公的年金、理解してれば得をする
会社員は、給料から天引きされる厚生年金保険料。加入手続きした覚えもないのに、それなりの額が毎月控除されます。
自営業や学生さんは、国民年金保険料を納付しますが、毎月17000円程度とそこそこの金額。
厚生年金も国民年金も、加入が強制っていうのがイメージが悪いのでしょう。なんか無理矢理払わされてる感じで反抗したくなっちゃいます。
でも、実はそんなに悪くない制度なんです。
というのも、老齢年金で説明しますが、
国民年金で、掛金17000円程度を480月分満額掛ければ、65歳から年額789000円程度の年金を受け取れます。
17000×480=8160000÷789000≒10.3
つまり10年ちょっと、76歳まで受け取れば元がとれる。
生きてる限り受け取り続けることができるので、長生きすればかなり得。
しかも、掛金は全額が社会保険料控除。
生命保険会社の事務を長くしていましたが、公的年金より有利な保険は無いと思います。
未納期間や免除期間があれば年金額も減額されるため、安易に免除申請せずに掛金を納付した方が将来的に得をすると思います。
会社員は、ここに厚生年金が上乗せになる訳です。
老齢年金の所得代替率は現役時代の50%程度を目標にしているようで、会社員の夫と主婦のモデルケースでは月21万程度の給付になるようです。
65歳以上世帯の平均支出が月28万くらいで、7万程度の不足となります。
90歳まで生きるとして65歳から25年、
70000×12月×25年=2100万円
概算ですが、これで、年金2000万円問題ってことです。
年金以外の貯蓄と老後の支出を考えて、上手に資産計画を立てましょう。
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