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世界の平和のために

 私たち人間は、世界の平和のために、次のことをよく考えなくてはならないと思います。

 1. この世の「禁断の考え」
 2. 善とは何か、悪とは何か
 3. 愛国心は善か、悪か

 先ず、私たちは基本的に自由であるべきですが、1つだけ、この世には「禁断の考え」というものがあると思います。

 それは「死んだら無になる」という考えです。

 なぜなら、この考えを安易に容認してしまいますと、私たちは死後、生前の悪行が裁かれないことになりますので、

 自分と他人を比べて、妬み、嫉み、恨みという人間心理が働きますと、

 誰にも分からなければ、或いは、証拠を残さなければ、どんな悪行でもしてよいことになってしまい、この世は大変住みにくい「地獄」になってしまうからです。

 ただ例外として、自分の死に直面して恐怖を感じている人が、救いを求めて考えることは許容されるべきだろうと思います。

 次に、人間は、自分の環境の中で「自分の欲求に基づいて行動や思考をする」生き物ですので、人間は本質的に原則「利己」なのだと思います。

 ただし、本質的に利己的な人間は「悪」でも「善」でもなくて、

 人間の利己的かつ害他的な行動や思考が「悪」なのであって、人間の利己的かつ利他的な行動や思考は「善」なのです。

 整理しますと、「善」と「悪」は次のように定義できると思います。

 善とは「利他」の行動や思考をすること
 悪とは「害他」の行動や思考をすること

 このため、人間の生き方には、基本的に次の2通りの生き方があります。

(1)善人の生き方=「利己かつ利他」の行動や思考をする生き方
(2)悪人の生き方=「利己かつ害他」の行動や思考をする生き方

 最後に、愛国心は基本的に「善」の思考ですが、「悪」の思考にもなることに注意しなければなりません。

 私たちの愛国心は、当然自国の利益を追求しようとしますが、

 それは、他国にとっても利益になるのであれば「善」の思考ですが、他国に害を及ぼすのであれば「悪」の思考になることに注意が必要です。

 以上の3つを踏まえて、現在の世界を見ますと、

 核保有国が、誰にも分からなければ、或いは、証拠を残さなければ、他国に害を及ぼしたり、嘘や盗みをしても自国の利益を追求できる、という「誤った考え」に陥って、世界は核戦争の危機に直面していると思います。

 核保有国に限らず世界各国は、この3つの考えをよく理解して基本とし、世界の平和のために、

 利己的で害他的な外交政策はできる限り即刻止めて、利己的ではあっても利他的な外交政策を行うようにしましょう。

 どうしても利害の対立が避けられない場合は、利害の大きさを科学的に測定し、別の外交政策で利害の大きさに応じた公平な調整をし、2国間で一方的な外交政策はしないようにしましょう。

 そして、それぞれ国内的には、その外交政策により利益を受ける国民が、被害を受ける国民に相応の利益を分け与える仕組みを構築することによって、全ての国と国との利害の対立を平和的に解決できると思います。

 つまり、国と国、国内の国民と国民の関係を、奪い合う関係から助け合う関係になるように、世界の基本的な仕組みを変えるのです。

 そうすれば世界は、核戦争の危機に直面している地獄から平和な天国に変えることができると思います。

 社会保険労務士事務所開業失敗の反省から学んだことを「社会保険労務士/社労士定義」にまとめました。

 社会保険労務士の真実を知りたい方は、是非参照してください。

 社会保険労務士や社労士受験生の方のご健闘をお祈り申し上げます。

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