社会保険労務士を志した理由。
本日、ちょうど第53回社会保険労務士試験が行われています。初心に戻る気持ちで、記してみたいと思います。社労士を志す理由は人それぞれだと思いますが、私の場合の一例として、理由は大きく分けると2つです。
①いつか人事の仕事に戻りたいという思いがあったから!
②労働保険や社会保険の制度について詳しくなりたかったから!
①私は、短大卒業後、新卒で入社したメーカーの人事部門で約20年間、働いていました。悩むことは何度もありましたが、結果、ここまで長く続けてこれたのは、就職した会社が景気に左右されない業界だったこともあり、すごく優良というわけではなかったものの、待遇面では納得感もあり、大きな不満はなかったからだと思います。
そんな恵まれた環境を退職したのは「家庭と仕事の両立」が難しいと感じたから。具体的な理由についてはここでは割愛しますが、人生の優先順位を考えた時、その時の優先度合いが家庭かなと思い、悩みぬいた末、退職を決意しました。
どちらかというと、積極的にやめたいというよりは、家庭を優先させた結果、仕事を手放した形だったので、もし機会があれば、また人事の仕事につきたい!という気持ちがどこかにありました。
②家庭優先で専業主婦になるつもりで退職したら、運よくキャリコンとして自分が希望するような(仕事と家庭の両立ができる)働き方ができる仕事に就くことができ、まずはキャリコンの仕事に一生懸命でした。
当時、転職支援に携わっていたので、色々な人の退職理由を聞くうちに、法律で定められた制度があるから、辞めなくても済んだのではとか…離職ではなく今の職場で働きながら就業継続できるのではないかなとか思うことも多くて(現職の方には、実際そういうアドバイスを行うこともありました。)
自分が企業人事として働いていた時に、個人的に育児や介護や治療との両立が難しくて…といった相談受けた際には、まずは話を聞いて、自社の規定や法律等で利用できるものがあるときには教えることにより、少しは社員の役に立つこともできていたのかなと(自己満足かもしれないけど)やりがいを感じていたので、もっと社会保険や法的知識を身に着けたいと思い、社労士の勉強を始めることにし、やっとスタートラインに立つことができました。
今後は、自分が持っている「社労士」と「キャリコン」の資格を活かして、
「働いている人が生き生きと働ける組織づくり」
それが整えられるような支援に携わっていきたいです!
キャリコンとしては、働いている人の多様な相談に対応する支援を、
社労士としては、経営者の方へ社員が働きやすく制度を整える提案、それは定着支援・離職防止だけでなく、労働生産性の向上・業績アップにつながり、会社も社員も幸せになるような組織づくりのお手伝いができるのではないかと考え、そこを実現していきたいです。
その実現ができるように、力を蓄えながら、一歩一歩踏み出していきます!