2021年 見た映画まとめ
皆さん、こんばんは! 紫蘭です!
年末年始、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。僕は映画を観たり、本を読んだり、好きなことばかりやっています。めーっちゃ楽しいです!(笑)
さて、日付は変わってもう大晦日なので、今年見た映画の振り返りを投稿しようと思います! ベスト10とかの方がいいかなと思ったのですが、僕は作品に順位を付けることがどうも苦手なので、全部に感想を書くという暴挙に出ております。相当長いですが、良ければお付き合いください!
基本的に映画を見た時はツイートをしているので、自分の過去ツイを遡ったり、チケットの購入記録から本記事を作成しています。なので、日付などはかなり正確だと思います(まあそんな大した情報じゃないんで、ほーんそうなんだー、くらいに思っていただけたら幸いです〜)。
大学生になって映画を観る機会を意図的に増やしました。小説や音楽と違って完全未開拓の分野だったので新しい面白いものを見つけた気分で、今年はとっても楽しかったです。やっぱり自分の知らなかったことを知れるのは楽しいですよね~! 来年もこの心構えでいろんな創作物を摂取していく所存です!
夏休みに見ていた分は別の記事にまとめてあるので、是非そちらもご覧ください!
各見出しの最後に☆マークが付いている作品は劇場で見た作品になります。それ以外はNetflixやAmazon primeビデオ、金曜ロードショーなどで見ました。
今回の記事でもほぼ全作品においてしっかりとネタバレをしているので、ご注意くださいませ!
それでは、やっていきましょー!!(大晦日につき、テンション高め)
1月8日 パラサイト 半地下の家族
・新年早々、インパクトのある作品でした。アカデミー賞やパルムドール賞など名だたる賞を総なめにした本作が金曜ロードショーで初放送ということで、リアタイして見ました!
・階段の描写が特徴的だったのでよく話題に上がっていましたが、やはり脚本の巧みさも素晴らしかったと思います。前半の少しコメディっぽい演出や途中退場した家政婦さんの再登場の仕方など、二時間越えの作品を飽きさせることなく展開させていると思いました。前半の空気感が後半からクライマックスにかけて一変するので落差も生まれやすいですし、いつか秘密がバレて転落するであろう登場人物たちを思ってハラハラするので楽しい二時間でした。
・ひとつ疑問点を挙げるとするならば、オチの付け方が少し気になりました。韓国の作品あるあるだと僕は勝手に思っているのですが、韓国の人たちって異様なほど家族を大事にしている気がします。ほんと、異様なほどに。
2月21日 レオン
・親友とご飯に行く前に自宅で見た映画。選んだのは親友ですが、「紫蘭はニューヨーク好きでしょ」とのこと。よく分かってんなおい。
・完全版を見たのでよりレオンとマチルダの切ない関係が詳しく描写されていて、胸にくるものがありました。中盤の仲良く(?)殺し屋稼業を伝授しているシーンやホテルの受付でペラペラと嘘を並べ立てるマチルダにちょっとびっくりしてるレオンも良かったです。それとの落差で、終盤はマチルダを想って行動するレオンの表情と嘘の切ないことよ……。
・それはそうとマチルダ、めちゃくちゃ可愛くないですか……? 一目見て、か、可愛い……! と心臓をひと突きされました……。まじで可愛い。ほんと、可愛いんですよ。未見の方は、ぜひ見てくださいね!
3月8日 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇(☆)
・待ちに待ったエヴァの新作公開ということで、初日初回を見に行くという僕にとって初めての体験でした! 朝からグッズ販売にも並んでパンフとボールペンを買いました。(母親とネット予約を頑張りました。田舎民で良かった~とこの時だけは思いましたこの時だけは。)
・パリ編やクレジットの流れる冒頭部分は前日に公開された分を見ていたので、最初のアバンタイトルまでは記憶をなぞる気分で見ました。さて、いよいよ初めて見るシーンです。……正直全く予想していなかった展開で度肝を抜かれました。なんだこのほのぼのシーンは。エヴァだぞ? あの鳥葬をやってのけたエヴァなのにまさかの田植え!? 意味が分からん! というのは言い過ぎとして、きっとバチバチに戦闘をするかTVアニメの最終回らへんのような精神世界の話がメインだと予想していた僕は軽く脳内パニックでした。
・結末について賛否両論あるようですが、庵野監督が導き出した答えがこの作品なのだと少なくとも僕はそう思っているので、僕たちファンは結末を受け入れるべきだと思ってます。途中経過は一度見ただけではよく分からなかったけど、シンジが選んだ結末もひとつの答えだなと思っています。
・キャラに関して言いたいことは色々ありますが、やっぱり特筆すべきなのはケンスケだと思います。個人的にはアスカとケンスケが(その関係性も含めて)どストライクでした。シンジに対するただ優しいだけではない、ケンスケの優しさがケンスケの過ごしてきた14年を思わせましたし、僕もそういう優しさのある人になりたいです。
3月12日 Fukushima 50
・金曜ロードショーで見ました。福島第一原発で起きたこと、それに対応した職員や作業員たちの勇気溢れる行動など、事故がとてもリアルに描かれているように感じました。(僕は実際に原発を見たことがないので)
・感想を書くにあたって、ネット上の他のレビュー記事を読むことはあまりしないのですが、本作に関してはネット上でもかなり賛否両論あるなぁと思いました。批判している人たちの指摘も確かになぁと思いましたし、ノンフィクションものには付き物なような動きのように感じました。とはいえ、事故のことを世に広める、知ってもらう、ということでしたら上手く機能していたんじゃないかと思います。
3月20日 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇(☆)
・二回目のシンエヴァです。急遽エヴァを履修した妹と見に行きました。僕は十一歳の時にエヴァと出会って七年シンエヴァを待ったので(勿論リアルタイムで追っていたファンの方々の足元にも及ばないのですが)、十四歳でエヴァと出会ってシンエヴァを見れる妹を少し羨ましく思いました。
・一回目の時はヤマト作戦後のヴィレの動きがイマイチ掴めてなかったので、その点を意識しながら見て一応の理解をしました。それにしても、新しい用語がありすぎて脳内パニックでしたねぇ。用語解説集、欲しい……。あ、無いのか……。ぴえん。
・これは余談ですが、エンドロールが終わって劇場内が明るくなった瞬間、横に座っていた妹が「お姉ちゃん、これってつまりどういうこと!?」と訊いてきたのはいい思い出です。妹よ、姉も分からなくて困ってるから二回目に来ているのだよ……。
3月27日 PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR
・劇場で見る気満々だったのに、地元の映画館でやらないと知り絶望しました……。Sinners of the Systemの時はやってたので、てっきり今回もやってくれると思ってたのにな……。というわけで泣く泣く自宅のテレビで見ました。いいもん、どうせ朱ちゃん活躍しないもん(おい)。
・とまあ文句を垂れつつ視聴したわけですが、TVアニメ三期で解決されないままだった疑問がいくつか一応の着地をしてくれたので、そこは良かったかなと思います。とはいえ、ビフロストに関する事件はもっと引っ張ると思っていたのであっさり消滅して拍子抜けではありました。
・三期はまさかの主人公交代やテーマが単なる犯罪から政治制度などのシビュラシステムが統治する社会そのものへと変化していたのもあって自分がこの先もPSYCHO-PASSを好きでいられるか不安だったのですが、ちゃんと面白かったです。やーっと盛り上がってきたので!、続きも楽しみです。
3月30日 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 IMAX (☆)
・3回目のシンエヴァです(笑) 高校生料金で見れるうちにIMAXで見てみたいなと思っていたので、3月中に3回目に行くことにしました。上京したその日にエヴァを見たのはいい思い出ですね~。地元の映画館には当然IMAXは無かったので、めちゃくちゃ楽しみにして行きました。
・とにかく音がめちゃくちゃ良かったです。どれくらい良かったかというと、エンディングの『One Last Kiss』だけのためにIMAXを見てもお釣りがくるくらい、良かったです。本編に関しては、特に金属音がよりクリアに鮮明に聴こえました。銃火器の音や爆発音なんかもすごいので、アクションものの時はIMAXオススメです!
・きっとこの先の人生で、同じ映画を劇場で三回も見ることはもうないんだろうなと思いますが、十年後くらいにシンエヴァの再上映とかがあったら迷わず行くんだろうなぁとは思ってます。それくらい自分にとっては偉大な映画でした。ありがとう、エヴァンゲリオン。
4月24日 劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸 BESTIA enhanced (☆)
・コロナのせいで一年公開が延期された本作。赤井さんファンなので、めちゃくちゃ楽しみにしてました! なんとか見に行けて良かったです。
・まずはBESTIA enhancedについてです。IMAXの凄さを体感してしまったので、あまり劇的な差は感じませんでしたが、音は少しクリアに聴こえるかな? といった感じです。
・謎解き要素よりも、各キャラのファンサシーンが豊富でそっちの方が需要あるんだろうなぁと思いました。それにしても、コナンは日本の施設を壊し過ぎですよ……。総工費と修理費合わせて、いくらなんだろう……(怯え)
5月1日 時計じかけのオレンジ
・なんで見ようと思ったのかあんまり覚えてないんですけど、インパクトが凄かった映画でした。
・初っ端から集団強姦のシーンがあり、そういう感じか、と少し構えて見た記憶があります。主人公アレックス率いる少年四人組がホームレスを殴り痛めつけ、ドラッグを飲み、車を暴走させたりと好き勝手やっている前半。ここだけで随分と体力を消費しましたが、肝心なのはここからです。頑張れ。
・強盗に入った金持ちの家で、女主人を撲殺してしまったアレックスはグループに裏切られ、逮捕されてしまいます。収監されたアレックスは刑期の短縮と引き換えに、ルドヴィコ治療法の被験者となることを了承します。この治療法とそれがもたらす効果がこの作品の鍵となっているわけですが、正直この設定だけでも長きにわたって傑作と言われている理由が分かった気になりました。勿論演出もその後の展開も素晴らしくて、要素もその料理の仕方も天才としか言いようがないと思います。
・しかしながらこれは鑑賞に体力を要する作品だと思うので、十分に体力を蓄えて、また見返したいなと思いました。
5月2日 空の青さを知る人よ
・中高生の時期に『鉄血のオルフェンズ』シリーズや『さよならの朝に約束の花を飾ろう』を見てから、岡田磨里脚本作品を割と徹底的に避けていたのですが、そろそろ克服するべきでは? と思っていたので見ることにしました。
・僕も田舎出身なので主人公の息苦しさが刺さりました。外に行くことを切望しているけど、それは憧れなのか、夢なのか、あるいは反抗心なのか。多分全部正解な気がしてます。お姉ちゃんとの距離感や音楽に掛ける思いなど、女子高生の等身大な感じがしていいキャラだな~と思いました!
・主題歌の「空の青さを知る人よ」、すごくいい曲でした。劇中ではシンゴという青年のデビュー曲として登場するのですが、その使い方も併せて良かったです。
5月15日 窮鼠はチーズの夢を見る
・ゴリゴリのR18指定のBL作品でした(実はBL作品でR18ものを見るのは初だったんですよね~。すご~い、みたいな月並みな感想しか出なそうだったので今めちゃくちゃ真剣に考えて書いてますw)
・まず、何よりタイトルが秀逸ですよね! 初めて見たとき、やられた! と思いましたもん。窮鼠(=主人公の恭一)がチーズ(=今ヶ瀬+彼と過ごした時間)に想いを馳せるってことだと解釈したので、最後のシーンで発狂しました。こんなにドンピシャなタイトルがあるか、と。まじで凄いです。
・言い寄られるまま不倫をする異性愛者の恭一が同性愛者の後輩、今ヶ瀬に脅される形で身体を許し、恋愛に発展していくというのが主なストーリーです。恭一が色んな女性に言い寄られて、それを結構簡単に受け入れて、というのがなんだかリアルで、ドキッとしました。
・めちゃくちゃモテる恭一に対して嫉妬も牽制もするのに、自分がゲイとかそういう世界に引き入れてしまったことに葛藤している今ヶ瀬のキャラが良かったです。
7月22日 マチネの終わりに
・ストーリーとしてはすごく面白かった! というわけでもないのですが、主人公のマネージャーが刺さり過ぎて落ち込んだ作品です。
・簡単に言うとこのマネージャーは、主人公の恋路を邪魔して妻の座(と子供)を手に入れるが、主人公が結婚後もずっと少なからず想っているヒロインとの恋路を邪魔したことを後悔し、主人公の芸術的才能を改めて開花させるために身を引く、というキャラクターなのですが、まるで自分を見ているようで本当に驚きました。
・基本的に僕は嫉妬深く醜い人間なので、もしもこのマネージャーのように、好きな人の恋路を邪魔できる機会があったら迷わず邪魔するだろうし、一方で好きな人の芸術的才能を開花させるために自分が身を差し出すor身を引くことが必要ならば例え自分が苦しくてもそれを選ぶだろうな、という自覚も相まって結構しっかり凹みました。愚かだなと思いながらも、そういう選択しか出来ない自分が悲しいくらい鮮明にイメージできて、本当に凹みました。しんどい。
7月29日 竜とそばかすの姫 IMAX (☆)
・みんな大好き(?)細田守作品です!
・この作品に関しては、過去に長文の感想をふせったーで投稿していたのですが、あれは余計な要素が多かったので凝縮して書き直しました。
・IMAXはやっぱり音がいいですよね! 本作はmillennium paradeによる楽曲も魅力のひとつだったので、よりよい音質で緻密に作られているmillennium paradeの音楽を聴けたのはとても幸せでした!
・田舎の高校や自然のシーンはとても好きでした。個人的には、ルカちゃんがすずに恋愛相談をしに来たシーンが高校生って感じがして好きです。
・インターネット仮想世界“U”の世界設定やグラフィックはとても好きだったのですが、唯一オチの付け方だけがどうしても腑に落ちなくて、その印象のせいで手放しに良かったと言えないのが僕としては辛いところではあります。あれでは、過去のトラウマを払拭して救われたのは主人公のすずだけで、竜は救われていないように見えてしまって、多分僕はそれが納得できなかったんだと思います。
・また見直したらきっと違う感想が見えてきそうなので、配信を待ちたいと思います~。
7月30日 劇場版 SPEC〜天〜 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿
・夏の少し前にドラマシリーズを見て、ドはまりした「SPEC」シリーズの続編です。起承転結をもじったサブタイトルも良いですよね!
・瀬文と当麻のお互いへの信頼がとても気に入っていたので、瀬文の元恋人である青池里子の登場には少し動揺しました(お前が動揺してどうするって話なんですけどねw)。男女間の信頼はそういうちょっとした変化で亀裂が入ってしまうものなので、ドキドキハラハラでした。
・結果として、ふたりはきちんとお互いを信頼して、SPECホルダーとの闘いに挑むので安心しました。
・SPECシリーズは、聖書からの引用や用語がふんだんに使われているので、途中から半分くらい理解してなかったです(笑)
7月30日 劇場版 SPEC〜結〜漸ノ篇
・まずこの漸ノ篇、という当て字がとても気に入っています。なんかカッコイイので好きです(笑)
・シンプルプラン、というのが映画に移ってからの話の中で鍵を握る用語だと思うのですが、まさかの計画ではなくてウイルスだったというのが意外で驚きました。これを巡ってSPECホルダーたちと当麻たちの争いが繰り広げられていくわけで、脚本上手いなぁと思いました~。
・これまでも当麻さんのおばあ様や弟は結構重要な立ち位置で登場していましたが、当麻さんの父親や彼がやっていた研究が本筋に関わってくる、という展開も良きでした。
・続きが気になりますね! 見るか!(アホの所業)
8月1日 劇場版 SPEC〜結〜爻ノ篇
・全ての完結編です。これはマジで面白かったです。オススメ。
・おそらく本編のほとんどが警視庁屋上のアンテナ付近での出来事で、それなのに登場人物が入れ替わり立ち代わり現れて、話を解決へ、あるいは破壊へ向けて進めていくというのがすごく良かったです。
・ラストは瀬文さんと当麻さんの信頼が見えて、救いのない結末かもしれないけど、お互いだけはお互いの存在を理解している、というのがめちゃくちゃ胸に刺さりました。あのラストシーンのためだけにSPECシリーズ見ても、得られる感情があると思いますし、物書きの端くれとして言語化できないのは悔しいのですが、本当にあのラストシーンは良かった、凄かったです。
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これ以降は夏休み期間に入るので、8月9月分は別記事にまとめてあります!
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!
後半も引き続き、お楽しみください!
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11月5日 攻殻機動隊 ARISE
・Netflixで配信されているものを見ました! 今年はSACシリーズや押井守が監督を務めたGHOST IN THE SHELLを見たので、その二作品との違いも少し気になりましたが、面白かったです!
・SACシリーズでは、公安9課のメンバーがもう既に集まっている状態から始まるので、このメンバーがいずれ仲間になるんだよなと思いながら、少佐がどうやって仲間に引き入れるんだろう、とハラハラしながら見ました。(多分楽しみ方違うんだろうなという自覚もあるんですけどね……)
・私の中では純粋な恋愛感情をあまり表に出さないのが草薙素子、というイメージだったので、普通に恋愛をしている少佐が少し意外ではありました。また、作中で少佐は軍からの圧力や不当な扱いを受けることが多々あるのですが、SACで好き勝手やっている少佐を見ていたので、窮屈そうだなぁと思って見ました。
・四作目にあたる「Ghost Stands Alone」では、メンバーが全員集まって一安心でした。ラストではSACやGHOST IN THE SHELLのオマージュが随所に見られて、テンションがあがりました!
11月17日 恋する寄生虫 (☆)
・試験終わりに見に行きました。すごく大きなシアターだったのにお客さんが二十人程度しかいなくて、平日の回とはいえ初週でこれか~と思った記憶があります。
・結論から言うと、原作と別作品だと思うなら楽しめる作品だと思います。三秋縋作品の持つ毒気を限りなく消して、表現を視覚的に分かりやすくしたらこうなりました! という感じの作品だったと思います。潔癖症や視線恐怖症の描写は分かりやすかったです。ちょっとMVぽいけど。
・諸般の事情で僕は原作の舞台を田舎町を想像して読んでいたので、がっつり東京の景色で物語が展開していくのに少し戸惑いました。でもこれは僕個人の問題で、作品の評価とは別です。(まあそもそもこの記事に書いていることはあくまでも主観的な“感想”であって、ある程度の基準と客観性を有しているはずの“評価”ではないのでなんとも言えませんが)
・何はともあれ、原作は小説でしか成立しえない作品だった、という理解ができたので、見に行って良かったと思います。(あと小松菜奈が可愛かったです)
11月17日 サマーゴースト (☆)
・人生初、映画をはしごしました。ピース。
・一時間に満たない短編映画ですが、必要な要素をぎゅぎゅっと詰め込んだ良い作品だったと思います。上映時間は短くとも、これ以上短くても長くてもダメなタイプの作品のように思います。
・ストーリーは特段変わっているわけでもなく、王道というかこれ以上どうしようもない、って感じでした。僕は物語における必然性を重視するタイプですが、これは必然性というより他の選択肢を作る余裕がなかった、という方が正確な気がします。
・新海誠作品をはじめとする映像が端麗なアニメーションを良くも悪くも見慣れてしまった現代人にとって(勿論僕も含みますが)、本作は映像という観点から行くと少し物足りなかった感じもしました。とはいえ、僕はこの記事にも貼ったポスターや入場特典で貰ったクリアファイルの絵がとてもとても好きなので、僕個人としてはloundrawの作品は静止画の方が好みだなと思ってます。
11月20日 うる星やつら2 ビューティフルドリーマー (☆)
・新文芸坐という池袋にある映画館で観ました。終演後にTwitterを見たら、知っている方がたくさん見に行っていたので驚きました。みんな同じ空気吸ってたんだなぁ……。
・名作と言われるのも納得の一作でした。文化祭前のてんやわんやしている空気感からSFへのシフトの仕方、台詞回し、表現やロジック、展開に至るまで、本当に完璧としか言いようのない作品だと思います。何より複数の解釈や考察ができる、というのが素晴らしいですよね! 解釈の余地、っていうのは作品の魅力に直結すると思ってるので。
・キャラクターについてです。ラムちゃんが戦車に降り立つシーンがめちゃくちゃ好きで可愛いなぁと思っていたのですが、その後に出てくるサクラ先生がどストライク過ぎて、ほぇーってなってました(笑)
・実は今回見に行くまで、うる星やつらを全く見たことがなかったのですが、ちゃんと楽しめましたし、面白かったです!
12月24日 涼宮ハルヒの消失
・クリスマスでしたが、普通にバイトがあったので人と会う予定もなく、家でハルヒを見て過ごすことにしました!
・キョンがハルヒのことで必死になっていたり、小泉と一緒にいるのを見てちょっと複雑な気持ちになってたり、恋愛感情も少なからずあるとは思いまずが、ちゃんとハルヒのことやハルヒのいる日常を気に入っているのが分かってえへへって感じでした!
・以前Twitterでも言いましたが、僕はハルヒのキャラクターの中で長門有希が一番好きなので本作を見ながら感情が爆発してましたね~。多分、長門はキョンのことが好きで、だからハルヒのいない世界(=違う高校だったらというif世界)を望んだ、ということを本人も勿論キョンも気付いていなくて、その感じが良かったです。見ている側をもどかしい気持ちにさせますし、キョンにはハルヒとくっついてほしい(?)という思いもあるので、余計圧倒的どうしようもなさに、うわぁ!ってなりました(笑)
・原作は消失くらいまでしか読めていないので、これを機に読もうと思います!
12月26日 AKIRA
・YouTubeで無料公開していたので、これを機に見てみることにしました! 以前『アニメ建築』という本を買ったのですが、それに本作のイメージボードや制作背景などが多く載っていて、興味を持っていたので丁度良かったです! (なお、見終わった後に改めて見返して大興奮しましたw)
・ずっと赤い服着てる少年(金田)のことをアキラだと思っていたので、ちょっとビックリしました(笑)
・噂で聞いてはいましたが、案の定グロかったですねぇ。鉄雄が膨れていくところは久々にわーお、と思いました。しかしながらグロい、ということはその分作画が細かいということでもあると思うので、三十年以上前の作品でこのクオリティは本当に恐ろしいです。一体何枚書いたのやら……。
・こういったディストピアものでは都市の扱いやそのグラフィックがとても大事だと思っているので、埋立地に出来たネオ東京が上に層を重ねるように建設されていく感じや折角第三次世界大戦からの復興で作り上げてきた建物(≒都市)を破壊していく感じが堪らん! と思って見ました。
・もう少し建築を勉強した後に見返したらもっと面白いんだろうなと思ったので、精進します!
12月30日 呪術廻戦0 (☆)
・今年最後の、劇場で見た映画になります! ここまで記事書くの長かったなぁ!
・公開から一週間経ってますし、0.5巻はもらえないとばかり思っていたので、手に入れることが出来てとっても嬉しかったです! 僕は歌姫先生が好きなので、本編には出てきませんでしたが、おまけ漫画で見ることができて幸せでございました!
・本編についてです。まず、作画のクオリティめちゃくちゃ高くないですか……? 絵が綺麗+細かすぎてまずそこに度肝を抜かれましたね……。呪術廻戦は戦闘シーンが多いので爆発とか破裂があると思うんですけど、破片まで綺麗なのまじで強すぎ。乙骨くんが刀に呪力を込めるときにまじでやばかったです。鳥肌立ちましたもん。
・五条悟と本物の夏油傑のシーンは半分泣きそうになりながら見てました。特に最後の殺す手前に回想で硝子さん含め三人で笑ってる絵と親友二人の絵がスクリーンに出た瞬間、心の中で大号泣でした。ああいう展開、分かってても弱いんですよね……。
・乙骨くんの声優さんが緒方恵美さんということで予告編の段階では、シンジくんが脳裏にチラついていたのですが、楽しく話してるシーンとかはちゃんとシンジくんじゃなかったので、声優さんって凄いんだなぁと思いました~。
***
やっと書き終わったーっ!(笑)
一万字越えの本記事、半分くらいこの二日くらいで書いているので疲労が凄いですw (勿論、達成感も凄いですけどね!)
数えてみたところ、今年は劇場で11本、自宅で40本(夏休み26本+その他14本)の計51本映画を見たようです!平均して一週間に1本のペースだったので、個人的には結構見たな~と感慨深いです。来年はこれを上回るようにしたいです!
ということで、2021年見た映画まとめ、お付き合いいただきありがとうございました! 来年もたくさん映画を観れるように頑張って課題をしようと思います!
それでは!皆さまよいお年を!
来年もどうぞよろしくお願いいたします!