#4|ケアハウス入所 … ここでも
施設探し
まず介護施設に入所するために、介護認定調査をする必要があった。
要介護度によって、入所できる施設が違うからである。
この時、母の要介護度は1であった。要介護1で入所できるのは以下のような施設になる。
介護老人保健施設
介護医療院
グループホーム
介護型ケアハウス
介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅
この中で、まず田舎の市ではそもそもある施設自体が少ない。
市役所に相談に行き、施設のリストをもらい、全ての施設に片っ端から電話したが、まず空きがある施設はケアハウスのみで、2件しかなかった。
そのうちの1件は、子供である私が遠方であるため、何かあった時にすぐに来てもらえないからと断られる。
もう1件のケアハウスが受け入れてくれることになり、本当に安堵した。そのケアハウスは、大規模で同じ建物内にデイサービスや、ショートステイ、特養なども入っていた。また、市内では高台にあるがバス停が目の前にあり、交通の便もよい。
突然の拒否
母も事前に一度見学に行って、綺麗なところやなぁと、気に入っていた。
しかし、ある日突然「あそこには行かない!」と言いだした。
こうなったら、何を言っても聞かない
仕方がないので、母の友人に電話して説得してもらうことにした。
友人の効果は絶大で、娘の言うことを聞かないとだめだと言ってくれたよう。
入所
ケアハウスは軽費老人ホームの一つで、食事の提供や日常生活に必要な支援が受けられる。
私としては、ここの施設に入ってくれているだけで安心感があり、仕事もできた。
だがケアハウスでの暮らしも少し経つとケアハウスの自室にも例のおじさんがいると言いだした・・・