「みんな、やってる」という言葉に弱い日本人
どうも、ナザレです。いつもお読みいただき、ありがとうございます!
最近、どうやったら人は動くのか考えることが多くなりました。
今年度に入って、さまざまな法改正がありました。
それを顧問先の企業へとご案内している中で、壁にぶち当たるわけです。
「いやー、それはできないよ」
「そんなん無理」
と、言われることがあるんです。
もちろん、それは一部の企業だけですが。
「できない」と言う経営者に、一体どういうアプローチをすればいいのか。
これが非常に悩ましいのです。
法改正に対応したら、リアルに倒産しそうな企業というものは確かにあります。
でも、自分の顧問先がそこまでヤバイ企業なのかというと、そうは思えないのですが、もしそこまでヤバイ企業だったら無理強いはできないわけです。
なので、たとえ法律違反であっても、企業が存続しているなら雇用も存続されるわけで、それなら対応できなくても仕方ないかという考え方もできます。
問題は、何となく「できない」「無理」と思っている企業です。
こういうことを言っている経営者の周囲には、同じように「できない」と言っている人が多いのでしょう。
「できない」「無理だよ」「何でこんなことやらなきゃならないんだ」という言葉をBGMのように周囲から浴びていたら、そりゃ「できない」という意識でいっぱいになってしまう。
こういう場合、私はこう言うようにしています。
「いやー、そうは言いますけど、皆さん、意外とやってますよ?」と。
日本人って、1人で始めるのは嫌だけど、みんな一斉に始めるなら良い、みたいなことはありませんか?
ありますよね?
日本人は、「みんな、やってる」と言う言葉に弱い。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」なんてことも言いますし。
なので、働き方改革だ!と政府やメディアが煽りに煽っていますが、これはこれで一定の効果があるのです。
何となく、「やらなきゃ!」という気がしてくる。
「俺のところも少しずつやり始めた」「あ、俺の会社もだよ」
なんて話を聞いたら、「ヤバイ、うちもやらなきゃ!」となってしまうのです。
決断を迫りたい時、でも今ひとつ殺し文句が見つからない時は、こう言ってください。
「みんな、やってるよ?」
働き方改革も、なんだかんだで、みんなやり始めてます。
何をやれば良いかわからないけど、わからないなりにやり始めています。
皆さんも、ぜひ始めてみてください。
みんな、やってますから。
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