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【意外と知らない】QUERY関数のPIVOT(ピボット)機能の使い方|Googleスプレッドシート活用事例

割引あり


GoogleスプレッドシートのQuery関数のPIVOT機能は、データを要約して表示するのに非常に役立ちます。ピボットテーブルのように、データを再構成して集計しますが、Query関数を使うことで柔軟性が増します。

基本構文

=QUERY(data, "SELECT ... PIVOT column")
  • data: 検索対象のデータ範囲

  • column: ピボットする列

基本的な使い方

例1: 基本的なピボット
次のようなデータがあるとします

このデータをピボットして、名前ごとに商品別の数量を集計したい場合:

=QUERY(A1:C5, "SELECT 名前, SUM(数量) PIVOT 商品", 1)


このクエリは次のような結果を返します。


メリットや意義

1. 柔軟なデータ操作
Query関数のPivot機能は、SQLのようなクエリ言語を使用するため、非常に柔軟にデータを操作できます。特に、複数の条件や関数を組み合わせてデータを抽出・集計する場合に便利です。

2. 動的なデータ範囲
ピボットテーブルと異なり、Query関数はデータ範囲を動的に設定できるため、新しいデータが追加されてもクエリを再実行するだけで簡単に結果を更新できます。

3. シンプルな設定
ピボットテーブルは設定がやや複雑ですが、Query関数は1つのクエリ文で完結するため、設定がシンプルです。特に、関数や条件を複雑に組み合わせる必要がある場合に有効です。

4. 他の関数との連携
Query関数は他の関数と組み合わせて使用できるため、より高度なデータ操作が可能です。例えば、フィルタリングやソート、他の集計関数との連携が容易です。

詳しい使用例

例2: 複数の集計を組み合わせる
データが以下のような場合:

名前ごとに商品別の数量と金額の合計を表示したい場合:

=QUERY(A1:D5, "SELECT 名前, SUM(数量), SUM(金額) PIVOT 商品", 1)


このクエリは次のような結果を返します:

例3: 条件付きピボット
特定の商品だけをピボットする場合:

=QUERY(A1:D5, "SELECT 名前, SUM(数量) PIVOT 商品 WHERE 商品 = 'りんご'", 1)

このクエリは次のような結果を返します:

まとめ

Query関数のPivot機能は、データの集計と要約を柔軟かつ動的に行うための強力なツールです。ピボットテーブルの代替として、より複雑な条件や関数を組み合わせてデータを操作できる点が大きなメリットです。これを活用することで、効率的にデータ分析を行うことができます。


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