杉村三郎シリーズ読了
宮部みゆきは面白い。知ってた。
思春期のころ模倣犯を一気に読んだ。大人になってからは火車が好きで何度も読んでる。
「名もなき毒」って有名タイトルが含まれてる、現代の探偵モノ
絶対おもしろいって読む前からわかってるから逆にとっておいた部分があり。
でもダメだった、一旦読み始めたら「ゆっくり」は楽しめない。
読み落としながら急いで進むのってもったいないなぁと思うんだけど。
またあらためて書評を書きたいシリーズ。
……なんだけど、とりあえずね
型に嵌ったハッピーエンドが本当にその人の幸せなのか
って最近考える機会が多い。
何不自由なく、分不相応な、完璧な、美しい世界。
でもそれに盲目で何十年浸かってられるのってむしろ人間としてはヤバいんじゃない?という疑問。
チャレンジしたい、自分の世界を広げたいって性質こそが人間を人間にしてるものだと思うから。
杉村三郎シリーズの、作中で変わっていく環境がまさにそれで
帯のあらすじでネタバレされた時は「ハァッ!?」と思ったけど、
数日かけて、そっか本当にこれで良かったんだ。と
感情を収納しながら読み進んでいった。
書きたいと思ってる二次創作小説にも通じる部分があって。
やっぱり人生、必要なものと必要な時に出会うよう出来てるなって(主語デカ)。
でももうちょっと寝かせます。頭の隅で熟成。