友人へ送る ヨルダン短期滞在のいろは
ウズベキスタン滞在中に仲良くなった男の子。滞在中は同じ宿だったこともあり、観光やお話しに付き合ってもらい、素敵な時間を過ごすことができました。
同じく世界一周中の彼が、このあと中東を巡る旅に出るそうなので、「ヨルダン短期滞在のいろは」を記します。
※私たちのヨルダン滞在は2023年7月下旬
ヨルダンの首都・アンマン市内への移動
アンマンの空港から市内まではバスが出ています。(3.3JD・約700円)
空港の到着ロビーを出て、道路の方に歩くとチケット売り場(小屋)があるのでそこでチケットを購入します。
出発時間目前だったのですぐに乗れ!と号令があり、写真が撮れなかったので以下の記事参照。
支払いにカード使えたかな?現金のみだった気がするのでヨルダンディナールを準備するのが吉。
ATMは、受託手荷物受け取り場所から出口までの間にありました。両替所は出口を出た空港エリア内にあります。
空港から市街地へ向かうバスは途中乗降も可能なようですが、バス停なのかもわからない場所で止まるので素人にはあまりおすすめできません。
大人しく、終点まで行くのがいいのではないかと思います。
終点はバスターミナルなのでタクシーの客引きも賑やかです。
交渉が面倒なのでそこからはUberを手配して宿まで行きました。15分ほどの乗車で2JD(約400円程)。帰りも同じバスターミナルから空港行きバスが発車します。
空港バスの時刻表は以下より。おおよそ正確だと思うのでご参考まで。
JETTバス運行料金
公共交通機関が少ないヨルダンにおいて、外国人が使える唯一の手段はJETTバスです。
ペトラ遺跡群や死海までアンマンから直通で結んでいる便利な観光バス。
タクシーでアンマン→ペトラは90JDほどするのに対し、バスだと10JDで向かうことができます。
私たちが行った時は、公式HP及びアプリで座席指定まではできるのですが、クレジット決済ができず購入は現地のAbdaliオフィスで行いました。
購入したバスチケット
①アンマン〜ペトラ往復チケット 20JD
②アンマン〜死海往復チケット(同日日) 15JD
ペトラ行き、死海行きは人気の路線で、売り切れることもあるので、早めに購入したほうが良いと思います。
アンマン→ペトラは日帰りでも行けます。
エル・ハズネだけしか行かないのであれば、日帰りでもいいと思いますが、奥まで行きたければ宿泊したほうがゆっくり楽しめます。
私たちは、ペトラに2泊、死海で1泊する予定でした。しかし死海に関しては現地オフィスのおじ様に日帰りで十分だと説得され、なぜか購入させてもらえませんでした。(往復が同日日だと5JD安いらしい)
結局ペトラ2泊、死海は日帰りで観光する行程に。
JETTバススケジュール
①アンマン〜ペトラ
往路
出発場所:Abdaliオフィスの前
出発時間:6時30分
到着場所:ペトラ遺跡バスターミナル
到着時間:10時30分(実際は11時過ぎに到着)
復路
出発場所:ペトラ遺跡バスターミナル
出発時間:16時00分
到着場所: Abdaliオフィスの前(実際は車庫)
到着時間:20時(実際は21時過ぎに到着)
バスは一般的な4列シート。日によってバスのタイプは異なるようです。カーテンを閉めないと日差しが強すぎて座っていられません。道中は砂漠なので景色も変わりませんし、ここは大人しく睡眠時間に充てましょう。
往復ともに道中1回トイレ休憩がありました。場所は運転手の裁量によるみたいで、いずれも土産屋が併設されたサービスエリアのようなところでした。
ペトラ到着前に、バスの運転手から当日折り返す人の案内がありますので念のため聞いておきましょう。バスチケットの記載内容と相違がないか確認すると良いでしょう。
②アンマン〜死海行き
往路
出発場所:Abdaliオフィスの前
出発時間:8時00分
到着場所:各ホテルまで送迎
到着時間:10時00分(実際は11時前に到着)
復路
出発場所:各ホテル前
出発時間:16時00分
到着場所:Abdaliオフィスの前
到着時間:18時00分
死海行きはわたしたち夫婦含めて6〜7名しかいなかったので、マイクロバス(コースター)で運行。座席も自由席でした。
人数が少なかったからか、各ホテル前まで送迎してもらいました。
他の人のブログを読むと任意の場所に一斉に降ろされて、帰りもそこに迎えにくるというパターンもあるようなので、どうなるかはその時次第かも?
ペトラ遺跡 高額すぎる入場料
世界一高額とも言われるペトラ遺跡。
1日券50JD(約10,000円)
2日券55JD(約11,000円)
となっています。
折角高額な料金を払うなら、2日とも入場して元を取ってやろうと私たちはなりました。
確かに高いですが、見どころはたくさんあるので2日あれば存分に楽しめると思います。
▪️注意点 なんでも夢の国価格
入場料が高いだけでなく、中の売店料金も高額。
缶のコーラや1.5lのお水が2JD(400円)します。
真夏にたくさん歩くなら、大きいペットボトルを持っていって、それ以上に必要な場合は割り切って購入するのが賢いかもしれません。
▪️注意点 楽できるのには裏がある🐪
また、ラクダに乗らないか?入場料に含まれているぞと声をかけられますが、当然高額のチップが必要になるようなので注意。
もし乗りたいなら登り坂になるエル・ハズネからの帰りに乗るほうが良いかと思います。
▪️注意点 見学時間について
開始時間は朝6時〜(季節により変動)
昼間は日帰りの方が多く来るので、早い時間に見学する方がゆっくりと楽しめますが、エル・ハズネは昼間しか日光が当たらず写真映えがしないので悩ましいところです。
1泊2日であれば、1日目→正面からエル・ハズネなど近くの見どころを満喫する
2日目→裏口ルートから一番上の修道院に行き正面に戻るというルートが効率的かと思います。
私たちは裏口ルートを知らず、辛い登山をしてしまいました……。
裏口ルートについては世界一周中のご夫婦が書いている詳しいブログがあるので、そちらを是非ご参照ください。おすすめ。
ペトラ遺跡 宿泊したホテル
今回はこのホテルに宿泊しました。
清潔で料金も程よく安いのでおすすめですが、メリットデメリットがあります。
▪️デメリット 坂の上にある
マップだと近く思えますが、スキー場の中級者レベルの坂を20分程かけて登る必要があります。白タクがたくさんいるので、行くのは簡単です。(私たちはケチって乗りませんでした)
短い時間で目一杯楽しむなら、高くても入口近くのホテルがいいと思います。
▪️メリット 安い&きれい&景色がきれい
坂の上まで登ったので景色がとても良かったです。
刻々と暗くなっていく砂漠と町並みは見ていて飽きません
死海 おすすめリゾートホテル
死海周辺での楽しみ方は2通りです。
1.公共ビーチを利用する
2.リゾートホテルを予約する
▪️公共ビーチ
2023年7月下旬の情報だと閉鎖中でした。そもそも公共ビーチは着替える場所や水場が整備されていないらしい。無料・有料それぞれの情報が錯綜しています。
なによりも死海で浮いた後、身体を水で洗い流さないとヒリヒリ痛いし、もし目や口に入ったら本当に「死の海」を渡ることになるので、リゾートホテルでゆっくりすることにしました。
▪️リゾートホテル
日帰り利用に関しては日本語も英語も情報がなく、予約が必要なのか、料金がいくらかなのか分からずじまい。
目星をつけたいくつかのホテルにオンラインチャットで問い合わせしてみますが、待てど暮らせど返信がないので、とりあえずそのまま突っ込むことにしました。
選ぶポイントは、ホテルとプライベート死海ビーチの距離が近いところ、着替えるスペースがある、休憩スペースがあることを優先しました。
ホテルによっては、プライベート死海ビーチまでバスで行く必要があったり、かなり歩く必要があります。45℃を超える気温で長時間歩くのは体力が要ります。
今回選んだのは【ホリデーインリゾート デッドシー】。一人40JD(約8,000円)で、歩いて簡単に行ける死海プライベートビーチ+プール+ランチを楽しむことができます。これまた夢の国価格ですが、ぷかぷか浮くためには仕方ありません。
レストランは物価が高く毎日インスタントだった私たちに栄養をもたらしてくれました。
ビュッフェで豪華な料理が並ぶのですが、一番欲しいジュースはありません。お水はスタッフに言えば無料でもらえました。
来訪時は営業時間は13時〜16時という絶妙な時間設定だったので入館時に確認してください。
今回は予約せずに門番のお兄さんに日帰り利用と伝えましたが、予約ある?と聞かれたので、念の為電話などで確認したほうが確実かもしれません。
夫婦の場合、宿泊した方が安く済んだのでは?という疑念も残りますが、結果大満足でした。終わりよければすべてよしですね。
https://www.ihg.com/holidayinnresorts/hotels/us/en/dead-sea/ddljo/hoteldetail
親愛なる友人も、親愛なる読者さんも、満足のいくヨルダン滞在になることを祈っています。
それではみなさん良い旅を!