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小匙の書室150 100万ドルの五稜星を観る前に
普段から私の読書時間は主に小説を読むことにあてられているのですが、時には漫画を手に取ることもあります。
それは例えば小説のコミカライズだったり、好きな作家さんが原作の物語だったり、単純に絵柄が好みで読んだり……。
そんな中でも、私が一番読んでいるのは『名探偵コナン』(青山剛昌 著)なのです。(その次に『金田一少年の事件簿』かな……?)
漫画は最新刊まで揃え、時には特装版も購入し、いやしかし考察はさほどせずに単純にコナンたちの活躍を楽しみ、映画も毎年観に行き……という具合に。
で、この映画についてなんですが。
はいこちら、今年は函館を舞台に、西の高校生探偵:服部平次と神出鬼没の大泥棒:怪盗KIDがお宝争奪ミステリを勃発させるのですよ。
映画本編の内容もさることながら、ここで注目してほしいのが『ついに明かされるキッドの真実』という文言!!
過去、『豪華の向日葵』でも怪しげなキッドの動きから「何かあるんじゃないか……」思っていましたが、今作でのストレートな宣伝には「絶対に何かある」という予感が首をもたげました。
実際、本編でも明かされていない真実が映画で先に明らかになるとのことで、例年行われている先行上映もネタバレ防止のため開催されていないのです。
ここまで徹底的にやるなんて……相当な真実なんでしょう。
ちなみに“映画で先に明らかとなった”といえば、『異次元の狙撃手』が真っ先に思い浮かびます。当時劇場で鑑賞した私は、最後の最後、「……了解」でうっかり叫びそうになりました。
やっぱりこういう驚きって新鮮に味わいたいじゃないですか。
そう思ったとき、私ははたと気付いたのです。
あれ、私はキッドの“真実”に対して驚けるほど、キッドの情報を持ち合わせているだろうか……と。
現在の私は『名探偵コナン』に登場するキッドのみしか把握しておらず、彼がビッグジュエルを狙っていることをぼんやりとしか知らないのです。
じゃあ、なぜビックジュエルを狙っているのか。そもそもビッグジュエルとは何なのか。黒羽快斗の周囲にいるキャラはどんな人となりなのか。
これをぼんやりと把握したまま劇場鑑賞するのは良くないはず。もちろん本編で綴られるのがそれらに対する真実なのかは定かでないものの、やはり平次と和葉のほかキッドにフォーカスがあてられているのなら、基礎的な情報は改めて取り入れねばなりません。
(しかも今年、再び『まじっく快斗』の連載が再開されることですし。読むなら絶好の機会)
というわけで私はさっそく、『まじっく快斗』を購入。ストーリーと回収されるべき真実を読み込んでいきました。
青山先生の初期作品ということもあり、絵柄の違いを楽しめたり快斗と青子、探や紅子なんかのはちゃめちゃドタバタな展開が面白かったりで、グイグイ読み進めていけます。
巻を追うごとにストーリーも骨太となっていき、ファントム・レディや怪盗コルボーといった魅力的なキャラも登場。
あれやこれも伏線みたいな感じがする……。
これでようやく、ビッグジュエルにまつわる謎、怪盗キッドをめぐる謎を手中に収めることができ準備は万端。あとは映画を鑑賞するだけとなりました。
さあて。映画を鑑賞した感想は、また後日。
存分に楽しんでこようと思います!!
ここまでお読みくださりありがとうございました💎