元は本当に偉い。
今回の構築は3ターン目の押し付けを重くとるためにエメラルド・クーラーを4枚採用しているが、1枠キール・ロワイヤルに枠を譲ってもいいと思う。この辺りは環境見ながら変えるとよさそう。

マーシャル・クイーン×4

デッキの顔。さすがに4枚確定枠。
以前までなら1枚手札にあればよかったが、歌劇団の登場で複数枚抱えたときの価値が上昇したように思う。環境の様々なデッキにハンデスギミックが搭載されていることも考えると、手札に可能なら2枚以上抱えておきたい。

海姫龍 ライベルモット・ビターズ×4

ループの基本パーツ。
当初3枚で回していたが、構築が転生スイッチ型によって行く過程で4枚に落ち着いた。構築的に墓地に落ちてしまうと回収することが難しいのでこれも複数枚抱えたい。マーシャルの効果でシールドに埋めておくことでハンデスをケアしたりもできるが、基本的には出してしまった方が強い場面の方が多い。

絶対華麗!マーシャル歌劇団×4

このカードがこのデッキで一番強い。
当初はマーシャル・プリンスと同じくらい強いカードという認識でいたが今回の調整を通じてこのカードの評価がかなり上がった。転生スイッチとの相性が特によく、転生スイッチでマーシャル・クイーンを手札に戻し進化元を出せば歌劇団でもう一度マーシャル・クキーンの効果が使える。
最速プランや見切り発車の爆発力を支えてくれるカードとして4枚から削ることは考えられない

転生スイッチ×3

ループパーツの1つ。
ループパーツでありながら相手のメタクリーチャーを除去することもできるかなり器用なカード。ただし、相手の場に同期の妖精がいる場合は同期しか選べないので注意が必要
マーシャル歌劇団でも述べたように自分の展開にも寄与していたりするので今の基盤では3枚から減ることはないと考える。

時の秘術師 ミラクルスター×3

ループパーツの1つ。
環境にハンデスをしてくるデッキは多いが基本的にピーピングによるハンデスであるためこのカードがハンデスメタとして機能することはそこまで多くないように思う。
先述したが、墓地からクリーチャーを回収することができないのでコントロール対面では盾に置いておきたい。

サイバー・ブレイン×4

水文明単色汎用トリガーリソース札。
ファンタジーBEST以前の構築でも採用されていたカードの1つ。手打ちできるラインでどこにあってもかなりの仕事をしてくれるカードなので4枚必須だと思う。
Xでサイブレの枚数を絞っている方を見るが、単色枚数などの兼ね合いから個人的には減らしたくない。

理想と平和の決断×3

青白最強のリソースカードといっても差し支えないだろう。

青白のカードを回収する効果もだが、このデッキにおいて3以下のエレメントをシールド化する効果はかなり重宝する。ハッタ―ルピアやボンキゴマイム、深淵ジャシンなど環境で強いカードを除去することができる。
相手がシールドをブレイクして自身の盾が2以下になっていればマーシャル、ライベルモットからも使えるのでそのあたりも意識しているとよいかもしれない。

冥土人形ウォカンナ・ピエール×1

このデッキのフィニッシャー。
二面受けが場合によっては可能であるカードであるが、アルカディア・スパークとは選択になると思う。
ウォカンナの欠点として墓地から回収することが基盤だけだとできないことがあげられる。今回は湧水の光陣を採用することで墓地からもアクセスできるようにしているが、クリックを採用しても回収することができるのでそこは各人の好みである。

湧水の光陣×1

ウォカンナの救出が主な役割であるが、墓地に落ちたスプラッシュ・クイーンクリーチャーはすべて触ることができる。そのため、場合によっては起爆剤の役割をすることがある。かなりオシャレ。

ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」×1

ループパーツ兼受け札

アトランティスと役割的には変わらない。環境を見て差し替える枠。

深海の伝道師 アトランティス×1

ループパーツ兼受け札

インパルスと同じ。


2-3.採用候補カード

①アルカディア・スパーク

ループのフィニッシャー枠でウォカンナとの選択。
現環境の受け札としてスパークはかなり有効であり、天門に対してデッキ単位で対処しずらいゲンムエンペラーへの対抗札になり得るカード。

②【今すぐ】うわっ・・・相手の攻撃止めすぎ・・・?【クリック】

ミラクルスターによって呪文のループパーツやルーターを回収することは可能ではあるが、ウォカンナやミラクルスターなどのクリーチャーを回収することはできない。ウォカンナやマーシャル、ライベルモット等を蘇生できる湧水の光陣を採用しないのであれば採用したい。
また、現環境デッキの攻め手が5コスト以下であることがほとんどであるので受けトリガーとしての運用も可能。

③ポジトロンサイン

トリガー呪文の5枚目。マーシャル歌劇団が本当に強いデッキなのでアクセス手段が多いに越したことはない。

④クリスタル・メモリー

ループに足りないパーツを引っ張ってきたりリソース札を引っ張ってきたり小回りの利くカード。マーダンが強い環境なので基本的にはツインパクトよりこっち。

⑤クール・ビューティー

ライベルモットとクール・ビューティ―でループすることができるので当初は採用を考えていたが、転生スイッチに構築を寄せたほうがまとまりがあると考え今回は採用を見送った。
シャッフで5宣言された場合に転生スイッチではループができないので採用は要検討。

⑥マーシャル・プリンス

新弾で登場したSトリガーのスプラッシュ・クイーン
スプラッシュ・クイーンにトリガーを与える効果だけでなく、自身のブロッカーやスプラッシュ・クイーンが出た時に相手のクリーチャーをタップさせるなど受けとしての性能も申し分ない。
構築の初期段階では採用していたが、チーム戦であることや自身の動きを押し付けることを重く見たため今回は採用を見送った。

⑦ドレミ団の光魂Go!

全タップトリガーでかつドローループに絡められるカード。
トリガーで踏んだ時にトリガー化していないパーフェクトアルカディアを手札から使うなど、構築によってはかなり仕事をするカード。
キールやクーラーでドローループができることに気付き、多色枚数を減らすために今回は不採用。

⑧ストリーミング・シェイパー

サイブレの5枚目以降の枠。今回は3マナ払って使う展開が見えなかったことに加えて、他のパーツを減らすと動きの再現性に支障が出ると判断し不採用

3.プレイについて

3-1.基本的な動き

前提として最速のマーシャル着地は弱い場面がある。ある程度動けることが確定してからマーシャル・クイーンを使いたい。
各対面については後程詳しく解説しますが、大枠を記載します。
軽コスト除去やマッハファイターなどでの面取りがない対面には進化元を出せるならマーシャル歌劇団の爆発力を上げるために複数出します。
進化元が場に残しにくい対面には4ターン目にリソース札を使いながら5マナで2+3でマーシャルを出します。

3‐2.ループ

1.基本ループ

盤面:キール or クーラー or カシスオレンジを進化元にしたライベルモット
手札:ミラクルスター
手札 or 墓地:転生スイッチ

ライベルモットで攻撃時にミラクルスターの革命チェンジ
転生スイッチが墓地にある場合はミラクルスターの効果を先に解決して手札に戻す
ライベルモットの効果で手札からライベルモット、転生スイッチを使用
転生スイッチでミラクルスターを戻し進化元を出す
その上にライベルモットをのせる

この挙動を繰り返すとライベルモットの進化元になっているスプラッシュクイーンのcipと5コスト以外のSトリガー呪文が好きなだけ使えます。

2.マーシャルクイーンcip無限ループ

盤面:カシスオレンジとマーシャルクイーンを進化元にしたライベルモット
手札:ミラクルスター
手札 or 墓地:転生スイッチ、マーシャル歌劇団

ライベルモットで攻撃時にミラクルスターの革命チェンジ
転生スイッチと歌劇団が墓地にある場合はミラクルスターの効果を先に解決して手札に戻す
ライベルモットの効果で手札からライベルモット、転生スイッチ、歌劇団を使用
転生スイッチでミラクルスターを戻し進化元を出す
歌劇団でマーシャルクイーンを出す
その上にライベルモットをのせる

これで手札にあるシールドトリガーカードを好きなように使えるようになります。後述するフィニッシュループとは別にこの形でもフィニッシュは可能です。

3.フィニッシュループ

盤面:カシスオレンジを進化元にしたライベルモット
手札:ミラクルスター、アトランティス、ウォカンナ
手札 or 墓地:転生スイッチ

ライベルモットで攻撃時にミラクルスターの革命チェンジ
転生スイッチが墓地にある場合はミラクルスターの効果を先に解決して手札に戻す
ライベルモットの効果で手札からライベルモット、転生スイッチ、ウォカンナを使用
ウォカンナを出す
転生スイッチでミラクルスターを戻し進化元を出す
その上にライベルモットをのせる
再度ライベルモットで攻撃時に同様のルートで今度はウォカンナではなくアトランティスを出し、ライベルモット以外のクリーチャーを手札に返します。

これで一周するたびにウォカンナのcipが使えるので相手のLOまでこれを繰り返します。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここから先は、自分が調整時に感じたことやプレイ方針について各対面ごとにまとめたものと、ちょっとした小テクみたいなものを記載した部分になります。
知人に渡すために書いた拙い内容なのでお金払ってでも見たいという人がいれば参考までに読んでみてください。

4.各対面へのプレイ

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