社労士制度の重大な欠陥
昔、私が社労士試験の受験用テキストを読み始めたとき、読んでいて何かが心に引っかかって読むのを一時中断したことがありました。
そのときは「この違和感は何だろう」と思いましたが、その違和感を考えている時間がもったいないので、その違和感が分からないまま受験勉強を始めてしまいました。
しかし、今はそのときの違和感が何なのか、がハッキリ分かります。
それは、社労士受験用テキストに、試験科目(法律)をまたいで労働社会保険諸法令は何を規定している法令なのか「労働社会保険諸法令の全体像」の説明がないのが不自然に感じて、私の心に引っかかっていたのです。
社会保険労務士の国家試験では「労働社会保険諸法令の全体像を説明しない」という記述式問題は出題されないと思いますが、
社会保険労務士や社労士受験生であれば、この記述式問題に対して、当然適切に答えられなければならないと思います。
しかし残念ながら、大変多くの社会保険労務士が、この記述式問題に対して、適切に解答できないのではないでしょうか?
ここに、現在の社会保険労務士制度の重大な欠陥(問題)がある、と私は考えています。
私は最近の受験用テキストを読んでいませんが、恐らく今でも同じだと思います。
社会保険労務士が法律をまたいだ「労働社会保険諸法令の全体像」を理解し把握できていれば、社労士法第二条(社労士の業務)は理解できなくても、社労士は「社会保険労務士の業務」を適切に理解できるはずなのです。
しかし実態は、大変多くの社会保険労務士が、昔と同じように「労働社会保険諸法令の全体像」も「社労士法第二条(社労士の業務)」も理解できなくて、相変わらず「廃業」に追い込まれていると思うのです。
そこで「労働社会保険諸法令の全体像」も「社労士法第二条(社労士の業務)」も、さらに「社労士開業準備の全体像」も、社労士であれば、きちんと理解できると思うウエブサイトを作成しました。
それは、ウエブサイト「社会保険労務士/社労士の定義」です。
このウエブサイトは、社労士の業務をごまかして曖昧にしない社労士の「適切な定義」に加えて、社労士「試験合格の秘訣」「開業成功の鍵」等、社会保険労務士に関する「正しい」重要な情報を無料公開しています。
しかし、グーグルの検索エンジン(人工知能)等は、情報の正誤判断ができないため、キーワード「社会保険労務士」や「社労士」等で検索結果の上位に表示されませんので、お気に入りに登録する等してご利用ください。
社会保険労務士や社労士受験生の方のご健闘をお祈り申し上げます。
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