気軽に小説に手を出す奴が許せない話

言いたいことはタイトルの通り。

僕は気軽に小説に手を出す奴が本当に許せない。

とはいえ、補足しておきたいことがあるからnoteを書く。小説以外の媒体で久々に攻撃的なことを文字にしてる。これを気持ち良く思うくらいには僕はクズだからそれを前提に読んでくれたら嬉しい。

本題。僕は世の中の小説を書く人は二つに分けられると思う。

小説しか表現方法を持てなかった人。
対して、小説以外にも表現方法を持っている人。

私はこの小説以外にも表現方法を持っている人を尊敬しているけど、それでもやっぱりどこかで嫉妬があるし、嫌いだと思う。

私は小説しか表現方法を持てなかった人だから。

世の中には思っている以上に絵を描ける人やダンスのできる人、音楽のできる人がいる。私は純粋にそういう人達が羨ましい。なぜなら私にはそれらができなかったから。別に出来る、っていうのは上手くある必要はない。その人が楽しければ、そこには意味があると私は思う。自己満万歳だよ。

こういうことを言うと、そういう人達だって努力してその能力を得たんだから、お前が羨ましがったり、嫌ったりする理由にはならないと言う人がいる気がしてる。

はっきり言っておくけど、僕はそういう能力のある人たちが全員元から天才だったとか、そういうセンスがあったとは思っていない。人間のできることしていることは個人差はあるだろうけど大抵少なからず努力とか試行錯誤とかそういうものを経ていることを知っている。

多分、小説は芸術の中で一番多くの人が為し得る可能性のあるものだと思う。気付いてる人もいるかもしれないけど、これはね、その中で必死にもがいて自分が自分でいるために小説を書いている僕が救われたいだけの話なんだよ。

どんな芸術作品も、その媒体でしか成り立たないものこそ価値を持つと私は信じてる。表現したかったこと、描きたかったもの、もっと言えば作り手がやりたかったことが一番鮮明に残酷に表現される手段方法を作り手は選ぶべきで、お金になりそうとか誰かの気を引けそうとかそういうことで作らないでほしい。なんて愚かな理想論。傲慢だと自覚しているけど、そういうことを私は言いたい。

ただ残酷なのは、経緯がどうであれ、作り手の意図や出来、それを取り巻く環境と作品の良し悪しは別だ。

だから、誰かが人を傷付けるために書いた小説も誰かがふざけて書いた小説も、面白ければ、美しければ、何かの価値基準をそれが満たしてしまえば、その小説は私にとって良いものとなってしまう。

私には小説しかなかった。私も他の表現方法を習得しようとしたことがあるけど、鍛錬の方向性を間違えたのかちっとも上達しなかった。だから鍛錬を辞めて、小説を書く時間に回した。時間は有限だから。

私は小説が好きだ。だから小説という媒体で最も映える作品を作りたい。

でもいろんな表現方法を持っている人は、どの方法なら最も映えるものが作れるか選ぶチャンスを持っているのだから、もっと真剣に選んでくれよと思う。

例えば言葉を使った表現に絞っても、歌詞、俳句、短歌、詩、エッセイ、小説、いろんなものがある。作り手はそこから自分が言いたいことを最も的確に表現する方法を選択する義務があるんじゃないのか。

小説を選んだなら小説でしか成り立たないものを、音楽を選んだなら音楽でしか成り立たないものを。理想論で暴論で自己中心的だけど、私は自分の中で創作をこう捉えてる。そして、その持論を他人に押し付けることの愚かさもよく分かってる。つもりだったんだけどな。

ただ新たな表現方法を獲得することは、豊かさになることを私は知っている。やってみよう、という軽い気持ちが名作を生むことだってある。だからあなたが小説を書きたいと思ったら書けばいいし、そんなこと私が言う必要もないんだけどね。

結局のところ、私はあなたが興味本位で作った作品が私の作品より面白いことを恐れてるんだよ。だからこんな時間の無駄としか思えない文章を死んだ目で綴って、ただでさえ無い時間をまた無駄にした。笑いたきゃ笑えよ。もう疲れた。強い言葉を発するのには体力が要るけど、私にはそれもない。

作者の想いも、意図も、人柄も何も知りたくない。Twitter辞めようかな。って言って結局辞められないんだけどさ。

明日起きたらこの記事は抹消する。どこまでも傲慢で卑怯な自分が一番嫌いなので反論も（ないだろうけど賛同も）聞きたくありません。以上。