銀行の使い分けを考える
先日、クレジットカードの使い分けについて考えて記事にまとめました。
クレジットカードを使う際の一つの決め手に「ポイント還元率」があります。
ポイント還元率については、クレジットカード単体ではなく引き落とす銀行も関係してくる場合がありそうだとTwitterをみて思ったので、まとめてみました。
▽クレジットカードについての記事はこちら
楽天銀行
楽天銀行では多くの取引が無料となっているためコスト面で魅力的です。
定期的にキャンペーンを実施しており、キャッシュバックやポイント還元などの特典もあります。
楽天ポイント経済圏ならメイン銀行の有力候補だと思います。
(筆者の現在のメインバンクも楽天銀行です)
【必須エントリー】ハッピープログラム(優遇プログラム)
ハッピープログラムにエントリーすると、「毎月25日終了時点の預かり資産残高」または「前月26日~毎月25日の対象商品・サービスのお取引件数」で決定された5種類の会員ステージ応じた優遇を翌月の1日から受けることができます。
よりよい優遇を受けるためには、
・25日終了時点で残高300万円以上
・前月26日から毎月25日までの取引件数30件以上
をクリアする方がいいですが、楽天銀行では300万円以上になると金利が低くなるので要注意です。(後述参照)
一度ハッピープログラムにエントリーすれば毎月行う必要はなく、自分の会員ステージはアプリなどから確認できます。
ハッピープログラムにエントリーすることで、楽天銀行での各種取引によって楽天ポイントを獲得できます。
楽天カードを利用して楽天銀行から自動引落することで、毎月3ポイント(アドバンスドステージの場合)獲得できます。
その他の口座振替を行えばさらに1ポイントずつ獲得できます。
「楽天銀行コンビニ支払サービス」を利用して、公共料金や税金の払込票から納付すると10円のキャッシュバックがあります。
対応している企業や料金により、手数料が無料の場合と66~110円かかる場合があります。
楽天デビットカードで1%ポイント還元
楽天銀行デビットカードは事前にハッピープログラムへエントリーが必要ですが、利用額100円につき楽天ポイントが1ポイントたまります。
ポイント利用をしてもポイントが1%付くので普段使いできます。?
▽楽天ポイントについての記事はこちら
イオン銀行・コンビニATMなどで利用可能
楽天銀行のATMは、楽天グループの各店舗やコンビニエンスストアなどに設置されています。
コンビニATMは24時間営業しているため、いつでも利用することができます。
ハッピープログラムにエントリーすれば、最大月7回(スーパーVIP会員)まで手数料無料で利用できます。
(アドバンスド会員は毎月1回無料)
振込・入金ごとに1ポイント獲得&振込毎月1件手数料無料
楽天銀行アプリからの振込は、365日24時間いつでも可能です。
ハッピープログラムへエントリーしておくと、受取があった翌月最大月3回まで(スーパーVIP会員)他行振込が手数料無料で利用できます。
(アドバンスド会員は毎月1回無料)
※給与・賞与の受取口座変更手続きは、「給与振込」の電文で振り込まれていることを必ず確認
またハッピープログラムの特典として、給与の受取・振込・口座振替でも
振込・振替件数1件毎に1〜3ポイントが貯まります。
普通預金金利(マネーブリッジ利用で)0.1%
楽天銀行の普通預金の金利は0.02%ですが、マネーブリッジを利用すると金利年0.10%の優遇金利が適用されます。
ただしマネーブリッジ(楽天銀行口座と楽天証券口座との連携サービス)残高には上限があり、300万円を超えると0.04%となるので注意です。
ハッピープログラムでは残高300万円以上でスーパーVIP会員でしたが、どちらをとるか考える必要がありそうです。
補足:楽天証券
らくらく入金、自動入金(スイープ)があった日ごとに1ポイント獲得できます。
そのため以前は楽天証券のNISA口座で1ポイントのみ利用して投資信託を購入する裏技がありましたが、現在は楽天キャッシュで購入しているため使えません?(よく分かってない・・・)
また毎月末時点の投資信託の残高がはじめて一定の金額に到達した場合に、所定の楽天ポイントが獲得できます。
補足:楽天キャッシュ
楽天証券の投信積立には、毎月13日~15日のいずれかの日に翌月の積立金額を楽天キャッシュ残高から引き落します。
楽天カードから楽天キャッシュをチャージするとチャージ金額の0.5%のポイントが翌月15日頃に楽天カードから進呈されます。
楽天証券NISA口座で毎月満額の33,333円積立投資をしている場合、0.5%分の約166ポイント分が加算されたポイントが「楽天カードご利用ポイント」として獲得できます。
チャージ設定(残高キープチャージ)とは、毎月の積立金額が不足しないように、楽天キャッシュの残高をあらかじめ設定した金額以上に自動でキープする設定です。
チャージ金額は1,000円以上1円単位となり、不足金額が1,000円未満の場合は1,000円チャージされます。
三菱UFJ銀行(MUFJダイレクト(インターネットバンキング))
三菱UFJダイレクトとは、「インターネットバンキング」「テレフォンバンキング」が利用できるサービスだそうです。
スマートフォンアプリ「三菱UFJ銀行」を使って預金残高の照会・振り込みなど、土日祝を含めて24時間取引できます。
また三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)では最大2年分の明細が確認できます。
さまざまな優遇を受けるには以下が必要のようです。
・スーパー普通預金(メインバンク プラス)の申し込み
・「三菱UFJダイレクト」の利用(ログインパスワード・Eメールアドレスの登録)
・eco通帳へ申し込み
スーパー普通預金(メインバンク プラス)
スーパー普通預金(メインバンク プラス)は取引内容に応じて優遇・特典を利用できる普通預金口座です。
優遇適用条件が上記両方に当てはまる場合に給与or年金の受け取りの優遇が適用されます。
Eco通帳
Eco通帳とは、紙の通帳の代わりにスマートフォンまたはパソコンでいつでも入出金明細が確認できる三菱UFJダイレクトのサービス一つです。
Eco通帳を利用するとスーパー普通預金(メインバンク プラス)の取引で以下の優遇が受けられます。
・当行ATM時間外手数料が何回でも無料
・提携先コンビニATM利用手数料が1回まで無料
・「三菱UFJダイレクト」での他行あて振込手数料が1回まで無料
・取引推移表の申し込みで過去の入出金明細(PDF形式)を最長10年分無料で確認
他にもファミリー口座照会サービス利用で、家族が自分の口座残高や入出金明細を閲覧できます。
注意点として、Eco通帳に登録すると紙の通帳は併用できません。
窓口での取引の際は、キャッシュカードを利用します。
また電話やATMでの通帳を使った取引や、電話での住所・連絡先変更が利用できなくなります。(インターネットバンキングにて手続き)
ポンタポイントサービス申込
スーパー普通預金(メインバンク プラス)を利用&三菱UFJダイレクトでの「ポイントサービス申込」により、月初から毎月末平日窓口営業日の取引内容に応じて、Pontaポイントが毎月たまるそうです。
月内に一度でも三菱UFJダイレクトにログインすれば対象となるので、毎月5ポンタポイントを獲得できます。
月内に一度でも水道光熱費やクレジットカード、税金など口座振替の引き落としがあれば対象となり、毎月10ポンタポイントが加算されます。
他にも、投信積立や運用商品残高、住宅ローンなどに対してもポイントが進呈されます。
毎月25日・月末日の8:45~18:00はコンビニATM手数料無料
25日や月末日が銀行休業日の場合は前営業日が適応されます。
スーパー普通預金(メインバンク プラス)利用の場合(翌月20日から翌々月19日まで)取引内容に応じて、提携先コンビニATM利用手数料を最大2回無料で利用可能です。
条件未達成の場合は通常110~330円の手数料です。
MUFGダイレクトで24時間振込可能
振込手数料は154円(振込金額3万円未満)~220円(3万円以上)ですが、三三菱UFJ銀行あて無料です。
三菱UFJ信託銀行・auじぶん銀行への振り込みも三菱UFJ銀行あて扱いのため無料です。
「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」から他行あてに振り込む場合は毎月1回まで無料となります。
金利とキャッシュカードについて
スーパー普通預金(メインバンク プラス)[段階金利型]では、普通預金と変わらず年0.0010%なため特に優遇はありません。
またキャッシュカードのポイント優遇などもありません。
ゆうちょ銀行
ゆうちょ通帳アプリ
「ゆうちょ通帳アプリ」とはスマートフォンで現在高・入出金明細の確認や送金、資産管理ができるゆうちょの公式無料アプリです。
総合口座があれば、アプリインストール後に必要事項を入力するだけで利用できます。
ゆうちょダイレクト(オンラインサービス)
ゆうちょダイレクトは申し込み無料で以下のサービスが受けられます。
・ダイレクトサービス
パソコン、スマートフォンを利用してインターネット上で取引を行うサービス
・テレホンサービス
電話(音声)やFAXを利用して電話回線により取引を行うサービス
・投資信託テレホンサービス
自宅電話を利用して投資信託のお取引・ご照会を行うサービス
平日8:45~18:00(土曜9:00~14:00)コンビニ・駅等設置のゆうちょATM手数用無料
他口座への振込は165円
ゆうちょ口座への振り込み
他の金融機関口座への振込
金利とキャッシュカードについて
通常貯金の金利は0.001%、定期貯金は0.002%です。
キャッシュカードのポイント優遇などはありません。
ゆうちょデビット利用で0.25%キャッシュバック
ゆうちょデビットはデビットカードとしてもキャッシュカードとしても使え、月の利用金額に応じて0.25%キャッシュバックがあります。
ゆうちょデビットのキャッシュカード機能をATM等で利用、またはゆうちょデビットカードが届いてから一定期間(ICチップ付は6カ月、無は1~2か月程度)が経過すると、キャッシュカードは利用できなくなります。
JP BANK カード(クレジットカード)キャッシュカード一体型との併用はできません。
会員専用WEBサービス「ゆうちょデビット会員WEB」で利用限度額や利用履歴の確認ができます。
あおぞら銀行
ゆうちょATMが何度でも手数料無料
ゆうちょATMが入出金が何度でも手数料無料、セブン銀行ATMで入金のみ手数料無料で利用ができます。
コンビニATMでは手数料がかかります。
Visaデビット利用で振込手数料無料
Visaデビット利用で最大1%キャッシュバック&割引きも
あおぞらキャッシュカード・プラスとは「キャッシュカード」と「Visaデビットカード」の「一体型カード」です
利用金額に応じて年2回自動でキャッシュバックされます。
またあおぞらキャッシュカード・プラスの提示または利用などで、カラオケ館など割引やサービスが受けられる店もあります。
普通預金金利0.2%
普通預金(BANK専用)は変動金利で、利払日は毎年2・8月の「第2金曜日の翌日」です。
利息は、毎日の最終残高1,000円以上について付利単位を100円として、利払日に、毎日の普通預金(BANK専用)の金利によって計算のうえこの預金に組入れます。
利払い時に復興特別所得税が課税され、20.315%(国税15.315%、地方税5%)が源泉徴収されます。
あおぞら銀行は使いにくいですが、利率がいいのでメインの貯蓄用として利用しています。
補足:「SBI新生銀行」と「住信SBIネット銀行」
SBIグループでは「SBI新生銀行」と「住信SBIネット銀行」の2つのオンラインバンキングサービスがあるようです。
SBI新生銀行はSBIグループの100%出資子会社ですが、住信SBIネット銀行は三井住友銀行とSBIグループの共同出資による銀行のようです。
住信SBIネット銀行
スマートプログラム(スマプロランク)
スマートプログラムは、商品・サービスの利用に応じて、ATMや振込の手数料無料やポイント獲得などの特典が受けられる住信SBIネット銀行の優遇プログラムです。
スマプロランクは、月ごとの利用状況により自動的に判定され、ランク1~ランク4までの4段階のいずれかが適用されます。
当月に適用となるランクは前々月の利用状況が判定基準となり、ランクに応じてATM・振込の手数料無料回数が決まります。
適用ランクや無料回数はランク情報ページから確認できます。
ランク1は、スマート認証NEOの登録でランク2になれるため、ハードルは高くありません。
ランク3達成条件は、月末時点でスマート認証NEO登録+総預金の月末残高が300万円以上などの条件に該当する場合など少し難易度が上がります。
対象サービスを利用で1P=1円のポイントを獲得
スマプロポイントは、500ポイント以上から1ポイント1円相当で現金に交換できる住信SBIネット銀行が発行するポイントです。
JALマイレージバンクにご登録のかたは、JALのマイルにも交換可能です。
ポイント対象商品のご利用に応じて、またはキャンペーンの景品として貯まり、ポイント照会画面から保有ポイントが確認できます。
他にも各種キャンペーンの特典やデビットカードやクレジットカードの利用金額に応じて、ポイントが貯まります。
スマート認証NEOの登録で月5回提携ATM手数料が無料
「アプリでATM」サービスは、スマート認証NEOの登録をすると、キャッシュカードのかわりにスマートフォンアプリを使ってATMで取引きができる機能です。
「アプリでATM」サービスご利用時のATM手数料およびATM引出無料回数はキャッシュカード・デビットカードご利用時と共通となります。
スマート認証NEOの登録で月5回振込手数料無料
SBIハイブリッド預金は金利0.010%
円普通預金では金利が0.001%ですが、SBIハイブリッド預金にすると10倍の0.010%です。
T NEOBANK(住信SBIネット銀行 Tポイント支店)
T NEOBANKとはT会員限定の住信SBIネット銀行の専用支店です。
TNEOBANKの口座を開設すると、対象サービスの利用状況に応じてTポイントが貯まります。
ポイントは取引条件達成の翌月中旬頃に貯まり、ポイント実績はTサイト[Tポイント/Tカード]の履歴より確認できます。
住信SBIネット銀⾏通常⽀店では、ランクに応じて⽉2回〜20回にATMご利⽤⼿数料無料回数や振込⼿数料無料回数が制限されていましたが、T NEOBANKではATM月5回まで、振込月5回まで手数料無料で利用できます。
金利については住信SBIネット銀⾏と同様です。
SBI新生銀行
新規口座開設ではウェルカムプログラムを行っています。
パワーダイレクト(インターネットバンキング)
パワーダイレクトは、パソコン・スマートフォンから振込みや入出金明細・口座残高などの確認などができるインターネットバンキングで、申し込みが必要です。
ポイントプログラムで選べるポイントを毎月もらえる
ポイントプログラムとは、毎月のエントリーやログイン、振込入金や金融商品の取引などの銀行サービスの利用でポイントが貯まるプログラムです。
プログラムに参加するにはエントリーが必要です。
ポイントは、Tポイント、dポイント、nanacoポイントから選べ、毎月変更することも可能です。
貯まったポイントは1ポイント=1円分として、お店やネットショッピングなどいつものお買い物で使えます。