103万の壁<130万円の壁
女性SR繁盛会・西野です。
最近、テレビを賑わせている103万の壁。
税の話は専門外なので、わたしは
なんとも言えませんが
この壁の向こうで(向こうかどうかは知らんが)
議論が進んでいる130万(106万)の壁の話の方が
よっぽど影響が大きいのではないか・・・
と思っておりまして本日はそのお話を。
まず130万(106万)の壁というのは
社会保険の扶養に入れるかどうか
の基準になります。
つまり、例えば
サラリーマンの旦那さんがいる
奥さんについては(逆でも、もちろんいい)
年収130万(106万)までは
ご主人の扶養に入ることができ
健康保険料+厚生年金保険料(社会保険料)の
負担が0円になります。
が、現在、
この壁を全部取っ払って
年収の額によらず週20時間以上働いたら
全員社会保険加入にしましょう
という議論が進んでいるようです。
もしもこれが
実現したらどうなるかと言いますと
たとえば1ヶ月10万円の
収入がある方が社会保険に加入すると
東京都在住の場合は
健康保険料 5189円
厚生年金保険料 9516円
合計 14705円
※2024/11現在 40歳以下の場合
上記が給与から天引きされ
今まで10万円もらえていたものが
手取り85295円
になるということなんです。
厳密に言えば週20時間以上勤務だったら
雇用保険にも加入になるので
そこから600円引かれて84695円ですね。
約15%のダウン。
そしてこの社会保険料ですが
働く人にも痛手だけど
半分は会社負担なので
会社の負担も大幅増!!!
上記の例でいくと、会社も
14705円の負担がのしかかり
もしも同じような働き方をする人が
10人いたら毎月、14万程度の負担が
増えるわけです・・・。
オソロシイ。
対策としては一つの事業所で
20時間働かなければいいわけなので
Wワークにするか、もしくは
個人事業主になるか。
が、個人事業主の方も
フリーランス新法なるものが制定され
社会保険料包囲網はどんどん
働く人を取り囲んできております。
個人的には壁なんて気にせず
稼いじゃいなよYOU!と
ファンキーに行きたいところですが
#ファンキーなのか
子育てや介護など諸事情ある方も
いらっしゃると思うので
難しいところですよね・・・。
が、備えあれば憂なし!
情報をしっかりキャッチアップして
これから自分がどう働いていくべきか
しっかり考えておきたいものです。
#そういえば私はキャリアコンサルタント
#ご相談承ります