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ボタニストの殺人|いきなり西表島!そして過去一読みやすい
ワシントン・ポーシリーズ第5弾!
年に1冊刊行されるけど、このシリーズ大好きで、読み終わるのが怖くて、7月に買ったのに読んだのは10月です。
以前SNSに感想を載せたら、作者ご本人からリアクションいただけたので、より一層ファンになってます。
まだまだシリーズは続くので楽しみすぎる!
警察界隈で出てくる登場人物は女性が多め。そして多国籍。アジア系の方々が出てきてて、バランス取ってていいなぁと思う。
感想
全シリーズの中で一番ボリュームありなのに、一番読みやすい!
レギュラーメンバーの人間関係に変化が!びっくり!
殺される人たちはみんな嫌な奴なので、あまり同情心なし!
新メンバーになるか!?という人物登場もそうなる!?
過去作に比べて残酷描写は少なめ(ブラックサマーとかなかなかエグかったからね…)
登場人物
ポー
猪突猛進で掟破りキャラクターがだいぶ知れ渡っているよう。
もうみんなあしらい方にたけている。
他のシリーズ作に比べたら、今回は無茶をしているシーンは少なめ?
二つの最重要難事件を同時進行で向き合うフットワークの軽さ。休む暇はなし。食事シーンほぼなし。
徹底したプロ意識で妥協なし!さすがです!、
少し性格丸くなった??
お隣の家の方とくっつくかと思ったのに、まさかのカップル!
ティリー
だいぶ会話を楽しむシーンが増えた。社交性が少し身についている!いい変人になっていて最高です。
抜群の知識、違法……っぽいことと、違法に見せないやり方で調べ上げるし、もぐら人間たちも駆使して今回もチートです。
今回は一歩ひいた活躍です。
フリン
現場復帰おめでとう!
ベビー産まれて間もないのに、重大事件の指揮任されるのはハード。プロ意識。
母乳紅茶事件はおもしろかった。
ポーの扱いはうまいし、命令と指示と目を瞑るバランスがうまい。
女性上司!
エステル
謎大きドS法医学者!
だったけど今回その正体がかなり明らかになって、ほーーっとなった。
急に人間味帯びててよい。
貴族の令嬢で大地主で、そして……予想できた!?
エルシッド ドイル
猟が好きなエステルのパパさん。
物語スタート時には死亡。
テヨン・リー
韓国系とあって、その世知辛さが語られている。親の期待。
そして、事件の解決はしたいけれど、自分たちの捜査を否定されるのはまっぴらごめん!!
その間の揺らぎが見事だったなぁ。
仕事終わったら母親の選んだネイルカラーでお見合い……親を無下ににすることは絶対にしない国民性。
殺された面々と殺されかけた面々
やなやつら!!
ジェファーソン
おまえ!まさか出てくるとは!!更生しているようでなにより。
ヘリング シュタール
重度アル中の生活描写が凄惨。
でも、元の自分に戻りたいという熱量だけで、アル中克服。
実際、あそこまでのアル中の人が1か月満たずに日常に戻るのは可能なのか?は置いておいて…
根っからのジャーナリスト。
ポーたちの新メンバーになるか!?
………と思ったら!!
あれってそうゆうことよね。アンタビュース…