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より多くの人に読了させる3つの文章術 -Nサロン“WORDS文章教室”第1回-

1 その前置き、必要?

冒頭で読者に目次を読ませて、「読んで役に立つか」を瞬時に判断してもらうほうが読了率は高まる。結論や話の流れが見えないと、読者の頭にたくさんの「?」が生まれて離脱されちゃいます。
日記ではなくノウハウ記事なら、世界観に引き込むための前置きは「あとがき」にしてみよう。本編を読み終えて納得感を持った読者は、あなたのあとがきも喜んで読んでくれるはず。そこで世界観を語って、グッと惹きつけて、あわよくばファンになってもらおう。

2 強いコンテンツから先に並べる

あとがきまで読み終えてもらう、つまり読了率を高めるには初手のインパクトが大事。
最初の印象が弱いと、記事を読むメリットが伝わる前に離脱されるおそれがあります。せっかく良いコト書いているのに、見せ方の問題で価値を感じてもらえないのはもったいない!コンテンツ見出しの付け方も含めて「出し惜しみしない」と肝に銘じよう。

3 タイトルはシンプルに

盛り込んだ単語を文節レベルで区切り、重要度を考える。あまり重要でないものは、そぎ落とす。
冷静になって見直してみると、具体的な文脈やターゲットを伝えたくて加えた単語は意味上の重複があったり、削除してもふつーに通じたりするものです。文章をすべて書き終えたら、「結局、何を伝えたかったんだっけ?」と振り返って本質的なメッセージを絞り出し、そしてタイトルと比べる。
タイトルをそぎ落としてシンプルにすると、かえって読み手に文章の価値が伝わりやすくなる。そう信じて、タイトルを長く書きがちな民は修行を積んでいきましょう。

おまけ:タイトルの「あざとさ」をデザインする

タイトルに盛り込んだキーワード、ニッチすぎませんか?
書き手が目指すべきものは、「より多くの読者に」「伝えたかったことが伝わる」こと。そう設定してみると、ニッチすぎるキーワードをあえて削除したほうが「より多くの読者に」読んでもらえるはずです。
具体性の高さと、ターゲットの広さ。どちらを取るかはコダワリの問題もあるので「絶対にあざとくしたほうがいい」とは一概には言えないものの、持っておいて損のない視点だと思います。キーワードが読み手を選びすぎていないかチェックしてみましょう。

あとがき:竹村俊助さん、ごめんなさい!

これまであたかも「ぼくが考えたこと」風に書き綴ってまいりましたが、ぜんぶ竹村俊助さんが教えてくれたこと。
WORDS文章教室、勉強になりました。前置きを大胆に削るのは、やってみると大変勇気がいりました。

かしこ



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えぬ鹿 / kanji takeda
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