アイスクリウム
白い空はいつもの様に
こっちを見てる
何故か心の奥で揺れる声
ちょっとだけ消えて
しこりを、なくそう
そう決めたから
僕は8月のアイスクリウムのように。
風は聞こえる
なんも音はしないけれど。
些細な言葉が、頭の中に
入りこむ。
全部、嘘だよ。
今日言った別れ話
本当だったのは
きみを好きだったという
最後の言葉だけ。
全部嘘だよ
これからも思い出す。
本当だったのは、一緒にいれなくて
ごめん、という最後の言葉だけ。
消えるわけじゃない。
溶けてゆくだけ。
滴れる想いは
8月の真夏のアイスクリウムのように。