バレンタインライブ
2月14日、人呼んでバレンタインデーだというのもお構いなしに、音や金時へ常味さんのライブを見に行く。
月末からエジプトへ行き、現地でのコンサートを控えている常味さん(ウード)と和田さん(レク)。そしてヴォーカルの松本さんを交えてのユニット「ラビサリ」での演奏。
ふはぁ~、と目を滲ませ聴き入っていたら、
「太郎ちゃん今日笛もってる?」
…はい、いつも持ち歩いてます
「この曲やろうよ、一緒に」
…えっ、いいんですかっ!
ってな訳で飛び入りで1曲。あの人が愛しくて愛しくてたまらないわ、というなんともバレンタインにふさわしいこの曲、でも前回やったのは昨年8月。うう。できるんやろか。
「譜面ここ置いとくから、見てよ」
…いや、どうせ見てもわかりませんから。
サレガマに書き直してない譜面、初見ではなかなか演奏できないんです。。
でもそのお陰で、いつも曲を憶えて吹いていたので、実際やってみたら意外にすんなり思い出して、考えるより先に吹いてる。メロディで憶えていたので、リズムが10拍子だということにも気づかなかったくらい。いやー楽しい♪ 常味さん、皆さん、どうもありがとうございました。
やー、それにしても常味さんの古典すばらしい。これ、インド音楽好きな人なら確実にオチます。オススメです。サレガマの網の目をかいくぐって、弦の音が脳みそ直撃してトロトロに溶かします。旋律の途中に現れるたったひとつの音が、自分の理性を瞬時に解体していきます。秒殺です。気持ちイイです(笑)
ラビサリになってからの歌も良かった。気持ちよかった。
大人のグループだなと思った。でもラビサリだけ聴いてたら、やっぱりウードに物足りなさを感じてしまうと思う。
常味さんのタクシームが聴きたい、と思ってしまう。
そんなこんなで、ワインをくゆらせつつイイ気持ちで楽しんでいたライブも最後の曲が終わり、鳴り止まぬ拍手の中、アンコール。
あ、この曲は。。。この曲、こうして客席で聴くの初めてだなあ。
…とすっかりくつろいで聴いてると、もうイントロ始まってるってのにステージからお呼びが。
「あ、太郎ちゃんこれできるじゃん。やろうよ一緒に」
……その曲一緒にやったのって、もう1年近く前なんですけど。
とチラと思いつつも、ハイ喜んで!と呼ばれるままに舞台に上がってしまう哀しいサガ(笑)
カルス・オユンハワス。
トルコの曲。美しい曲です。
上の方にイキたくなるのを、懸命にこらえて演奏しました。
楽しかった。またぜひ一緒に演奏させてください。
できれば、リハから(笑)
(2006.2.16)
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