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野球がオワコンなのか? テレビがオワコンなのか??
わけあって、20年ほど前からプロ野球は阪神タイガース戦を主に見ている。
あまりCMが頻繁に入らないことと、実況がやかましくないという理由から、地上波ではなく、普段はケーブルテレビのチャンネルで見ている。(そもそも地上波では中継しないことが多い)
CMがあまり入らないといっても、イニングの変わり目にはいくつか入る。そしていつ見ても、そのターゲット層の傾向の偏りぶりがものすごく顕著。
・メタボの中年男女
・物忘れしやすい中高年
・頻尿の中高年
・男性を取り戻したい中高年男性
ほぼこれ。
つまり、テレビで野球を見るのはこういった人々だと思われていると考えてよいのだろう。
他には、インスタント食品や野菜ジュースのような健康食品、サプリメント類。自動車保険等。まあこれもだいたい中高年向け。
ある有名サプリメントのCMに、知り合いのお店の店主が出ているのを見た時には驚いた。世の中意外と狭いんだなと。
しかしこのターゲット層を見ると「野球を観るのは60代を中心としたその前後の中年層」という感じで、本当にそうならば野球中継の視聴者数にはなんだか先細り感がある。
野球番組の今後はどうなるのだろう。あと20年、いや30年後には存在するのだろうか。
一方で、実際に球場に行って試合観戦をすると、20代と思わしき男女の方々もかなり多い。彼・彼女たちは適当にとかお付き合いなどで観に来ているわけではなく、かなりガチなファンっぽい。この年齢層のガチファンは、特に女性の方が多い気がする。これはタイガースに限らず、他の球団でも同じだ。
テレビで野球を見る層が不健康な中高年がメインだと思われている一方で、球場の現場では元気いっぱいの若者が多くいる。
このギャップは何だろうか。
テレビというメディアがオワコンであって、若者は、よりライブ感を重視しているということか。それなら、ホームグラウンドにこだわらず全国津々浦々で試合を行うのが、野球界にとっては長期的に見てファン獲得&ファンのつなぎ止めになると思う。
とはいえ一方で、野球というスポーツが、いまやあまり一般の若年層に響いてきていないということも肌で感じている。
「野球の日本代表」とか「侍ジャパン」と言っても、40代以下の友人に響いたためしがない。「日本代表」を誰も知らないことにびっくりする。
もしかして、球場にいる女子も世間的にはものすごくニッチな存在であり、テレビだけでなく、野球そのものもオワコン(に近づいている)なのだろうか。
そういえばオワコンという言葉も最近は見聞きしなくなってきているので、もしかしたらオワコンという言葉、オワコンという言葉を使ったコンテンツ自体がすでに終わっているのかもしれない。
時代が移り変わっていくのを、TVCM、球場、身の周りで強く感じる今日この頃。