【much-onラボ研究レポート】#31完全版
放送第31回目です!
大分駅からOBSに向かおうとバスを待っていた時に、ばったりと大臣さんと出くわしました!
先週の放送で「GW中にすごく楽しみな予定がある」とおっしゃっていたので、その話を聞きながらOBSまで2人で向かいました~。知り合いの誰にも会わないと思っていた場所で仲のいい人と会うと、めちゃくちゃ嬉しくなりますよね!「おぉ~偶然じゃん!!」みたいな。笑
大臣さんのおかげでOBSに着く前からテンション爆上がりでした!!
ちなみに、大分放送前のバス停に着いた時、一つ前のバスからラボ所長が降りてくるところを大臣さんと目撃しました。颯爽とOBSに入っていく所長の服が強めの風になびいていてかっこよかったです。
そんなラボ所長(私は勝手に師匠と呼んでいます)が前々回の放送前に激推ししていたマーケティングの本『SHIBUYA109式』という本の話を少しさせてください!
『SHIBUYA109式』は今年の3月に出たばかりのド新刊のビジネス書です。日本で一番Z世代を研究している、超・現代社会研究と言っても過言ではないSHIBUYA109 lab。そのチームが大勢のZ世代へのヒアリングや週一回のグループインタビューで得たデータを元に研究したSNS論やマーケティング論を、所長の長田麻衣さんが一冊の本にまとめたものとなっています。
Z世代はどんなものに心を動かし、時間とお金をかけたいと思うのか? どんな風に日々SNSと付き合っているのか?
そんな、リアルなZ世代論がギュッと一冊に詰まっています。めちゃくちゃ読みごたえあります。
Z世代である人が読むと、内容が的確すぎて、まるで自分のことを見透かされているような気分になるかもしれません。私は、読んでいる間ずっと、変な汗が背中を伝うような感覚を味わい続けました。それぐらいZ世代の心理パターンがまとめられている本です。
一番印象に残っているのは、「(Z世代は)無謀なチャレンジはなるべく避けつつ、どんな世の中になってもなんとかなる選択を求めながら、慎重に、かつ早期から将来を考えているケースが非常に多く見受けられます。」(『SHIBUYA109式』より引用)という部分です。ここを読んだときに、自分の中ですごく腑に落ちたところがあったんですよね。
最近の学生の多くは「めちゃくちゃ頑張れば叶いそう!」と思える具体的な夢を持っていて、それを叶えるためにきっちりとした大学選びや就職後の計画などを立てています。(程度は人によりますが)
大人の人たちが「最近の学生はすごいな~。いろんなことを考えている」と言っているのをよく耳にします。Z世代の人たちが無謀な夢を見ずに現実的な人生を歩もうとする思考になりがちな理由まで長田さんは考察しています……(続きは本でお楽しみください!)
これと、中らずとも遠からずみたいな話が一つあって。
自分が中学3年生の家庭科で「人生計画を立てよう」みたいなのがあったんですよね。友人たちは皆、「最近は晩婚化が進んでいるから結婚は33~36かな」「新卒で入る会社は社会適応とスキルアップのためで、5年後には本当に自分が入りたい会社に転職する」「マイホームはローンを返すのが大変そうで嫌だし地元から離れる気はないから、家族が増えてもいいように20代後半で建てよう。老人ホームに入るときにリフォームして売ろうかな」など、具体的すぎるかつキッチリとした計画とその理由を持っていたんです。うわ~すごいな~と思ったことがあったな~と思い出しました。
……私ですか?
「23歳で放送局に就職」「30歳前半までには自分がメイン作家の番組を持つ」「40歳頃にフリーランスになってTFMに行く」みたいなことばっかり書いてて、先生から「違う、そうじゃない」と諭された記憶があります。
そうですよね。家とか車とか結婚とかの話をしてるのに、なぜ仕事の内容なんだって感じですよね。
「仕事の邪魔になると嫌なのでなるべく固定資産は持ちたくない。」という、社畜2年目の人が言いそうなことがまとめの欄に書かれてありました。最悪な中学生ですね。
話が大きくそれました。
とにかく、師匠がオススメする本はハズレが無いです。さすが師匠です。師匠のオススメの本をこれで3冊買いましたが、どれも興味深くて勉強になる内容でした。できる限り即日購入して読むようにしています。
さて本日の放送ゲストは
・河野まひろさん(まっひー)
・タオルとからあげ。さん
・much-onラボ研究生001 白田まもる
でした!
放送前の打ち合わせで出島ロックDが「今回はお友達回だね~」と言っていたのですが、私にとって本当にお友達回だな~という感じでして。
まひろさんは以前出演した時に共通の先生の話で盛り上がって仲良くなった方でして、今日もう一度お会いできて本当に嬉しかったです~!
タオからさんは2年ほど前から仲良くしている私の友人(いわゆるネッ友)です!
実は「自分の担当する番組に友人をゲスト出演させる」という夢を持っていたのですが、まさか高校生の身で叶えることができるとは…!と、本当に嬉しくなりました! 出島ロックDに本当に感謝です!
出演が終わるころにはタオからさんも緊張がほぐれたみたいで、放送で流れていたシネマのサウンドにあわせて体を揺らしていました。笑
自分も出演させていただいたのですが、そこで話した「研究レポートを書く上で心がけていること」の補足をしようかと思います。
個人的に、ラジオの放送後記というものは「別視点からの放送の景色を楽しめるもの」だと思っています。
「視点」というのは放送の景色を見る視点のことで、それは大きく3つあると思います。
1つはパーソナリティの視点。パーソナリティから見た放送や裏で動くスタッフの様子などの景色は、放送中にパーソナリティの口から出てきます。そこからリスナーもパーソナリティの視点を共有することが可能です。
1つはリスナーの視点。メールやゲスト、そして何より聴いている自分自身からのなのできちんとつかむことができます。
そしてもう1つはスタッフの視点。これだけは、放送上では絶対にリスナーが共有できないんです。理由はシンプルに、スタッフが放送上で声を出すことは無いからです。
そんなスタッフの視点を楽しむことができる数少ないものの一つが放送後記です。
ラジオリスナー時代の私は、放送後記やスタッフ個人のSNSアカウントの投稿から、放送だけでは絶対に共有できない「スタッフの視点」を楽しむのがめちゃくちゃ好きでした。(今もですが)
きっとそういうラジオリスナーは多いと思います。
だからこそ、ラジオの裏方さんが表に取り上げられるとなると、その裏方さんの番組を普段聴いているリスナーも聴いていないリスナーも、強く興味を示してしまうのではないのかな……と考えます。
「ラジオが好きな研究生001」である私が、研究レポートとして毎週放送後記を出すのであれば、やはりラジオリスナーが欲しがる「スタッフの視点」をお届けできるものを出していきたい。
(……ラジオリスナーが、と広く定義してしまうと難しいので、私がmuch-onのリスナーであれば、という風に見えやすい指標は決めてあるのですが。)
そういうわけで、最初にこの研究レポートを書き始める時にぼんやりと「文章を通して、私が見た光景や聞いた会話をそのままリスナーの皆さんが共有できる」ものであるようにしよう、と思ったんです。このスタンスだけは絶対に崩さないように今も心がけています。
そんな風に放送後記を書くことができるぐらい、放送に関わる場になっているラボですが!
今回の研究生の出席人数は7人と、半年前と比べて大きく増え、改めてラボの人数の多さをしみじみと感じています。
ここ最近、ふとした瞬間に「皆、あんなに強引で圧の強い勧誘でラボに来てくれてありがとうね……」と、なぜか引退日のような気分に陥るんですよね。まだ5月が始まったばかりなのですが……。
高校卒業よりもラボ卒業の方が寂しいなー、と、考えてしまいます。それほどいいメンバーに恵まれたし、ラボにいられることがすごく楽しいんだろうな、と思います。
――長くなりそうなので、あとの話は引退の日までとっておきます。
ところで、研究生013のアキくんが、ラボに行った感想をnoteで投稿してくれています! 今日の分も公開されていました~。
先週のvoice内ミニコーナーの収録終わりに小田さんから「君は独特なテンポ感があるよね」と言われていたアキくんですが、書いている文章もその独特のテンポ感がゴリゴリに出ていまして。「彼の喋りをそのまま文字起こししました!」みたいな感じなんですよね。
研究生の生の声、という感じがしてすごくいいな~と思いながら読んでいました。
そんなアキくんの文章はnoteで公開されています!
ここにリンクを貼っていいのかどうかわからないので私から「これだよ~」と皆さんにお見せすることはできませんが、見つけた方はぜひ読んでみてください!!
(noteの検索欄で「白田まもる」と検索したら見つかるかもしれないです。笑)
先週投稿されていた分を読んだ時、「私が引退した後の研究レポートの2代目的なものとなるかも…!」と思ったんですよね。笑
ラボでゆったり見守っていこうかと思います。これで研究生による放送後記も続きそうです。(私が勝手に始めたものなので、001引退後も続けなければいけないというわけではないのですが!)
話は私個人のことに変わりますが、GWなので祖父母の家にいとこが泊まりに来ています。なので、私も3日ほど祖父母の家に泊まっているんですよね。この研究レポートも祖父母の家で書いているわけなのですが。レポートを書いている途中に横からのぞき込んできたいとこに「いつも2000字ぐらい書いてるんだよね」と言ったら「お前それ毎週はヤバいよ。大学のレポートじゃん」と返されました。
私は思うままに4000字ぐらい書いてそこから削る、みたいなことをいつもしているので、「そうかぁこれって多いのかぁ……いつも無理して削っているんだよね……」と言ったら、化け物を見るような目でいとこから見られました。
私も常々思っているんですよね。皆さんに聞いてほしかった話があるのに、2200字の文字数制限の都合で皆さんにお届けできなかったことがたくさんあって、すごくもったいないな……と。毎回どこを切ろうかで悩むのも、切ったものが日の目を見ないのもしんどいし。
というわけで、今回から書きすぎた分はnoteで公開することにしました!
ストーリーにリンクを貼っておきますので、完全版が読みたいな~という方はぜひ読んでください!!
それでは来週もよろしくお願いします!
2023.5.6 白田まもる