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オモテ、ウラ

 SNSでのこと。
何年か前、あるグループに参加した。最初は良かったが、やがてある人(X氏)の態度に嫌気がさした。その時点で半年くらいたっていたかな…。

 X氏、社会的に名のある人や有名人がグループに参加してくると、雄たけびを書きこんで喜んだ。その他の人の場合は人数稼ぎにすぎない扱いだ。
 業界の底辺の話や、現実現場の話などは許さない。汚いものに蓋をして、クリーンなイメージを躍起になって作っていた感があった。その方が得策だと踏んだのだろうが、実はきれいなイメージ、それは業界の現実を示しているとは言い難い。
  また、業界に愛を感じない。おそらく、自分が出世すること、そのために扱うテーマは何でも良かったのだろうと思う。まだ人があまり手をつけていない分野だ、いいものを見つけだぞ、とだけ思っているように感じた。
 露骨な出世欲、名を売りたいという熱望、それ自体は罪ではない。
きれいごとのみの世界は、一般的にウケがいいのも事実だし。
 賢いじゃないか。
 以上がオモテ。

 ここから、ウラの話。
ヤラレタ人から聞いた話である。
 なんと、X氏、個別にやり取りのできる機能を使い、気に入らない人を辛辣に攻撃していたのだ。書いた文のミスや言い回しで、罵詈雑言をあびたと聞いた。
 しかも複数回にわたって。そして複数人に対して。
 ヒガイシャは傷ついていた。当然、その人は、グループを辞めたのだが、もっと早く辞めればよかったと思う。聞く必要のない言葉で傷つくなんて、無駄なことだったから。
 ネットいじめ大人バージョンだ。

 このお方、自慢の出身高校の偏差値は私や夫と同じ。世代も同じなので、その頭の程度はわかる。もーれつ企業に勤め、歯がたず、なんとかしようと努力したのだがうまくいかず、とにかく手段を選ばなくなったのか…。
 自らを達観する力は、もう残っていないのかもしれない。

 最近、X氏のたどりついた成功譚を垣間見ることがある。
本を出版し、受けた人が「嫌なヤツだった」と感想を言ってしまうような、セミナーもやっている。
 
 私は今は接することはないが、事情があり、目前にちらちら名前などが出没する。尊敬できる人だけを見ていたいのに、まっことため息なのであ~る。


 
 


 

 

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