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あの夏の日  キレてしまう私のこと②

旦那さんと結婚したころから激しい喧嘩はよくあり、
イライラして泣き叫んで暴れて、物を壊したり
自分を傷つけるということがありました。


何回か心療内科に行き、境界性人格障害に近いのかもと診断。
ただ、若い女性ではよくあることで、子供が生まれたり、自分が大人になることで自然と治る人も多いんだよと。
とにかくいくつかキレないようにする薬とキレた時の頓服薬をもらい、症状が落ち着いたため頓服をお守りにし通院をやめました。


そしてその後特に強い症状もなく、妊娠、出産。


子育てが始まるとホルモンバランスの崩れからか産後うつのようになり、
旦那さんにあたるようになり、激しい夫婦喧嘩を幼い我が子の前で行うように。
さらに最低なことに、寝不足続きなのに御構い無しに泣く我が子に
「どうして寝てくれないの」「いい加減に寝てよ」など、暴言を吐き、
まだ自分で何もできない赤ちゃんにあたりまくり。

またキレる私が出現。

もう自分でコントロールできないくらいのなにか体の中から噴火するような怒りやら悲しみやらに襲われて、突然豹変する私。旦那さんには母親失格とまで言われるようになりました。

そんなある日、家族で海に出かけようと車に乗った車内で旦那さんと行き先を巡って激しい口論。イライラが頂点に達した私は車の中で大声で叫び、ドアなどを叩き、泣き叫びました。後部座席に乗っていた当時2歳の我が子はただならぬ私の様子に泣きもせず、ただただじっと静かにしてました。

なんとか嵐のような症状が落ち着き、海に到着。

無邪気に遊んでくれる我が子の姿を見て、

こんな状況、子どもには地獄だ。
機嫌のいい時は大好きって抱きしめてくれるお母さんが、お父さんと喧嘩して突然豹変したように泣き喚いて叫んで暴れてる。
こんな劣悪な状況で健全に育つわけがない。
キレる私が子どもを育てるなんてやっぱり無理だったんだ。
やっぱりちゃんと治そう。
それが無理だったら離婚でもなんでもして、旦那さんに子どもを育ててもらおう。

そう決意しました。


泣き疲れ、叫び疲れ、激しい自己嫌悪でいっぱいになっている帰りの車中で、偶然「精神科・心療内科」と書いてある病院を見つけられたのは、神様がくれたチャンスなんだと今でも思っています。

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