関心の輪と影響の輪

自分のできること・できないことを区別しよう

こんにちは、ナザレです。

悩みというものは、どんどん溢れ出て尽きないものです。
悩みはエンドレス。
悩もうと思えば、とことん悩める。
なぜ地球は丸いのか、そういうことに対しても悩もうと思えば悩めるものです。
地球の丸さを悩んでも、あまり意味はないのですが。

しかし、物事には悩んでも仕方ないものもあります。

例えば、自分の会社が潰れるかどうか。
これ、悩んでもわからないですよね。
社長に聞いたとしても、多分答えられないと思います。
というか、社長に怒られるでしょうね、縁起でもないことを言うなと。

なので、就職や転職で会社を選ぶときに、会社の将来性や安定性をどれだけ吟味したとしても、あまり意味はないということです。

『7つの習慣』という本に、「関心の輪」と「影響の輪」の話があります。
人は、関心のある事にエネルギーを使うことになりますが、関心のあることの中には、自分自身がコントロールできるものと、コントロールできないものとがあります。
 
つまり「変えられるもの」と「変えられないもの」があるということです。
 
関心のあることについては「関心の輪」、「変えられるもの」についてが「影響の輪」となります。
「影響の輪」の中にある「変えられるもの」は、コントロールできるわけなので、本来はその「影響の輪」に対して、先ほどのエネルギーを使うことになるのです。
 
しかし、多くの人は、「影響の輪」にエネルギーを使うのではなく、変えられないもの、コントロールできないものにエネルギーを使う傾向にあります。

そのコントロールできないものというのは、例えば、「会社がいつ潰れるのか」ということです。
ここにエネルギーを使って、会社の安定性を頑張って見極めようとしても、それはなかなかできないことでしょう。

というか、会社の安定性が完全に見極められる人は、大金持ちになれます。
確かに、ウォーレン・バフェットは大金持ちですが、そういうレベルでないと、見極めることは無理だということです。

そんなことに悩むくらいなら、その会社の仕事内容にフォーカスして、何が学べるか、どう成長できるのかを吟味した方が生産的でしょう。
そして、仕事能力を高めるために努力する、必死に仕事をして成果をあげることにエネルギーを費やした方がいいはずです。

この部分は、自分がコントロールできるところです。
この、自分でコントロールできるところに注力することが大事なのです。

関心のあることは、たくさんあるとは思います。
でも、その全てにおいて、自分が何かをできるわけではないと気づいた方がいい。

自分の影響力の及ぶ範囲は、そんなに広くありません。

だから、自分の影響力の及ぶ範囲、つまりコントロールできる部分にだけ、自分のエネルギーを注ぐようにしたいものです。

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ナザレ|社会保険労務士
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