王女に捧ぐ身辺調査|ロンドン謎解き結婚相談所
あらすじ
登場人物
グウェンドリン
結婚相談所共同経営者。
名門貴族。
夫が死んでしまい、そのまま義実家にお世話に。(後取りである息子が義実家には必要だから!)
夫の死で精神を病んでしまい、療養期間あり。
イヤミな姑とバチバチ。でも強くなった!
上流階級で知らない人はいないから、ギリシャもイギリスも王室関係の人間関係には明るい。
思ったより肝が据わっている!
アイリス
結婚相談所経営者の一人。
サバサバで大雑把で、この時代にのイメージにないけれど、男性にも奔放。
お酒も好き。
元スパイだから、行動力と人脈がある。
死体?たくさん見てきましたけど?と、とっても冷静。
尾行を撒くスキルもある。
スパイの過去は「生き残ってしまった」という心の傷でもある。
でもフル活用はします!
ミリーに扮してパーティ潜入が今回のハイライトかな?
准将
アイリスの元上司。
スパイに戻らない?とずっとずっと監視中。
ベントレーで運転士付き。
味方?敵?黒幕?部外者?協力者?どれ?
サリー
イメージはモンスターズインクのサリー。
元スパイ関連。
今は劇作家兼結婚相談所の雑務(肉体系)や取立てを請け負うことも。
ボディガード兼務。
アリス王女
フィリップ王子のお母さん。
アリス王女のスキャンダルと、それを証明する直筆の手紙が今回の肝。
手紙は本物?どこからきたの??
アンドレイアス王子
アリス王女の夫のギリシャ王家の王子。
アリス王女を冷遇。
フィリップ王子
今の故フィリップ殿下。
エリザベス王女との恋は実るのか?
本編で全く登場なし。
エリザベス王女
故エリザベス女王。
恋愛結婚を邪魔する輩が身内にいる!
でもどうしようもない……
結果はわかっていてもヤキモキした。
ペイシェンス
王妃の秘書。
今回のフィリップ王子の身辺調査を二人に依頼してきた人。
グウェンのいとこ。
超嫌なやつ。
フィッシャー
ペイシェンスの部下。
その正体は内通者。
ストーリングス
ペイシェンスのボディガード兼運転手。
盗み聞きしてお金横取りしようとするダメなやつだった。
アーチー
ギャングスター。
アイリスといい仲になると思っているのはアイリスだけ?
裏社会のコネクションを提供してくれるから「使える人」
ミリー
グウェンのメイドさん。
可愛い。
パーシバル
ベインブリッジ家の素敵執事。
パラム警視
ロンドン警視庁。
最後の方にいつも出てくる。
今のところは悪い人ではない。
感想
歴史的には結末はわかっている中で、この物語の作り方はすごい。
実在の人物、しかも王室関係者をバンバン出してしまうのはすごい。
日本だと存命の皇族なんて出せないでしょ…。
アイリスのスパイ技術も、グウェンの貴族の人脈もチート気味。
特にアイリスはそれでなんでも切り抜けられてしまう。
でもそのわかりきった展開が面白い!
今回は単なる身辺調査と思いきや、途中で殺人事件が起きて話がややこしくなるのがうまくできているなぁと。
キャラクター小説寄りだけど、空気感がなんか好き。
イギリスの戦後というのも、他にはあまりない設定で読み応えがあるから、次巻も読んでしまうんだろうなぁ。
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