小匙の書室74 『よめぼく』映画化
『よめぼく』こと、『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)。
森田碧先生のデビュー作である本作はシリーズ化され、現在までに5作が刊行、累計30万部を超えるヒット作となっております。
そんな『よめぼく』が、なんと。
2024年、Netflixで映画化‼️
朝、目が覚めてSNSをチェックした私はその情報で一気に目が覚めました。
そこからはほとんど貪るようにして情報を漁り、いまこうして記事にしているというわけです。
さて。
主人公:早坂秋人を永瀬廉さんが、
ヒロイン:桜井春奈を出口夏希さんが、
演じられます。
永瀬さんは昨年『法廷遊戯』(原作 五十嵐律人)に久我清義役で出演されていましたし、出口さんは現在放送中の『君が心をくれたから』(脚本 宇山佳祐)で朝野春陽役を演じられています。
私の好きな小説ジャンルや作家さんと関連のある映像作品に参加されているなんて……こういう繋がりがあるから、創作の世界って楽しいんですよね。
そして監督が三木孝浩さんと知って、私は「はい、観ます。こりゃあ、もう、観ますよ」となりましま。
三木監督は以前にも『今夜、世界からこの恋が消えても』(原作 一条岬)『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(原作 七月隆文)でメガホンをとっており、私の中で感涙作品を映像化するにあたって安心感が強い方なのです。
よかった、Netflixの配信で。
映画館じゃあ、ついつい周囲を憚って泣くのも堪えてしまいますからね。
しかもしかも!
脚本の吉田智子さんは過去に、
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
『君の膵臓をたべたい』実写版(原作 住野よる)
『桜のような僕の恋人』(原作 宇山佳祐)
を担当されていて、
な、なんなの……! よもや私の体中から水分を奪おうとしているっ……?!
と、思わせるのでした。
『桜のような僕の恋人』は同じくNetflix限定の映画で、Mr.Childrenが手がけた主題歌『永遠』もいいんですよね。いや、同じミスチルなら『君の膵臓をたべたい』の『himawari』も最高で……(音楽に限らないこの妙な符号が、逆に怖いまであります)。
今回の『よめぼく』は誰が主題歌を担当するのか(あればの話ですが)気になりますね。
そして劇を彩る音楽を担当されるのが亀田誠治さん。
東京事変のメンバーでありながら映画などのサウンドトラックも制作されており、『今夜、世界からこの恋が消えても』(再びの登場)もその内の一つ。
はい。もうね、全身を音楽で浸からせて頂きますよ、ええ。
こうして……青春映画の名手が集った『よめぼく』。
是非ともたくさんの方に観ていただきたいと、監督や脚本家やその他の関係者でもないのにプッシュしたいのでした。
ちなみにコミカライズされているので、「小説は慣れなくて」でも安心。
来る公開までを楽しみにしていましょう💐
ここまでお読みくださりありがとうございました📚