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ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜 感想

総評

 全体を通していいゲームだった。ライザシリーズ3部作の完結編として文句のない作品。いないとは思うが、アトリエシリーズやライザ3部作を未プレイの人にはおススメできない。1作目から始めたほうがいい。
 RPGとしてのクオリティはいまいちだが、アトリエシリーズならこんなもんという感じ

以下ネタバレを含む

調合

 結局このゲームの一番面白いところ。キャラの可愛さや、ストーリーも十分魅力的だが、一番の目玉と言ったらやっぱりこれ。終盤になるにつれてどんどん高品質のものや、影響拡大の効果で一気に進むのが気持ちいい。アイテムリビルドやジェムでの複製など要素として完璧になっている。
 超特性や鍵システムが追加されたが特に使わず終わった。これらについては後述するが、面倒な割にやる必要性を感じなかった。

システム

今回のライザでは鍵システムが追加された。ランドマークで無垢の鍵を使うことで、いろいろな効果を持った鍵を得られる。これに関して不満点がいくつかある。

  • 無垢の鍵が複製不可

  • 鍵には使用制限がある

  • 鍵の性能は複数あり、完全ランダムに決定される

これらの要素があるため、非常に煩わしい仕様となっていた。
鍵を使うことで得られるレシピやアイテム、戦えるモンスターなどがあるため、鍵の厳選が必要となる。しかし、無垢の鍵は複製できないため、毎回手作りしなくてはならない。そして、それぞれのランドマークを巡って無垢の鍵を使って1個ずつ鍵を作る。これが非常に面倒だった。

探索

 マップが広すぎる。移動でわずらわしさを感じる場面がいくつもあった。
またマップでは謎の越えられない段差などがあってストレス。はしごの当たり判定も小さくてイライラした。ランドマークの後ろ側にアトリエがある仕様にしたのは何を考えてのことなのだろうか。

戦闘

 はじめはスキルが全然使えないので面白みがないが、中盤以降は連続で使えるようになり面白くなる。正直何が起きているかよくわからん。今回は編成できるキャラの数は多いが、結局固定メンバーで戦っていた。
 後半では強いアイテムを押し付けるムーブを繰り返していたが、超特性を気にせずとも十分実用的だったため何も考えなかった。
 

ストーリー

 3部作の完結作として文句ないオチだった。それぞれが離れて自分の人生を進んでいくけれど、今生の別れではないという終り。意外性はないけれど、綺麗に落ち着くべきところに落ち着いた感じ。各キャラクターを掘り下げて、迷いや障害と対峙して決着させたのはよかった。メインストーリーもいろいろと示唆や、対比があって1,2の記憶があるので非常に上質だと感じた。



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