幸せになるために生きている

14年間、全力で走ってきた人が一区切りを迎える。
「がんばったね」「よく乗り越えてきたね」そんな言葉だけじゃ足りないくらい、そんな言葉だけでは申し訳ない思うくらい真っ直ぐに全力で走ってきた人だ。

岸くんがくれた思い出を振り返ると言葉に出来ない感情になり涙が溢れてくる。ただ純粋に無条件に「楽しかった」そして「幸せだった」と思える日々だった

お別れじゃないと信じてるし全力で駆け抜けてきた彼の姿を想うと「泣いてちゃダメだ」と思う。岸くんはファンにこんなふうに思える心の記憶を残してくれたんだ。それだけあなたはすごいものを残してくれたんだよと伝えたい。

初めて見たのは奏多役を演じる岸くんだった。デビューしてからは毎年コンサートも行ったしドリボも観に行った。どんな瞬間も、どの姿の岸くんを思い出しても常に岸くんは大好きな“岸優太”でいてくれた

自分に厳しすぎるくらい厳しい彼は、休むことすら拒み練習を続けようとした。気取らないTシャツ姿で真摯に練習を続ける彼がふと見せる笑顔がこの上なく大好きだった。
どんなに体調が悪くても舞台初日を乗り切り公演後、彼はすでに明日を見ているように感じた。大きなことを達成してもそれを誇示せず、颯爽と歩いていく姿は岸優太という人間そのものを表しているようだった。
物事を斜に見ることは絶対にせず真っ正面から受け止める。誰かを蹴落とすようなことも絶対にしない。仲間がいて自分がいる、そんなふうに語る優しくて実直な岸優太という人間。

舞台の上にいる岸くんはかっこよくて美しいだけではなく、生きるエネルギーに満ち溢れていた。絶対に届かない遠くの場所にいる人。舞台の上にいる彼はいつだって完璧、いや完璧以上の人だ。THEアイドルとしての輝きを持ちながら質の高いパフォーマンスをいつも見せてくれた。自慢の推しだ。

アイドル、表現者としての持って生まれた才能に満足せず、常に高みを目指し可能性を広げるための努力を惜しまない精神力と極めようとする姿を見ていると、この人はステージに立つべき人間なんだろうなと思った。そしてすべての人を笑顔にし魅了する性格の良さ、人生で学んできたであろう人間力。どこから見ても唯一無二で全てが相まって最高の存在が岸優太だ。

『Prince Princess』の「街の人込みにまぎれながら ラッシュの地下鉄の中に」を聴くと少年と大人の狭間にいる岸くんの姿が自然と思い出される。そしてそんな岸くんを見ていた当時の思い出がよみがえってくると自然と幸せな気持ちになれる。こういう瞬間って人生の支えになると思う。
辛くてもやるせなくて「やってられないよ」みたいな毎日でも、ふとした瞬間に何かを見たり聞いて大切な人を思い出すとその瞬間だけは幸せな気持ちになれる。そんな生きる力を感じさせてくれたのが岸くんだった。

思い出すと今でも笑顔になっちゃうような、幸せな気持ちになれる思い出の数々。
報われない努力も知り、やるせなさも経験したであろう君がどんな時も笑顔でステージで輝き続けた14年間。「幸せになるために生きている」ということを教えてくれた岸くん。

これからも岸くんが幸せだと思う道を歩み続けてください。心から岸くんが笑える世界が待っていますように。どんなことがあっても味方です。

ずっと大好きだよ。
伝えきれないほどの感謝の気持ちを込めて。
本当にありがとう。