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社会人がTOEIC800点を目指す5つの作戦

「TOEIC(L&R TEST)で800点を目指そう!」
と思い立ったとき、ちょっと怯んでしまうあなた。

大丈夫です、800点はシンプルな原則さえ愚直に守れば達成できます
※僕は「まとめに代えて」に書いた理由で790点止まりでしたが...

またシンプルな原則を日々の勉強に落とし込み、仕事と趣味と家事育児で忙しい中でも着実にスコアアップしていくための具体的な作戦を5つご紹介します。
 ・気合は要らない
 ・ちょっとくらいサボっても大丈夫

そんな省エネスタンスでの作戦ですので、どうぞゆるりとご覧あれ。

目次
◆前提:TOEIC800点に効く「シンプルな原則」
◆ゆるーく800点を狙う5つの作戦
  1.教材は「スタディサプリENGLISH」のみ
  2.最初はとにかく、語彙の補強
  3.構文を秒で見抜けるようになる
  4.設問の「選択肢」は先読みしない
  5.勉強しなかった自分を責めない
◆まとめに代えて

TOEIC800点に効く「シンプルな原則」

語彙と構文でゴリ押す。実はこれで攻略できます。
TOEICの出題パターンを頭に叩き込んだりしなくても、過去問集や解説本、聞き流しで英語が身につくやつなど複数の教材をハシゴしなくても、コレと決めた教材で徹底的に語彙力を鍛え、構文の理解を深めれば800点は現実的に達成できます。

具体的に何をどのようにやるかは、以下の「作戦」でご紹介します。

ゆるーく800点を狙う5つの作戦

1.教材は「スタディサプリENGLISH」のみ
理由は「学習がスマホで完結する」ことに尽きます。
社会人のTOEIC対策は「現時点で出来ない部分をいかに効率よく改善するか」を競うゲームだと考えてみましょう。スマホアプリで勉強すると「出来た」「出来ない」が記録されるので改善すべきことが明確になります。特別な労力をかけなくても自分専用の単語帳や文法問題集が勝手に出来ていくことが、上記のゲームの攻略を楽にしてくれます。

別の観点からいうと、満員電車の中、もしくは家に帰ってきてから教材を開くのと、普段マンガとかTwitterを見るノリでアプリを開くのと、どちらが心理的に楽か。クソ忙しい中で時間つくって勉強するわけなので、出来るだけ「勉強を始めること」のハードルを低くするほうが学習を継続させやすいし、結果的に勉強量も増えると考えています。

2.最初はとにかく、語彙の補強
体感値で恐縮ですが、TOEICの設問の9割は単語さえ分かれば解けます。
目指すスコアが何点であっても、950点満点を目指すレベルの単語でさえ「一瞬で意味が浮かぶようになるまで」鍛えましょう。センター英語を難なく解けるなら、新たに覚える単語量はせいぜい300くらいだと思います。
語彙力にアドバンテージがあると、実はリスニングで大きなメリットが。難しい単語が分からないと解けない問題を得点源にできますし、深く考えなくても聞こえた単語の意味が分かるので「設問の要点を押さえることに集中」できます。TOEICのように短い時間で大量の問題をこなす試験なら、「単語の意味を考える時間を省いて解答スピードを速める」のが正答率を高める近道です。

ちなみに残りの1割は、いくつか論理展開を追わないと答えられない設問です。僕は割と論理を読み違えますが、満点は狙ってないので不正解でもしょうがないと割り切ってました。それよりも単語さえ知っていれば一瞬で解ける問題を増やしていきましょう。

3.構文を秒で見抜けるようになる
こちらはリーディングで威力を発揮するポイント。活用するのは遠い昔に習った「第○文型」の知識です。思い出したい方は下記リンクをご参照ください、構文が図解されているのでイメージを掴みやすいです。

高校生向け受験応援メディア「受験のミカタ」
「文型とは?英語5文型の見分け方を図と例文で分かりやすく解説!」
https://juken-mikata.net/how-to/english/svoc.html

やることはシンプルで、Part5の問題を解きながら「この文章を主語・動詞・補語・目的語・修飾語に分解したらどうなるか?」を愚直に考えましょう。慣れてくると品詞に関する問題は確信をもって答えられますし、そのほか適切な接続詞や時制を選ぶ問題も正答率が上がってくるはずです。

実はこのtips、本当に有効なのはPart7の長文問題。
意識しなくても構文を見抜ければ、読解スピードが速まります。より具体的に言うと、主部や述部・修飾部など意味上のカタマリで英文を認識できるようになれば、細部は一旦見なかったことにして、重要なポイントだけを拾い読みできるのです。ふだん日本語の文章を読むときは一字一句を吟味していないのと同じ、もっと言うと、このnoteの太字箇所だけ読めば大まかに内容を理解できるのと同じです。

構文の理解は一見テクニックのようでいて、実は語学学習における本質の1つだと思います。構文というテンプレートに単語を当てはめていけば、どんなフォーマット(言語)でも会話が成立するのですから!
最初は時間かかっても大丈夫。1週間続けていけば世界が変わって見えるはずです。

4.設問の「選択肢」は先読みしない
設問文(問いの部分)だけ読めば、話の中で注目すべきポイントが分かります。これはリスニングもリーディングも一緒。

「選択肢まで目を通したほうが、問題の内容を理解しやすいのでは?」と思うかもしれまんが、選択肢の中に回答は1つしかないわけなので、わざわざノイズを頭に留める必要はありません。集中力がもったいないし、選択肢の内容が理解できないと焦りが生まれて平常心を失うし、そもそも先読みに使える時間は想像以上に少ないし。加えてTOEICだと問題で使われているキーワードが、選択肢では別の語句に言い換えられているケースが多いので、選択肢に目を通してもそう単純に正解できない仕組みになっているのです。

だからこそ設問文を理解することだけに集中して、問われるポイントを正確に把握するほうが解答しやすいと思います。設問のツボだけはしっかり押さえて、1.で鍛えた語彙力を使って選択肢の言い換えを見抜く。これが出来れば正答率は高いレベルで安定しますし、その実力はTOEICに限らない“英語力”になっているはずです。

5.勉強しなかった自分を責めない
妥協せずに語彙力を鍛えていれば、1~2日くらい英語に触れない日があっても、そう簡単に実力は落ちません。忙しい日は無理せずちゃんと寝て、気力があるときにアプリを開きましょう。自分で自分に過度なストレスを与えず、英語が出来るようになっていく感覚を楽しむことが結果としてスコアを伸ばすと思います。

ただし勉強を止め続けているとみるみる正答率が下がっていくので(体験談)、3日以上アプリを開けなかったら生活リズムを見直しましょう。喝をいれたところで何も始まりません。

まとめに代えて

ご紹介したtipsは、「センター試験なら余裕で解ける」くらいの方だと2か月あれば十分身に着けられます。
むしろそれくらいの実力があり、そんなに英語が苦手じゃない人が変に余裕をもたせて3カ月(やそれ以上)も勉強すると、飽きます。練習問題ならサクサク解けちゃうので、TOEIC対策に飽きてきて英語の勉強が続かなくなります。実際に僕はTOEICの勉強に飽きちゃってアプリを開かなくなり、試験直前に正答率をガクっと落とし、850点を目指していたのにスコアは結局790点でした(L405・R385)。ゆるーくとはいえ、適度な緊張感のあるスケジューリングは必須ですので、ぜひ僕の屍を越えていってください。

そして「語彙力を鍛える部分、全然ゆるくないじゃないか!」と感じているあなた、ご安心ください。
単語学習はとにかく接触頻度を増やすことが大事。知らない単語・分からない単語を復習するためのポイントは、意味が思い浮かばなくても全く気にしないこと。パッと見で答えられなかった単語は秒速で復習リスト送りにして、テンポよく単語チェックを進めていきましょう
そうして毎日目を通していれば自然と、1週間で新たに100語は身についてきますので(僕の実績ベース)、すぐには覚えられなくても気楽にゆるーく行きましょう。

かしこ


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・元ネタは下記マガジンをご参照ください
→2019年1月の受験を前年10月に決めてから学習記録をつけてました。3カ月弱でのTOEIC対策で、リアルタイムに試行錯誤してきた過程を詳しく知りたい方は下記リンクからご覧ください。
https://note.mu/ss0049/m/m5424f7b808d6
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