
苗字の頭文字ア行な人から見た教室の景色とか
苗字がア行、つまり「あいうえお」から始まる人についての話を中心に、教室の座席順について語りたいと思います。
何のことか分からないって?
突然ですが、なんとなく苗字で性格の傾向がある気がしませんか?
例えば、苗字の頭文字がア行の人は委員長キャラとか、ハ行の人はリーダーっぽいとか。
それらは偏見としても、苗字が人格形成に与える影響は少なからずある気がします。
その根拠が苗字によって決まる出席番号順に起因すると仮定してこれから考察をしていきたいと思います。
まあ科学的検証をした訳ではないので、気軽に読んでいただければ幸いです。
入学時、進級時の座席による影響
そうでない学校もあるでしょうが、私の所では入学、進級してからの1週間ないし1か月は、教卓を向いたときの左列から出席番号順に並んでいました。
出席番号順とは、つまり苗字の辞書順です。
小学校から高校までずっとそのルールでした。
ようは、友達作りの要となる入学・進級直後という重要な時期に座る席の場所が、苗字によってほぼ固定化されており、このことが人間関係や性格に影響を与える気がするというのが今回私の持ってきた説になります。
ここからは苗字頭文字の行別に、独断と偏見でその傾向を考察していきますね。
①ア行=窓際=陰キャという風潮
ア行、中でも出席番号5番までくらいの常連となる方についてです。
この人たちはアニメにおける主人公席もある窓際に座ることになります。
そしてアニメでもそうであるように、僕的にこの席は陰キャになりやすい傾向があると思います。
なんかこう、窓の外をぼーっと見ているイメージがありますよね。
順番に説明しますね。
入学や進級してすぐの頃に、教室の窓際に座っている情景をイメージしてください。
まずは席から近い人に声をかけようかなってなりますよね、近いし。
でも思い出してください、右側にしか人がいないのです!(図1参照)
[教卓]
窓| 〇 〇 ・・・ 〇|ドア
窓| ◍ ◎ ・・・ 〇|廊
窓| 俺 ◍ ・・・ 〇|廊 〇:縁の無い人たち
窓| ◍ ◎ ・・・ 〇|廊 ◍:前後同士・隣同士
窓| 〇 〇 ・・・ 〇|ドア ◎:ななめの位置にいる人
図1 ア行はつらいよ
図1の左方にいる「俺」に注目してください。
彼が窓際に座るア行の者、出席番号3番君です。
左が窓であることで、最大3人分話しかけられる人が減っていることがお分かりいただけるでしょう。
この状態で、例えば右の人、カ行の人がその隣のサ行、タ行の人と話し始めたり、不運にも四方を異性に囲まれていたりすると、友達作りとしては結構痛手であり、そうなる可能性はまあまあ高いです。
そうなると立ち上がって人に話しかけに行かないと孤立まっしぐらです。
他のクラスメイトにとっては、わざわざ窓際まで歩いていって、自分の席に佇んでいるたった1人に話しかけに行く動機は少ないですからね。
また、出席番号が早いということは発表などで前例がないままトップバッターを務めることが多いため、自分で考えて行動する積極性が身につきます。
しかしその分、人に合わせる素養が身につきにくかったりします。
さらに、例えば出席を取るといったときは早々に自分の番が来てそれに答えたら後は何の緊張感もなく聞き流せるため、いつ自分が呼ばれるか緊張しながら人の名前を聞いている出席番号遅めの人と比べて、人の名前を自然に覚えるチャンスが少なくなります。
逆に、常に最初の方に呼ばれるア行の人は意外と人に名前を覚えられやすいのでちぐはぐですね。
忘れてはいけないのが、今説明したようなことが、場合によっては小学1年生から高校3年生まで12年間続くのです。
これが性格や人間関係に影響しないはずがない気がしませんか?
まあでも一長一短ですね。
キャラクターとしては今説明した理由で陰キャになりますが、話してみれば個性的で面白い人が多いような気がします。
②カ行サ行という人懐っこい系スポーツマン
2列目に属する人たちですね。
この人たちは、やや変わり者の気のあるア行の人と、クラスの中心人物になりがちなタ行、ナ行、ハ行の人との仲介役という感じで、良いポジションにいる気がします。
四方に人がいるので、友達作り放題ですね。(図2参照)
[教卓]
窓| 〇 〇 ・・・ 〇|ドア
窓| ◎ ◍ ◎・・ 〇|廊
窓| ◍ 俺 ◍・・ 〇|廊
窓| ◎ ◍ ◎・・ 〇|廊
窓| 〇 〇 ・・・ 〇|ドア
図2 カ行サ行という全方向動けし者
スポーツマンというのは勝手なイメージです。(笑)
あと一応言っておくと、今回は縦の列の話であって、横の列、つまり教卓側か後ろ側かは考慮していません。
ここはおよそどんな苗字でも変動しうるからです。
まあでも、前であるほど先生と仲良くなりそうな印象はありますね。
ちなみに、ここにきてそもそも論ですが、ざっとネットでデータを見てきた限り、日本人にはア行が多く、次いでカ行であり、アカサ行で全体の約50%を占めるそうです。
さっき言った出席番号1番から5番というのは、ア行の中でも頭文字「い」か「う」までの話かもしれません。
今書いたカ行サ行の話も、ア行の「え」以降からカ行の前半までの話かもしれません。
このあたりは地域性によるかもしれませんが、もしこの記事と違っていたら、そこは許していただいて、なんとなく自分に当てはまる列を思い浮かべながら読んでください。
この記事はしょせん偏見を書き連ねるものであって、学術的根拠はまるでありませんから!
③タ行ナ行ハ行とかいうカースト上位集団
苗字の頭文字の分布比率と、列特性の類似性から、この辺はまとめていきます。
該当する人にはちょっと寂しい感じがすると思いますが、すみません。
クラスの中心辺りに位置する方たちですね。
[教卓]
窓| 〇 〇 〇 〇 〇 〇|ドア
窓| 〇 ◎ ◍ ◎ 〇 〇|廊
窓| 〇 ◍ 俺 ◍ 〇 〇|廊
窓| 〇 ◎ ◍ ◎ 〇 〇|廊
窓| 〇 〇 〇 〇 〇 〇|ドア
図3 クラスの中心
カ行と同様、四方八方に動けるというのはもちろんなのですが、それ以上に大きいのが、周りの人が中心に向かって集まってくるということです。
カ行の人もマ行の人も、より人の多い方角にいる人に話しかけようとすることを考えると、中心の人は最も話しかけられやすいため、そこにちょっとした人だかりが出来るという訳なのです。
これによって、自然と教室の中心にいる人がそのままクラスのリーダーになります。
これは思い当たる節がある人もいるのでは?
学級委員のような役職はア行かヤ行が取ることもありますが、体育祭などみんなをノリ良くまとめるリーダーはここに座っているタナハ行の者でしょう。
教卓から見て正面にいるというのも、先生に当てられやすくなりますが、その分教室内での地位を確立する手助けになるような気がします。
④マ行ヤ行ラ行ワ行というオタク
[教卓]
窓| 〇 ・・・ 〇 〇|ドア
窓| 〇 ・・・ ◎ ◍|廊
窓| 〇 ・・・ ◍ 俺|廊
窓| 〇 ・・・ ◎ ◍|廊
窓| 〇 ・・・ 〇 〇|ドア
最後に廊下側の席の話。
ラ行については僕は会ったことないかもです。
この席は端が壁になっているという意味では窓際と同じですが、廊下に近いという特徴があります。
ドア付近や窓越しに他クラスの人と話すことが出来るという点は、他にないアドバンテージです。
一方で、出席を取るときは最後の方に名前を呼ばれることになるため、人に名前を覚えてもらいにくいかもしれません。
地味キャラになりがちです。
ただ地味とはいえ、妙な社交性は持っているので、孤立系陰キャというよりサブカル好きなオタク属性であり、オタク同士で楽しくやっている印象があります。
終わりに
ということで、苗字によって性格が変わりうる根拠の一つ、入学時の座席順の話でした。
むろん、性格はそれ以外の要因で変わる部分が大きいのであまりアテにならないかもしれませんが、こういう問題提起をして遊ぶのもいつか何かの役に立つかもしれないというものです。
余談ですが、ある世代より上の人たちは、教室では男女別で座っていたという話を聞きました。
これは僕は良い方法だったと思っています。
四方を異性で囲まれるという不運な人がうまれることなく、まずは男女それぞれでしっかり仲良くなってから、異性にも目を向けるようにする。
その方が友達作りも恋人作りも上手くいく気がします。
同性友達の多い男子校・女子校出身の人が共学出身の人よりなぜかモテるのと似たような話です。
スレて無い純粋な異性への興味と、同性同士で培われた男・女らしさが異性に好まれるのではないでしょうか。
少子化って男女混ぜ名簿のせいじゃないの?知らんけど。
という訳でおしまい!
ここまでこの駄文を読んでくれた奇特な方へ、どうもありがとう!