中クラス配達員が語る現在のUberEatsについて
こんにちは久々の投稿になります。さるきのこです。
近況報告になりますが、無職をやめて就職しました。
大っぴらには言ってないですが昨年春からUberEatsの配達員をやっており、
昨年10月から本業を辞め専業配達員として各家庭に料理をお届けしましたが、
やはり最近のコロナ禍の影響で稼げなくなったというのが理由です。
失業保険の受給申請もわざと遅らせて、夏場は失業手当の不労所得をもらいつつ
日本各地をキャンプツーリングで回るという戦略的無職の計画でしたが
それもコロナウイルス騒動のせいで全て頓挫しました。
全てコロナのせいです。
3月まではわりとイケイケだったんですが、
フリーランスで働くという不安定さを痛感しましたね。
一応私は自転車で配達していましたが
調子のよい時期は週間50時間ほどオンライン(注文リクエスト受け付ける状態)で週間8万~9万くらいの稼ぎだったと思います。
上はまだまだいっぱいいると思うし、自分は特別すごい配達員だとも思ってはいないです。
ですがね、
普通にやってればこれくらいのレベルには持っていけると思うし、
それで決まった時間に出社とか、嫌な人間関係もないし、好きな時間に稼働できるというのもメリット、
「こういうスタイルの生き方も悪くないじゃない」と思ってはいました。
てなわけで現在良くも悪くも注目されているサービスで
配達員に興味のある方もいらっしゃるかとは思いますので、
現在のUberEatsの配達員の現実について書き連ねてみます。
①配達員がサバクトビバッタ並みに爆増
4月以降の緊急事態宣言の後配達員が爆増しました。
学生も学校ないせいか、本業のバイトがなくなったせいかUberEatsやってます。
フェンシングのオリンピック選手も配達員やってますよね。
社会人、学生、女性、いろんな人が配達員やってます
加盟店も増えて全体のオーダー数は増えていると思います。
しかしそれ以上に配達員が増えています。
コロナのせいでみんな仕事にあぶれています。
だから勤務時間に縛りがない、基本だれでも受かるUberEatsはいい働き手の受け皿なんでしょうね。
元締めのUberEatsジャパンも配達員は今も絶賛大募集中です。
報酬が時給制でなく配達の回数と距離によって決まること。
(当然配達がゼロなら5時間稼働してようが報酬はゼロ円)
沢山配達員がいればレストランとのマッチング率も上がります。
あとは後述するクエスト達成の報酬を減額できるというのもあります。
こういう経営戦略はしばらく変わらないでしょう、
感覚ではどんどん稼げなくなっています。
②夜間(深夜帯)が急に稼げない。
緊急事態宣言の前までは夜22:00以降はわりとボーナスタイムでした。
22時以降になるとスーッと配達員がいなくなるんですよね、
それで配達依頼が結構増えてくる
22時以降はマック、吉野家、松屋などの店舗数多いチェーンが多くなって、
そんなに長い距離の配達もなくなり、短時間でガンガン配達回せてほんとにボーナスタイムでしたが、
現在はどうかというと、緊急事態宣言の影響で22時以降注文はほぼなくなります。
どこのレストランも10時には店じまいモードなんでしょうね。
20時くらいからは注文も急速に鈍くなります。
場所によって変わるかなと思いますが、
私が主に配達してた、足立区、葛飾区、草加市、川口市、三郷市はそんな感じです。
③命削ってんのに雨クエストが安くなった。
雨の日はUberEatsは稼げます。稼げますが命削ります。
配達員が減り注文リクエストが増えるのもそうですが、
他に雨クエストなどがあります。
雨クエストというのは昼ピーク(1030-1500)
夜ピーク(1730-2200)の4時間半の時間帯で4回8回12回の達成に応じて
追加インセンティブが貰えるというもの。
昔はまぁまぁ強めの雨の日は12回配達したら3600円がよく出ていました。弱いしとしと雨なら2400円。
今の雨クエストの相場は12回で1200円が一般的、普通の雨で2400円
3600円出すっていう日は嵐の日くらい。
こういう雨の日は配達員があまりにも少なすぎて
UberEats自体が客の注文を受け付けないオーダーストップ状態になります。
UBERの総本山がある港区、渋谷区、新宿区など都心部はサービス継続してますが、
23区でも僻地のエリアはだいたい大雨だとオーダーストップになります。
つまりUber「12回配達したら3600円やるが、今はオーダー受け付けてない」
という非常に舐め腐った仕打ちが嵐の日なのです。
なのでオーダーストップレベルの雨かどうかを見極めができる配達員に必要な能力の一つです。
だからそこそこの雨が降る日でがっつり稼ぐ日は、古の話になってしまいました。
④報酬も下げられてる。
詳しくは書くと非常に長くなりますが、配達単価めちゃくちゃ下がってます。
まず3日で60回達成したら10000円とかの日またぎクエストというのもじわじわと微減されてます。
少し前、日またぎクエスト単価を見たら激減してて、
流石にもうやってらんないってレベルですね。
最近になってはじめた人は気づかないかもしれませんが、
Uberはわりと稼げたんですよ。去年は時給2000円くらいです。
現在は時給換算でインセ込みで1200円くらいですかね。
これは現在の月〜木跨ぎインセ
4日で100回やると14680円貰えます。
これは多いと思いますか?
そしてこれが緊急事態宣言前です。
4日で105回配達した時の実績
過去のスクショなので同じ画面が用意できないのは申し訳ないですが
下のプロモーション欄を見ると105回達成で20205円入ってます。
ほぼ同じボリューム仕事ですがインセンティブが6000円以上も下げられてます。
これを毎週500円とか気づきにくいレベルで姑息に運営は単価下げている
マジ無理だわこれ。
稼ぐ努力しても、稼ぎは減り、よくて現状維持
これはもう見切り付けてしまいますよね。
UberEatsは配達員の報酬を下げるチキンレースを現在絶賛展開中です。
現時点で最低賃金を割り込んでる配達員も多いかと思います。
⑤まとめ
以上が現在のUberEatsの現状ですね。
コロナが収束したらまた稼げるかなとも思いますが、コロナ前の水準には戻らないでしょうね。
私がはじめた頃はまだまだUberEatsの配達員は紀伊の串本の海のようなブルーオーシャンだったのでしょう。
今は中国の近海のようなレッドオーシャン、ヘドロのような待遇です。
そしてその水質はどんどん悪化していくでしょう。
その時に残る配達員はどんな人たちなのかな?
テレビで騒がすようなごじゃっぺな配達員しか残らないでしょうね。
これでも配達員やってみたいですか?
私はやめた。
流石に専業は無理ですよ。副業でも稼ぐという意識は捨てた方がいい。
お小遣い稼ぎで自転車のって運動不足解消みたいなメンタリティーのほうが丁度いいです。
それでもやりたいという人がいたら頑張ってくださいね。
では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?