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迷って、考えて、また進む【POOLO卒業制作】

迷いからのスタート。実際に動いて変化させるきっかけを貰えた1年間。

株式会社TABIPPOが主催する大人の大学『POOLO』に参加した1年の気づきと、これからについて。

1. はじまる前の模索の中で

漠然とした理想の姿は持っていて、ただそれをどう自分に繋げていくのかが分からないまま過ごしていた。(分かるための行動をしていなかったというのが正しいのかもしれない。)

『まだあまり知られていない地域の魅力を誰かに届けたい』
こちらが今の私の理想で目指したいもの。
その思いが生まれた背景とPOOLOに入った時の感情を少し書きたい。

学生時代に縁があり、青年海外協力隊出身の方や、国際協力団体で働く方、国際協力の分野で活動する学生たちと多くの時間を過ごした。平和や貧困、国の発展について考え議論していた日々が過ぎ去り、みなそれぞれの道を進んでいく。青年海外協力隊となる者、国際NGOで働く者、大学院で学び直しをする者もいたりと、

自分は変化についていけていないように感じていた。

ただ、過去に訪れた他国の村で見た景色、人々の温かさや見たことのない生活への驚きを誰かに届けたい気持ちはあった。

届けて関心の輪が広がればよいな。

それが私のしたいことだと思う。そう強く感じたのはネパールの国境近くの村で過ごした5日間。

幸せの感じ方は人によって違う。国家間の支援なんて何もしらない私が言うのはおこがましい。ただ魅力のある地域は知ってほしいし尊敬を持ってお互いの地域を見守り合えたらよいと考えている。

さぁ、自粛生活の中で何をしよう。旅行にも行けず、会社やその時お手伝いしていた社会問題を扱う団体でも自分がここにいてよいのか分からなくなっていた。

POOLOを見つけたのはそんな時。私の大好きな「旅」と「大人の学校」という言葉に惹かれ申し込みを決めた。

2. 目的と何をしてきたか

最初にも述べたように模索の中で何かを掴みたいという想いが大きかった。

参加当時は会社で新規事業系の仕事を担当させて貰えていたため、業務の中で関心を持ったマーケティングやビジネスを学ぶきっかけを探していた。

コロナ渦で人と会う期間が減り、旅という共通点を持つ仲間が欲しかったというのも大事な目的の一つだ。

講義が始まり、やはり目的を達成するためには自らがどんどん動いていくことが必要と感じる。自分のペースで試してみて、失敗して、みんなに優しく助けて貰い、楽しく遊んで、たくさん学んだ。

・元気とお金がある限りPOOLOメンバーに会いにどこでも飛んでいった
(関東以外だと奄美、島根、岐阜、名古屋、秋田、岩手、沖縄、佐賀、新潟、静岡、宮崎、鹿児島など)
・Line人狼やカタンなどいろいろ楽しんでみた
・ゼミや自主企画も主体的に挑戦した

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3. 活動を通した気づき

実践型の講義や数人で始めた自主企画を進めていくうちに熱中できるものに気づき、これから取り組みたいテーマが少しずつ見えてきた。

【実践型の講義】
3-6人のグループでアイデアを出し合い、講師に向け考えたプログラムを発表したビジネスゼミとハワイブラッシュアッププログラム。

浅い知識しかない中で、意見の異なる数人のメンバーと共に向き合う難しさを感じる。

一方で、人と議論しながら世にまだないアイデアや、知られていないものを広める手段を考えるのは面白い。本職以外のことにしっかりと取り組める環境は久しぶりで、新たな視線で自分自身を見つめ直すことが出来た。

【自主企画】
わらしべ宅急便(縁ある地域の特産物を送り合う企画)をはじめとして、POOLO内の企画を数人のメンバーと考えて進めた。

前にでて何かを進めることは自分はまだまだ苦手だと思う。ただこの企画をしたい!といった気持ちが抑えられず、原動力となった。

地域を伝える、モノづくりをする、人と人とが繋がる環境を提供する。

あぁ楽しい。好きだなぁ。

この時間を最後まで走りぬきたいと思えたのはこのメンバーだからこそ。改めて自分の好きの気づかせてくれたのは誰かと共有しながら活動を進められたからだろう。

・グループでの企画をよりスムーズに進める力をもっと身に着けたい
・対象の魅力を伝える手段を考えるのが面白く、更に経験を積みたい
・伝え方次第で変わる伝わり方。自分らしさ×伝わる内容  を模索したい
・ものづくり、地域、人がいる場所が好き。好きの気持ちを深めたい

4. これからの進め方

7月末でみんなと築いてきたこのPOOLOも形上は終了となり、ここからは個人として気づきを実践していくフェーズだと思う。大きく4つ、私がここから取り組んでいきたいこと。

①本職が今の会社でよいか見直す
②写真と文字に残して発信する
③特技をつくる
④目的を持って地域を巡る機会も設けてみる

①本職が今の会社でよいか見直す
販促企画・商品企画を担当する部署にいる。担当する製品も嫌いじゃないし、時にはやりがいもある。

POOLOを通して、マーケティングやビジネスの考え方を更に身に着け、押したい商品を世に広める仕事をしたいと強く思った。ただ規模が大きい今の会社ではなかなか自由に動けない。

もっと自分の頭で考えて、それを実践する場所が欲しい。現状に甘んじるのはやめてちゃんとこれからを考えてみる。

②写真と文字に残して発信する
最初に戻るが、『まだあまり知られていない地域の魅力を誰かに届けたい』これが今の私の理想で目指したいもの。

その手段としてまずは、写真と文字を上手く使えるようになりたい。

近々の目標は、お盆に四国に戻れたら様々な場所を巡り写真を撮って帰ってくること。

③特技をつくる
②とも関係してくるのだが、好きで撮っている写真や勉強しようとしている文字の質を上げていき、自信を持てる特技としたい。

自信を持つために稼げる状態を目指す。

求められる質になるために挑戦できる機会を探していく。

④目的を持って地域を巡る機会も設けてみる
今まで国内外ともに好きな時に好きな場所をふらっと巡っていた。多くの学びはあるし、身心ともに癒され明日の活力に繋がっていく。

そんな巡り方も大切。

加えて、時には目的を持った動き方もしていきたい。例えば、モノづくりを見て学び、伝えるために地域を巡るだとか。

5. 最後に

昨年の夏から今年の夏まで、新たな仲間と多くの時間を過ごした。毎週数回会っていたメンバーもいる。密度の濃い関わりの中で凝り固まってきた自分の考えを柔らかくしてもらい、動かなきゃ変わらないことを教えて貰えた。

少しでも前に進んだら見えるものが少し変わってきた。挑戦のチャンスは探せばいくらでもあると知れた。

今年の夏は続けるか悩んでいる会社の昇給試験があったり、周りがどんどん結婚してきたりと心をそわそわさせるイベントがたくさんある。心が多少乱れても持ち直して自分の目指す方向へ少しずつでも進んでいければと思う。

出会えた大切なみなさん。ありがとう。
これからもどうぞよろしくお願いします。

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mizu

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