原神 魔神任務3.2をやりました
※めちゃくちゃネタバレします
えっ今までの原神で個人的に一番面白いシナリオでした。
萌えと燃えとSFとシュールギャグがいっぺんに襲ってくる。たすけてくれ。
〇萌え
【ティナリくん】
もともと自分の庇護下にある人間(例:コレイやパラハァムで倒れた旅人など)に対してかなり情の深い人であることは分かっていた。
年齢としては若いらしいが生論派の逸材、レンジャー長としての理知的な思考は彼を大人びた印象に見せる。
そういった印象を下地とした上で、博士と口論の準備をするくらい意外と好戦的だったり、旅人に対して「馬鹿」とか言ったりするのも彼の魅力である。
そう、人類は得てしてギャップに弱い(クソデカ主語)。
理性的と思いきや意外と己の感情に素直になるところが彼の魅力であることは上述の通りであるが、個人的な執着というものはあまり表に出さないタイプかと思っていた。
セノくんとは対等な友人としての関係を築いており、そこからしか得られない栄養素もあったが個人的な執着とは些か違うだろう。
では私は今何の話をしようとしているか、そう、名助演が多いスメールにおいても重要な役割を果たしたハイパシアの話である。
ハイパシアはスメールに来て旅人が初めて遭遇する第一村人である。
NPCにしては珍しい鮮やかな緑の髪色と吊り目が印象的だった。何より話しかけても無視されるため「なんか感じ悪い人だったな〜」というのか第一印象である。
ところが瞑想に夢中になってぶっ倒れた彼女にティナリ謹製お弁当を届けた結果、めちゃくちゃかわいいボイスと「ですわ」口調で旅人と友達になってくれる。かわいい。めちゃ良い子。これもまたギャップである。
こんなに良い子が「神と意識を接続した!」と喜んでたと思ったら狂っちゃうとは思わんやろがい。恍惚とした声で素晴らしさを語るも理解されず、頭の片隅で辛うじて息をしていた理性によって己が狂ってしまったことに気づくあの演出、かなり怖かった。
本題、スカラマシュの意識に接続したことで博士から狙われたハイパシア。「回収できないなら処分」の判断の下にパルディスディアイを襲撃するファデュイ。
パルディスディアイに押し入ろうとするファデュイに対してキツめの口調と表情で押し問答するティナリさんも必見なわけだが、いざ戦闘という瞬間に放ったのがこの問題の一言である。
何!?!?!?!?どういうこと!?!?!?!?
あまりにも突然この場に居ないハイパシアにすごく感情込めて話しかけるからびっくりしちゃったよ!?!?!?!?!?
「今日も」って何!?!?!?!?いつもそういう心持ちでいるの!?!?!?!?
いやまあ落ち着いて考えれば「君の静かであるべき療養を」邪魔させない。学者である彼女を教令院の先輩、及びレンジャー長として守るという意味だとも思えるんですけども。
本人もこのように仰ってますし。
とはいえ。
本人が居ないところで本人に対して誓いの言葉呟いちゃうのは。
しかもティナリさんみたいにそういうことしなさそうだと思ってた人が急にそういうことするのは。
大変じゃないですか!?!?!?!?
人間は無防備なところに急にバットフルスイングでギャップ萌えを叩きつけられると死ぬんです。たすけてください。
ティナハイでTwitter検索したところあまりにも少なすぎて泣きました。嘘だろ。
なんならスカハイもあるだろ。
スカハイ、恋愛感情ではなくとも特別な関係性ではあるんだからそこに萌えはあるだろ。なぁ、立ち上がれオタクたち。
【ディシアさん】
この記事はドニアザードお嬢様のあまりの「光の攻め」っぷり及びドニディシにどハマりした人間と同じ製造ラインで出力されています。ご注意ください。
こんなん狂ってしまうだろ!!!!!!!!!!!たすけてくれ!!!!!!!!
過激なドニディシ派でしたがキャンディスさんとの関係性を見て「ほう…」ってなってたところに蛍ちゃんに対してもこれですよ。やばすぎる。
きっとディシアさん的には口説いたりしてるつもりは全くなくて友愛の印として誰にでもこういうこと言う。たくさんの女性、なんなら性別問わずこういうこと言っちゃうんだ…そしてファンを増やしちゃうんだ…絶対ディシアお姉様ファンクラブとかあるじゃん…。でも無自覚なんだ…。
しかもこれでくすぐったいのが苦手とか、照れ屋さんとか、ドニアザードお嬢様の涙に慌てたりとか、お嬢様のために傭兵の命とも言える武器を売って協力したりするんですか!?
あかんすぎる。やはりドニディシはある。
獅子って呼ばれてるだろ…ベッドではネコちゃんなんだぜ…。すみません最低なこと言いました…。
一見に攻めに見えるけど天性の受け…でも自分の生き方に芯のある間違いなく格好良い女性…好きだ…。
〇シュールギャグ
【アルハイゼン】
冗談を真顔で言うので冗談だと通じないし、なんで冗談だと通じていないのかよく分かってない男、アルハイゼン。
帝君や将軍やクラクサナリデビが「今何かおかしなこと言ったか?」と神ムーブをかます中、恐らく純粋な人間の身で同じことを連発する男、アルハイゼン。
この人、一挙一動が面白すぎる。
「うん」「ああ、俺だ」「はい、これ」等々日常会話レベルの言葉でもこの人が言うとなぜか面白い、こんなんもう才能でしょ。
冗談とか言わなさそうなタイプだと思ってたけど、自分の読んでる本に興味を持ったパイモンに「本を貸そうか?」と問いかけたり、「オイラにはあわないぞ!」と慌てて遠慮するパイモンに「冗談だ」と言っちゃう男、アルハイゼン。
お前…冗談言うのか…?
なんならそのあと「確かに俺の本はお前とは不釣り合いだ、貸す気は無い。」とか言っちゃう。それは冗談なのか…?それとも普通に本心なのか…?
3.1の赤砂の王で砂漠の祭祀の墓を見る時、
アルハイゼン「全ての若者は卒業前に二十種類以上の言語を学んでいるはずだろう?」
パイモン「こいつ、冗談を言ってるんだよな…?」
というやり取りがあった。テイワットって二十種類以上の言語が存在するの!?ってなったけど普通に冗談だった可能性もあるのか…。
アルハイゼンおもろすぎランキング私的Best3
今それ言う!?!?!?!?!?
なのだ。じゃないが!?!?!?!?!?
誘ってんのか!?!?!?!?!?!?
「今日うち誰もいないんだよね…泊まりに来る?」イベントか!?!?!?違った。
〇燃え
【草神】
マハールッカデヴァーダは世界樹の化身。
世界樹はテイワットの記憶。
世界樹が記録しないものはテイワットから消える。
禁忌の知識に汚された世界樹は病んでしまった。
それは死域、魔鱗病という形でスメールに害をもたらしていた。
禁忌の知識の氾濫による世界樹の汚染は今回が初めてではない。
シナリオ上で確認できる1度目は1000年前、キングデシェレトが命を捨てて抑えた。
2度目は500年前、カーンルイアの災厄によるもので、マハールッカデヴァーダがキングデシェレトを手本に命を捨てて抑えた。
そして時間軸は現代に移動して3回目?それとも2回目の延長?
世界樹の化身であるマハールッカデヴァーダが汚染されたことでその存在そのものが原因になる。
自らの運命を悟ったマハールッカデヴァーダは「最も純粋な枝」を選んで折り、そこから生まれたのがクラクサナリデビ。
親子というか、刺し木である以上クローンのような存在と言える。
外部から見ればどちらも草神という一個存在ではあるが、旅人はクラクサナリデビが500年間幽閉され、至らない自分に苦悩し、優秀な先代草神に憧れていたことを知っている。
根を同じくしても、意識が完全に別個であったのだから、旅人は別の存在として認識している。
世界樹からマハールッカデヴァーダの存在が消され、スメール人やクラクサナリデビの記憶からも消えてしまったけれど。
世界の修正力が働いてしまったけれど。
旅人だけは覚えている。
彼女の選択を尊重して、口をつぐむ。
パイモンも世界樹の影響下にあることが判明した以上、
第一降臨者と目される「天理」そのものであることは否定された。
クラクサナリデビは一貫して「天理」という名称を使っていたが、
やはり「天理」と「天理の調停者」は別存在なのだろうか。
旅人が覚えているなら、お兄ちゃんは。
旅人より前にダインスレイブとテイワットを旅したお兄ちゃんなら、マハールッカデヴァーダのことを覚えているのでは、と少し希望を持った。でも、
「降臨者」という名称と、旅人が4番目ということが判明した。
なぜか一緒に星海の外から来たお兄ちゃんが世界樹に記録されていて、
旅人の一切は記録されていないという。世界樹はお兄ちゃんをテイワットの存在であると認識している。
ならばお兄ちゃんもきっと、マハールッカデヴァーダについて覚えていない。
旅人は自分の記憶、もしくはお兄ちゃんの存在の変質を疑っていた。
怖すぎる。何も分からなさすぎる。
マハールッカデヴァーダは初代草神なので、もともと風神、岩神、雷神(眞)と既知であったと思われる。
初代草神がクラクサナリデビに置き換えられた今、その辺の修正はどのように入ったのだろう。七神が仲良くしてたらめちゃくちゃ微笑ましいけど、元から知り合いのように仲良くしてたらすっごい複雑な気持ちになってしまいそう…。
※※※以下鍾離先生への妄想※※※
鍾離先生が旅人をリーユエ、引いてはテイワットのバックアップとして選んだの、先見の明がありすぎる。
鍾離先生に話を聞いてもらいに行く蛍ちゃんの二次創作くださいお願いします。あと力を使い果たしてショタになっちゃった先生もくださいお願いします。土下座します。
久々にリーユエを訪れて鍾離先生と三杯酔でご飯を食べながらスメールの話をしていて、最初は話す気がなかったのに、お腹いっぱいになって寝ちゃったのパイモンのふわふわの髪を撫でながら話してるうちにぽつりと泣いちゃうとこ…見たい…頼む…。鍾離先生は一瞬だけ驚いた顔をするけれどすぐに引っ込めて、口を挟まずに真剣に聞いてくれて最後に労ってくれるんだ…。俺は知ってるんだ…。
「お前はスメールと二人の神を救った。友として俺も誇らしく思う。」
世界樹に記録されないとテイワット人たちの記憶に残れないし、
消えた後はいい感じに修正されることが判明した。
マハールッカデヴァーダは世界樹から消えた時に修正力が発動したけれど、世界樹に最初から記録されていない蛍ちゃんもいずれテイワット人の記憶から消えるってこと…?いつ…?どのタイミングで…?テイワットを出た時…?
星海の外から来た者がいずれ自分たちの記憶から消えると知っていて、
自分たちのことだけ旅人に覚えていてもらおうとしたんだったら、
鍾離先生えぐすぎるかも。
温かで大切な思い出になり得る可能性も、一生消えない傷になり得る可能性もあるじゃないか…。
というか記憶の中でだけ友人に会える、と悲し気に呟く人が、
結局その記憶も干渉を受けて存在ごと忘れてしまったの悲しすぎる。
それはアランナラたちもそうだけれども。
※※※妄想ここまで※※※
いや全部妄想だけど
【国崩、散兵、或いは正機の神】
ハイパシアが触れた神がまさかスカラマシュとは。びっくりした。
期間限定イベをやっていないため稲妻で急に現れて急にいなくなった人、という印象が強かったので、聖遺物などのストーリーでやっと大まかに分かってきた感じ。
詳しく掘り下げがあるのかな〜と思ったけどそんなことはなく、倒したあとはクラクサナリデビに匿われていること以外何も分からず。唐突に出てきて唐突に引っ込んだ感も多少はあるけど、今後どうやって放浪者として登場するのか期待。個人的には万葉とのやりとりも見れたらいいな。
スカラマシュくん、今のままではとても仲間にならなさそうなのでここからどう変化していくのか楽しみです。
○まとめ
魔神任務3.2、めちゃくちゃ面白かったです。
モンド、璃月は比較的王道シナリオ、稲妻は癖が強くもダークな雰囲気が始終漂っていましたが、まさか緑あふれる自然豊かな国で攻殻機動隊ばりの電脳戦が見れるとは思わんかった。
原神沼は、まだまだ続くんじゃよ。